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続・愛の交歓会

 いよいよ、八千代とりっくんの出番が来た。順番はジャンケンで決めたらしく、まずはりっくんから。  りっくんは、言葉では僕を気遣ってくれるのだが、気がつけば強引にマイペースに進めてゆく。それも頬を紅潮させ、嬉々として迫ってくるのだから断れない。 「ゆいぴ、そろそろ大丈夫?」  いつも通り気遣いながらも、横たわる僕に遠慮なく覆い被さり、顔の横に両手をついて迫ってくる。興奮しきった顔で上から覗かれ、恥ずかしさのあまり手繰り寄せた枕で顔を隠し頷く。  りっくんの反り勃ったモノの先を、僕の厭らしい穴にあてがわれると、きゅうっと勝手に吸い付いてしまう。 「可愛いアナがヒクついてるんだけど。これ、欲しいってことだよね? いいよ、挿れてあげる」 りっくんは、恥ずかしい事をわざわざ言葉にしてしまう。俄然、変態っぽさが増す。けれど、それにさえ興奮してしまう僕もまた、どうしようもない変態なのだろう。 「んんっ····あっ、そこ、コリコリぃ····当たって、気持ちイィ····」  先っぽを咥え込むと、カリを引っ掛け音を立てながら出し挿れする。ぐちゅっ、ぐぽっと恥ずかしい音が何度も何度も響く。 「やぁっ····りっくん、音立てないでぇ。恥ずかしいよ····」 「知ってる。けど、ゆいぴね、恥ずかしいとすっごく締まるんだよ?」  動きと共に音も激しくなる。恥ずかしいだとか、つまらない事を気にする余裕などなくなるほど、快感が次から次へと押し寄せる。そして無情にも「顔見せて」と、枕を取り上げられた。りっくんだって、充分ドSだと思うのだけれど。 「あー····、エロいね。そんな顔見せられたら、俺イッちゃいそう」  蕩けた瞳にハートが浮き上がっていそうな、尋常じゃないほどえっちな表情のりっくんに言われても困る。 「結人、俺のしゃぶってろ。あと、莉久の間抜け面より、お前の泣き顔が1番エロいからな」  また八千代は、僕の表情から心を読む。 「誰が、間抜け面だよっ」  りっくんは八千代に反抗しながら、意地悪な突き上げ方をする。 「やぁぁんっ······んぇっとね? りっくんも、八千代もぉっ、啓吾も朔もねぇ、僕のナカに居る時、すーっごくえっちな顔してるんだよ? んへへっ」 「ん゙っ······コイツ、ぽわぽわし過ぎだろ。どんだけイかせたらこうなんだよ」 「朔の所為でしっかりめにスイッチ入ってんじゃね?」 「だから休憩させたでしょ? ゆいぴのエロ情緒、不安定すぎだね。まぁ、それも可愛いんだけど」 「俺の所為なのか? すまねぇ」 「いやいや。ああなったのは朔の所為だけど、まぁ問題ないよ。結人はこうなっちゃうと可愛いさ増すだけから」 「そうなのか。まぁ、確かに可愛いな」 「マジで可愛さ振り切ってんな。俺も早く挿れてぇ。ほら結人、裏筋も····ん、それいいな。舌もっと動かせるか?」 「おっひぃはぁむぃ(おっきいから無理)····」 「ん゙っ····ったくコイツ····おい、莉久! はよ替われや」 「うるせぇな。もうちょい待ってよ」 「莉久って、結人以外にはちょっと口悪いのよな~」 「あぁ? ゆいぴ以外に優しくする必要ないでしょ」 「はぁ~、重症だねぇ」 「莉久はどっか悪いのか?」 「うん。頭がね、結人で侵されてんの」 「····ああ、そういう事か。病気じゃないなら良かった」 「朔は天然炸裂しっぱなしだね。結人とは別で癒されるわ」 「てめぇら、うるっせぇんだよ。くっちゃべんなら他所でやれ」 「いや、俺らに当たんなよな。ちんこ痛てぇのわかるけどよぉ····って場野、顔やっば。血管キレそうじゃん」 「チッ····」 「んぇ、ぁに()? ぷはぁっ····八千代、どしたの?」 「んぁ? ああ、んでもねぇよ」 (そっか。僕の事、もっと滅茶苦茶にしたいんだ····)  僕の口の中で、八千代Jrが朔並に大きくなっている。苦しさに対する恐怖と共に、抉られる快感と興奮した八千代の顔を想像してしまった。  八千代は時々、愛撫やピストンをしながら舌打ちをする事がある。  以前、勇者啓吾が理由を聞いて、僕たちは目を丸くした。優しくしたいのに、昂って加減がきかなくて、壊してしまいたくなる衝動を噛み殺しているんだとか。  少し怖いが、その表情の雄々しさに、目も心も奪われてしまう。が、口に突っ込まれている時は、喉奥を潰されるかもしれないという恐怖心が勝っていた。  しかしそんな事、頭がジンジン痺れている今の僕には、好奇心を擽る種にしかならない。喉を潰されたって、息ができなくたって、構わないとさえ思えた。 「八千代····あのね、喉····の奥まで、挿れていいよ」 「····は?」 「八千代のね、全部····根元までねぇ、食べたいの····」 「ゆいぴ、ずっるい····俺も今度、させてねっ」 「やんっ、りっくん強すぎ──んごっ、お゙っ····ぐゔっ、ぇ゙っ」  八千代は無遠慮に、喉奥まで一突きに来た。嗚咽すらあげる余裕もなく。  なぜ強請ったのか? 怖いもの見たさと言うか、単に、八千代がもっと欲しいと思ったからだ。  だが、こんなに苦しいとは思わなかった。あまりの苦しさに、欲しがった事を少し後悔した。みんな、今まで優しくしてくれていたんだと痛感する。 「お前、マジでドMだな。苦しいの気持ち良んだろ? ははっ。あんま締めすぎっと、莉久の千切れんぞ」 「ゆいぴ、マジで千切れそ····ちょ、緩めて····動きづら····つか、ナカ締まりすぎてイきそう。場野、加減っ」 「知るかよ。千切られとけっ····あぁっ。コイツ喉マンもやべぇな。結人、奥で出すからな。吐くなよ····うっ、んぁ····」 「ゆいぴ、俺もうイクね。ゆいぴも、イキっぱなしで辛いよね。イッ、くぅ····あぁっ」  2人とも、全く遠慮もなしに僕のナカに注ぎ込む。と同時に、朔と啓吾も僕のお腹にぶっかけてきた。いつからか、セルフで楽しんでいたらしい。 「んふぁ······待ってぇ、んっ、まだ、ビクッてしちゃう····んぅ······」 「んっ····結人、汚して悪ぃ」  朔が謝ってくれたが、その恍惚な表情だけで、僕はまた下半身を熱くしてしまう。 「大丈夫だよ、朔。でも、ゔぅ゙ー······皆、自由が過ぎるよ····」 「結人ねぇ、男子高校生の精力舐めてるでしょ。こんな可愛い生き物のやらしいトコ見てたら何発でも、朝まででもできるよ?」 「ん? ねぇ、僕も男子高校生なんだけど」 「そう····そう言やそうだったなぁ。でも、結人はまたちょっと違う次元の生き物なんだよ」 「何それぇ····」 「ゆいぴ、啓吾のバカは今に始まったことじゃないでしょ? はい、水飲んでね」 「ありがとう、りっくん」  八千代の精液が、喉に引っ掛かっているような感じがしていたのでありがたい。しかし、濃くてドロっとしたそれは、少量の水では流しきれていない気がする。  喉の奥で八千代の苦さを感じて、自分でも顔が緩んでいることを自覚する。ふと、頭上の八千代を見ると、まだ息が荒い。 「人をバカ呼ばわりするんじゃありません〜。つーかさぁ、冷房つけててもこんだけヤッてたら暑いな~」 「確かに、熱気が凄いな。場野なんて、湯気が出てるぞ」 「何言ってんの、朔····ん? わぁ····ホントだ。····そんなに? 八千代、どうしたの?」  僕の頬を両手で抑えたまま、顔を覗き込んでくる八千代。その、淫欲の治まらない雄々しい表情に、些か恐怖心が過ぎった。

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