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甘く激しい姫始め
あの流れでよく挿れる気になるなぁなんて感心していたが、受け入れる僕も僕だ。気を取り直して、姫始めを再開する。
八千代に背中を預けたまま朔と向かい合う。朔が遠慮がちにキスをしてくれた。なんだかぎこちない。
「今年初めてなんだな。意識したら緊張するな」
「えへへっ、僕もぉ」
「あー····俺さ、結人もだけど、朔にもこのままでいてほしいわ。2人見てるとさ、なんか癒されねぇ?」
「“小さい子が仲良し”みたいだからじゃない?」
「誰が小さい子だ。俺は大きい」
「僕も、高校生らよ? ひゃんっ」
後ろから、八千代がはむっと耳を食べた。
「外野なんか放っとけ。こっちに集中しろよ」
「んやぁぁっ、耳っ····あぁっ! 乳首抓っちゃらめぇっ」
「うぉ。すげぇ穴ヒクついてんな····」
「んっ、やらぁ····あんまり見ないれぇ」
朔が僕のナカに入ろうとした時、八千代が寸前で止めた。
「朔、アレ言わせてみたくねぇか?」
「アレ····? おぉ、そうだな。結人、俺にもアレやってくれ」
「アレ······あぁ····ふぁい」
八千代が僕の乳首を弄り続けている所為で、お尻がキュンキュンしてしまう。僕は、上手く力の入らない手で、お尻を拡げて見せる。
「朔のね、そのおっきぃおひんひん、このナカにくらしゃい」
(ぅ、わー····もう全然舌まわんないや······)
「これは、アレだな、マズイぞ。やべぇな。お前ら、よくこれ見て壊さずに終われたな」
「待って、朔怖いよぉ」
「大丈夫だ。壊しはしねぇ。····たぶん。大畠より優しく抱いてやる····つもりだ」
「ふはっ。どんだけ自信ねぇんだよ」
「だってお前、こんなエロいの見た事ねぇぞ」
「····んぇ? 朔、まだおちんちんくれないの? あっ、でも、壊さないでね?」
また僕が煽ってしまったのだろうか。一瞬、朔の目がスっと雰囲気を変えて、無言で僕を貫いた。
「あ゙っ、んぐぅ····かはっ····しゃく、ちゅぉ····ゔっ······」
八千代に抱えられていたからか、奥まで貫かれなかったのが幸いだ。
「朔、落ち着けって」
「場野、結人降ろせ。奥まで入んねぇ」
「へいへい。····マジで壊すなよ?」
「大丈夫だ。ちゃんと加減はする」
「ひぇっ、待っ、八千代? 降ろしちゃやらっ、僕壊されちゃう」
朔のキレっぷりに恐怖し、僕をベッドに寝かせて退こうとする八千代に縋りつく。しかし、朔が僕の耳を食べ、ドロッドロに甘い声で囁く。
「なぁ、俺に壊されんのは嫌なのか? 他の奴には壊していいつったのに。俺はダメなのか? 俺も、お前を壊してぇ。お前に壊してって言われてぇ」
「ひ、あぁぁん♡♡ こ、壊して♡ 朔のおっきぃので壊してぇ」
僕が言い終えるのが早いか、朔が奥を貫き抉った。
「ん゙お゙ぁぁぁっ!! らめぇ····そぇ、奥、もう、入んない····んぉ゙ぇ゙ぇぇぇ····ぅ゙ぶっ、お゙んっ、あ゙ぁっ、待っでぇ····死゙ぬ····はぁ゙っ、ん゙ぅ······」
容赦なく突き続ける朔。1周目····なんて事はもう、完全に忘れていた。
「さーく、加減できてねぇよ。それじゃ結人が朝までもたねぇよ?」
「悪い。結人の泣き顔見てたら止まんねぇ。もうちょっと、だから····結人、大丈夫か?」
「んっ、んぇ゙····らいじょーぅ······気持ちぃ、から、もぅ、どうなってもいいぉ····」
「ふっ····んじゃ、根元まで挿れんぞ」
朔は呆れたように笑い、恐ろしい事を口走った。
「んぇ!? じぇんぶ、挿ぇてなかったの!?」
「まだ、完勃ちしてる時は根元まで挿れたことねぇぞ。辛いかと思って」
「ふぇー····っ、わかった。僕が食べてあげぅ。じぇんぶ挿ぇて?」
「ちょ、結人大丈夫!?」
「らいじょぶ····僕、皆のお嫁さんらよ?」
「意味わかんねぇんだけど····」
「結人、本当にダメだったらアレ言ってくれよ」
ギリギリ残っている理性で言う。そんな余裕なんてないくせに、僕を一番に考えてくれる優しい朔。
朔の昂ったえっちな目をまっすぐ見つめて、僕は“おいで”って気持ちを込めて想いを放つ。
「ん。朔、好きぃ」
僕の脚を掴む手にギュッと力が入り、ついに初めて到達する所まで入ってきた。想像を絶する衝撃と快感が、これまで味わったことのない絶頂へと誘う。
「んぎゅぅっ····ぐぅ····かはぁっ····あ····ぅ、え゙ぇ゙ぇぇぇっ」
奥に留まる快感が抜けず、身体が反ってしまう。すると、おちんちんはさらに奥へと押し込まれ、頭が真っ白になってしまった。
「朔、やべぇ。結人白目剥いてんぞ。一旦抜け」
「ん······んぉっ、すげっ」
「ひぅっ、にゃあ゙ぁ゙ぁぁぁぁ!!!」
ずるるるっと引っこ抜かれ、内蔵が全部出たかと思った。もうおちんちんは入っていないし、何もされていないのに、身体が痙攣してイクのが止まらない。
「結人、息できる?」
啓吾が僕の頭を押さえ、優しくて舌を絡めるだけのキスをする。ぴちゃぴちゃとやらしい音が脳に響く。薄れていた意識の中で、漏れる吐息の熱さを感じた。
次第に身体が落ち着き、啓吾とのキスに集中できるようになった。
「んっ、はぁ····。啓吾、もう大丈夫」
「ん。良かった····。結人、あんな状態の朔煽ったらダメだろ? 前言ったじゃん。朔の根元までとか、どんな勇者だよ」
「朔が根元まれ挿れてないの、知ってたの?」
「こっちサイドは皆知ってるよ。いっつも見てるかんね」
「そっかぁ····。って、朔? ろしたの?」
朔が見るからに焦っている。慌てふためいていると言うのが正しいだろうか。
「や、お前、大丈夫か? 死にかけてなかった? 無理してたんじゃないのか?」
「大丈夫らよ。気持ち良過ぎたらけらか──いてっ」
啓吾におデコをピンッと弾かれた。
「大丈夫じゃねぇだろ? イキ過ぎて息できなくなってたじゃん。そういうのは大丈夫って言わないの!」
啓吾が真剣に怒っている。本当に焦らせてしまったみたいだ。りっくんと八千代も、気が動転していたのが窺える。
「ごめんなしゃい····」
「いや、悪いのは俺だ。加減できなかった」
「そうね。朔もダメだよ? 周りが焦るようなえっちはダメだかんね」
「あぁ。マジで気ぃつける。わりぃ····」
「結人、莉久見てみ。焦ってんのに興奮して情緒がパニクってやんの」
啓吾に言われてりっくんをよく見ると、アソコはギンギンに勃っているのに、顔面蒼白で身構えている。どう動こうか迷い、啓吾に先を越されて動けなかったといったところだろうか。
「りっくん····? ビックリさせちゃってごめんね? 八千代も、落ち着いてね?」
八千代は朔に飛びかかろうとしたのか、仁王立ちのまま腕を組んでいて怖い。全裸にパーカーを羽織ってのそれだから、ヤバい人感が半端ない。
「ちょっとマジでさ、結人の煽り癖直さねぇ? 俺自身も含めてな、いつか滅茶苦茶ヤっちゃいそうで心配だわ」
「そうだね。耐性ある俺らでこんなだもんね。ゆいぴが無意識で知らない奴相手に煽ったら、即犯されそうで怖いよ····」
「僕、そんなに煽ってるの?」
「これは前途多難だな····。結人に、どうやって自覚持たせるかが最難関課題だぞ」
「いや、コイツに自覚させるとか無理だろ」
4人は僕の顔を見て、唸りながら悩む。数分悩んで、朔が口を開いた。
「ヤりながら教えんのが早いんじゃねぇか?」
「んー、そうねぇ。そう····やっぱ無理ゲーな気がしてきた」
「俺も。ゆいぴに自覚持たせるとか、場野に慈悲深くなれって言うくらい無理な気がするね」
「お前、さりげにディスってんじゃねぇぞ」
「とりあえず、続きしていいか? 中途半端で気持ち悪ぃ。結人、身体は大丈夫か?」
「うん。大丈夫らよ」
「絶対無茶すんなよ?」
啓吾に再三注意をされ、落ち着いてえっちを再開する。
「お前が煽ったら教えるから、ワザとじゃなかったら後で反省な。ワザとだったらお仕置な」
お仕置という言葉に、少し下半身が反応してしまった。どんなお仕置をされるのだろう。
「······はい。僕、黙ってたらいいのかな?」
「······そうだな。お前、ヤってる間は何言っても殆ど煽ってくるからな」
「わかった。静かにしてるね!」
僕が意気込むと、朔は大きな溜め息を吐いた。お腹の前で握り締めた僕の両拳を、優しくそっと包んでこう言った。
「こういう仕草もな、可愛すぎるぞ。普段はいいけど、ヤってる最中は気をつけてくれ」
「えっ、これもダメなの? ····僕、モウ何モデキナイ」
あれもこれも制限され、パニックになってしまった。僕に残されたのは、ひたすら喘ぐことだけだ。
「ふはっ。何もしなくていいぞ。いや、何もできねぇくらい甘く抱き潰してやるからな」
僕を膝に乗せ、ギュッと抱き締めて耳元で囁いた。
「よ、よろしくお願いします」
さっきまでとはまるで別人のように、壊れ物を扱うように優しく触れてくれる。ひとつひとつ、僕の反応を確かめながら愛撫して、奥をこじ開けるのもゆっくり焦らしながら挿れる。
「奥、辛くねぇか? 苦しくねぇか?」
「大丈夫····気持ちぃ····あぁっ、ぐぽぐぽ、気持ちぃ」
「良かった。こっからどうされたい? 強く突くか? このままグリグリ抉っててやろうか?」
「グリグリ····抉って····奥、押し上げるのしゅきぃ」
朔は僕の要望に応え、奥に押し込んだままグイグイ押し上げる。さっきの苦しさが無いということは、根元まで挿れていないのだろう。
「根元まで、ひぁっ、挿れなくていいの? んぅっ····ちゃんと、気持ちぃ?」
「根元までは、結人が大きくなるまでもう挿れねぇ。大丈夫だ。全部挿れなくても気持ち良いぞ。結人のナカってだけで気持ち良いからな」
「なっ、もっ、ばかぁ·····」
あまりにも恥ずかしい事を言うものだから、顔がとても熱くなってしまった。
「ねぇ、イチャついてるとこ悪いんだけどさ、俺もう限界。ゆいぴ、口でシて?」
朔が僕のナカにいる時は、口を使わないのが暗黙のルールみたいになっていた。けれど、待ちきれない時は申し訳なさそうにしながらも、結局口に突っ込んでくる。
「朔····りっくんの、口でするからね、後ろからシて?」
「わかった」
朔は抜かずに、僕を半回転させた。
「ひあぁっ!? やぁっ、ナカぐるんって····凄い擦れるぅ」
「うぉっ····あんま締めんな。ちんこ捻じ切れる」
「あははっ。ゆいぴ、こんだけヤってんのに締まり良すぎるもんね。にしても、ゆいぴホントすぐイクね。可愛いなぁ」
「だってぇ、気持ち良いんらもん····。それにね、りっくんの食べるんだって思ったら、お腹の奥がね、キュンてしたから──」
「はい、ストップ。それかなり煽ってるよ。ゆいぴの口からそんな事言われたら、容赦なく喉奥突っ込んじゃうからね」
「んぅ? 喉、奥····全部挿れてm······これかぁ」
「わかった? ゆいぴはシー····ね?」
りっくんは、人差し指で僕を黙らせた。何それ、ハチャメチャにカッコ良すぎるよ。鼓動がどこまでも疾 る。
「お口、あーん」
「んぁー····んふぅっ、ぇあ····ぅ、んぇっ」
「舌動かせる?」
「ぅぃ ····」
「そっか。あー、ちっちゃいお口に入ってんの壮観だなぁ。一生懸命しゃぶってくれてるだけで幸せ」
「んはぁ····僕の口、気持ちぃ?」
「ん゙っ、気持ちぃよ。裏筋とカリと舐めて」
「ん····いっうん 、うぁういふぃあね 」
「喋っ、りながらすんのダメ。亀頭責めすぎね」
「んんっ····ほぉ ?」
りっくんが気持ち良さそうにしてくれたので、どんどん亀頭を責めてみようと思った。亀頭をぺろぺろと速く舐めてみたり、吸いながら舐めたりしてみた。
「んあっ····ちょっ、どこでそんなの覚えたの!?」
りっくんが僕の頭を押さえ、おちんちんを抜いてしまった。
「え····、啓吾がこれ気持ち良いからって····。良くなかった?」
「また啓吾かよ。ハァ····。すんっごい気持ち良かった。急にするから、イッちゃうかと思って焦った」
「えへへっ、やったぁ。ひあっ」
「そっちでばっか楽しむなよな。俺が挿れてるんだぞ」
朔がヤキモチを妬いてしまった。少しむくれた顔が可愛い。
「莉久、もう終わるから待ってろ。こっちに集中させてぇ」
「はいはーい。邪魔して悪かったねぇ」
朔は、僕をまたひっくり返すと、腰をがっしりと持って浮かせた。お腹がボコっと出るくらい、突かれている所がわかるようにズンズン奥を突き上げた。
「んぇ゙····ゔぶっ、へぁっ、おぇぇ」
「もう吐くもんねぇな。後で、しっかり水飲ませてやるからな」
「ふぁっ、ンッ····あぃあと ····ちゅうして、飲ませてねぇ」
「ん゙っ····わかった。イクぞ····結人、奥で出すぞっ」
「ん、ひやあぁっ、奥っ、あちゅい····ドクドクしてぅ····あちゅいのいっぱい入っくゅぅ」
出し終えた朔が、放心状態で『すげぇ搾り取られた』とか言っていた。そして、改めて僕の悪癖を思い知って言った。
「······お前、本当に煽ってる自覚ねぇんだな」
「結人にそんなんあったら、俺らこんな気ぃ揉んでねぇって。でもさぁ、これ言わなくなっても寂しくね?」
「確かにな。煽られんのは厄介だけど、何も言わなくなるのも嫌だな」
「だろ? だったらもう、俺らが守り堅めるほうが早いし確実じゃね?」
みんなは真面目に話しているけど、失礼過ぎやしないだろうか。けれどそんな事よりも、誰かとくっついていないと寂しい。
「次、りっくんでしょ? きてぇ」
「ねぇ····。ゆいぴ今日さ、甘酒以外に何か飲んだ?」
「飲んれないよ。でもね、お風呂上がった時にね、甘酒残ってたの冷めてたからぁ、じぇんぶ飲んら」
「甘酒ってマジで酔うっけ? 」
「弱い人は酔う····んじゃない?」
そう言って、りっくんはスマホで何かを調べ始めた。
「原料によって、酔うのと酔わないのがあるみたい。体質にもよるらしいけど····。ゆいぴ、そんなにお酒弱いの?」
「気化したアルコールで酔うくらいだもんな。はぁ····。結人には不安要素しかねぇな。俺ら、将来SPとか目指したら良くない?」
「はは····。啓吾、シャレになんないって」
「僕、酔ってないよ? 皆、しゅごい失礼だね」
「これだもんな~。とりあえず莉久、さっさと犯しちゃえば?」
「だねぇ。もう考えんの馬鹿らしくなってきた」
「尽きねぇ心配するより、今は結人から目離さねぇようにするしかねぇな。それしかできねぇだろ」
「そうだな。はなっから、コイツに危機感持てっつーほうが無謀なんだよな。んっとに守り甲斐あるわ」
「場野、結人にはホンッッットゲロ甘だな。俺、たまに場野が二重人格なんかと思うんだけど」
「あ? うるせぇわ」
八千代が照れている。僕にだけ特別に甘い事を、あまり自覚していなかったのだろう。その特別に、僕がどれほどの愛情を感じているか、今度八千代に話したいな。
なんて思っていたら、りっくんのスイッチが入っていた。
「ゆいぴ、俺にもお強請りできるよね? 今だけ全力で煽っていいよ」
瞳にハートを浮かべるりっくんは、とんでもない病みっぷりを発揮する。どこでスイッチが入ったのか分からないが、とりあえず目が怖い。強請って大丈夫なのだろうか。
例の如く、お強請りをお強請りされたわけだが。りっくんのリクエストで、四つ這いでお尻を向ける。上体はベッドに落ち、お尻を突き上げて両手で穴を拡げる。体勢的に、これが今までで一番恥ずかしい気がする。
そして、ここでりっくんを見つめながら、挿れてもらえるように決め台詞的な事を言うんだ。
「ここね、えっと、僕のえっちな穴にね、りっくんの硬くておっきぃおちんちん挿ぇて?」
「ここ? ここ何て言うの?」
りっくんは、アナルにおちんちんをあてがって、ぬちょぬちょと滑らせる。
「ア····アニャル」
「ふふっ。ゆいぴの口からそんな言葉出るの堪んないなぁ。で、挿れたらどうしてほしい? ゆいぴのシてほしいようにシてあげるよ」
亀頭を出し挿れし、ぬちゅぬちゅと音を立てて、僕の口から言うのを待っている。
「コリコリの、ちょっと奥····んんっ····グイグイされるのしゅきぃ」
「ん? ここ? あー、すっごい締まるね。気持ちぃんだ?」
「んっ、ふあぁっ、気持ちぃ····でね、ちょっとずつ、奥に進んれ、奥の入り口ね、開かないように押されるのも、好きぃ」
「これだよね。知ってる。んで、ここ擦ったら、噴いちゃうんだよねぇ」
「いあぁぁぁっ!! 出ちゃっ、やぁっ、待っ、止まん、ないよぉ····」
「止まんないねぇ。潮出なくなるまで、ここ擦っててあげるね」
それから暫く、本当に噴く勢いが弱まるまで、ピンポイントで擦られ続けた。声も潮も枯れてきた頃、朔がまた口移しで水を飲ませてくれて、潮吹き第2ラウンドが始まった。
水を飲んだって、潤うのは喉だけで潮は補充されないと思う。案の定、差程噴く勢いは戻らない。
「りっくん····も゙っ、噴けにゃい····出にゃい······」
既にヘロヘロで、喋るのも精一杯だ。
「そっかぁ。んじゃ、次で最後ね。奥抜いてブチ撒けてほしい? 抜かないで、奥のお口ちょとだけ押し開けて注ぐだけにしてほしい?」
耳元でなんて事を聞くんだ。甘ったるい声で、甘ったるい喋り方をして。そんなの、より苦しそうな方を選んでしまうじゃないか。
「ひぅっ····抜いてっ、奥抜いてぇ····奥でいっぱい、おちんちんドクドクって、ビューってして····あちゅいのビューってしてぇ」
「っはは。自分が何言ってるかわかってんの? ハァ····、いいよ。奥ぶち抜いて、ビューって出してあげるね」
「あっ、ん゙あ゙ぁ゙ぁっ······おちんちん、ドクンドクンてしてぅ······ふぁぁ····じぇんぶ飲めたぁ」
「はぁぁぁ······。すーっげぇ出たぁ」
「結局さ、莉久が一番長ぇんだよな」
啓吾が呆れて言った。少し休憩を挟んで、朝方まで順々に僕のナカを堪能してくれた。
気がつけば、口や手も使いたい放題で、皆が僕の全身を愛してくれた。他に何も考えられないくらい、僕も皆を求めた。皆がそれに応えてくれる。
この時の僕は『1年の始まりから幸せ過ぎるな』なんて甘い事を考えていた。
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