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まだ一夜目
気が張っている所為か、いつもよりも早いペースで沢山イッて、ふわふわ気持ち良くてウトウトしていた。すると、りっくんにおヘソを舐められて目が覚めた。
「んわぁっ····え、何!?」
「ん〜? 可愛いおヘソ舐めた」
「おヘソに可愛いも何もないでしょ、もう····。りっくん、早くナカに来てよぉ」
「ゆいぴ、寝ぼけて声出さないでね。ま、口は塞いじゃうけど」
りっくんは予告通り、ずっとキスで口を塞ぎながら突き続けた。そんな状態で寝られるわけがないし、上手い具合に声も出せない。
「んっ····んはぁ、ふぅっ····今日のりっくん、優しい····」
「俺、いつも優しくない?」
「えっちの時はねぇ、優しいけど意地悪だし、愛されてるのはわかるけど病んでるし、どこまでも変態なの。容赦なく、りっくんのペースだしね」
「俺そんななの? うわー····マジでかぁ。でも、そんな俺も、俺とのえっちも大好きなんでしょ?」
「ふぁぁっ····なんで皆、えっちな事、んっ··わざわざ耳元で言うのぉ? イッちゃうでしょぉ····」
「イかせる為に決まってんだろ? ····あはっ。この口調好きなの? お尻、きゅうきゅう締め付けてくるよ?」
「いちゅもと、違うからぁ····ドキドキしちゃうのぉ····も、やらぁ······」
急に恥ずかしくなって、両手で顔を覆い隠した。だが、呆気なくその両手を、頭上で押さえつけられてしまった。
「あはは。顔隠さないでよ。あ、またお尻イッたね。やっぱ拘束されんの好きなんだ。ナカ、凄いうねってるよ」
「んっ、もぉ、声我慢できない····。身体、力入んないぃ····」
「限界? じゃぁ、俺もそろそろイクね。口、もっかい塞ぐよ」
今度は手で、僕の口を押さえた。両手も押さえられたまま。無理矢理犯されているみたいで、胸の高鳴りが加速してしまう。恐怖····ではない。
「ゆいぴ、締めすぎ····。何? これそんな興奮すんの? ヤバッ、奥に出すよ······んっ····」
「ふぅん゙ん゙ん゙っ!!」
「ハァ······。ゆいぴ、レイプ願望とかあったりする? 締まりヤバかったんだけど」
「わ、わかんないけど、すごくドキドキした····。抵抗できない感じとか、無理矢理な感じとか····。はぁ····僕、ただの変態じゃない····?」
「結人はドMなだけだよ。俺らの性癖に比べりゃマシだし、そういう風に開発してってんの俺らだかんね。なんも問題ないよ。むしろ順調」
啓吾が何を言っているのか、よく分からない。何が順調なのだろうか。
「よし。次は俺が犯してやるからな」
「朔····、わぁ····おっきすぎない? さっきよりおっきぃよ····」
(いつも思うけど、アレ入るのかな?)
「ふっ····。すげぇ興奮してる」
今日の朔は唯々えっちに見える。昂った雄の表情を抑えようともしない。けれど、いつもの目が座った感じとは違う。
「それ····入る? 大丈夫?」
長さよりも、太さがいつにも増している。
「こんだけ解れてたら入んだろ。それに、結人は飲み込んでくれんだろ?」
「ふぇっ··んぁっ····じぇんぶ、飲み込むよ。んっ、はぁっ····おっき····んむっ」
なんとか亀頭がずっぽり入ったところで、朔が僕の口を塞いだ。大きな手で口を覆われ、荒い息で耳に熱を持たせながら奥まで貫いた。
「ふっ、ん゙ん゙ん゙っっっ!!!」
「結人、声もうちょい我慢な。お前の好きな奥、ぐぽぐぽしてやるから。吐きそうだったらタップしてくれ」
「ん、ふぅっ····」
「朔、今日は奥マズいんじゃね? お前ので抜いたら、結人噴きまくんじゃん」
「だからタオル敷いてんだろ。あぁ、タオルもう1枚くれ。これで結人のちんこ押さえてたら、そこそこ噴かせても大丈夫だろ」
「あんだけ落ち着けって言ってたくせに····。つぅか俺ら、帰りの荷物ヤバそうだな····」
啓吾が別角度からの心配をしている。そんな事など他所目に、朔は僕のおちんちんをタオルで覆い、遠慮なく奥をぐぽぐぽし始めた。
「ふっ、ん゙ぅっ、ゔぅ゙····」
次第に息が上手く出来なくなって、酸欠でクラクラしてきた。多量の潮を吸ったタオルが重くなってきている。意識が飛びそうになり、タップして知らせようとした時だった。
啓吾のスマホが鳴った。朔は一時停止して、全員がスマホを凝視する。
「あ、冬真 からだ。やべぇな。アイツ、隣の部屋だよな····」
「冬真って····神谷 か。出んのか? 結人、声我慢できるか?」
「いやいや朔、待ってあげなよ」
「とりあえず出るよ? 静かにしててね〜」
心の準備もできていないうちに、啓吾が電話に出てしまった。
「はいはーい。どったの? ····え? あぁ、ごめんごめん。そんなに聞こえんの? あ〜····結人に筋トレさせてんだよ。······あははっ、中学生かよ。枕投げとかしねぇわ」
「結人、そのまま起き上がれるか? 腹に力入れて俺の方に····」
なんて、朔が本当に筋トレをしているような指示を出してきた。お尻に突っ込まれたまま、腹筋して抱きつけということか。できるわけないじゃないか!!
「ふぅっ····朔····も、無理····お腹力入んないよ····んはぁっ」
一応頑張ってみたが、布団から僅かに肩が浮いた程度だった。
「ふはっ。全然できないな」
「大畠、もう切れ」
八千代が、啓吾に耳打ちをした。
「煩くしてごめんな。もう静かにすっから。そんじゃ、おやすみ〜」
「おい、朔。結人の声ワザと聞かせてんじゃねぇぞ」
「悪い。ぽい事した方がいいかと思って····。にしても、結人は腹筋ゼロなのか? すげぇプルプルしてたな」
「ゼロじゃないよ! こんな状態でできるわけないでしょぉ····僕だって、そのうち····腹筋バキバキに····ふぁぁっ····」
僕が夢みたいな理想を口にしていると、朔がゆっくりと抉るように奥へと入ってきた。そして、口を塞いで再び奥を貫く。
「ん゙ぅ゙っ····ぅ······」
「声、我慢できて偉いな」
朔は、声の代わりに溢れた涙をキスで拭う。朔が原因なのだけどと思いながらも、褒められると素直に嬉しい。
僕の涙でしょっぱくなった唇で、朔は食むようにキスをしてくる。息もできないほど激しく舌を絡めると、腰を引いて入り口を執拗にこすり始めた。
イキすぎて苦しくなり、ここでようやくタップで知らせる。
「んっ····結人、明日の朝もセックスできたらいいな。頑張って早起きしような」
「んぅっ、じゃぁ、もっ、寝ないと····はぁぁっ··んっ······」
「そうか。それなら、そろそろイクぞ。奥抜かないで出すから、声我慢できるな?」
「んっ、頑張ぅ····」
僕は自分の指を噛み、そこへ快感を逃がすようにした。なんとか声を抑え、朔の長い射精を耐え抜いた。
そこで、僕の記憶は途切れた。
目を覚ますと、外はまだ暗かった。後ろには朔が居て、僕を抱き締めて眠っている。寝息が首にかかってこそばゆい。
そして、僕は啓吾の頭を抱え、啓吾は僕の胸に埋もれて眠っている。苦しくないのだろうか。
啓吾の子供のような寝顔を見ていると、胸がギュッと締め付けられたような気持ちになり、思わず頭を撫でてしまった。
「ん····ぁに?」
「あ、ごめんね。起こしちゃった?」
僕は小声で啓吾に謝った。
「んー····大丈夫。気持ちぃからもっと撫でてて······」
寝惚けていただけなのか、啓吾はすぐに眠りについた。なんだか、とても愛おしくなって、啓吾の頬を指で撫でる。時々声を漏らすが起きはしない。可愛くて、すごく大切で、守ってあげたくなる寝顔だ。
「大畠は、家庭環境が複雑みたいだな」
朔が囁くように言った。
「あ、朔も起こしちゃった? ごめんね」
「いや、大丈夫だ。なんだろうな。大畠見てると、愛情に飢えてるのに、上辺だけの愛情でいいって感じがするんだ。よくわかんねぇけど、寂しそうだって思っちまう。大畠はウザがるかもしんねぇけどな」
「それは僕も思ってた。どこに行ってもムードメーカーなのに、啓吾はいつまでも寂しそうなの。だからね、僕がもっと啓吾の心に寄り添えたら、嫌な気持ちとかも和らぐのかなって思うんだ。って、勝手に思ってるだけで、啓吾の本心はわかんないんだけどね」
「それでいいんじゃねぇか? お前が大畠の為にしてやりたいと思う事を、お前が思うようにしてやればいいと思う。そんで大畠に、寂しくないだろって胸張って言ってやれよ」
「えへへ。そうする。絶対、啓吾に寂しい思いさせないんだぁ」
「おい、俺にも寂しい思いさせんなよ」
「させないよ。僕は皆のモノだから。ずっと皆と一緒に居るって決めたんだから。朔こそ、僕に寂しい思いさせないでね?」
「ははっ。誰がお前に寂しい思いなんかさせんだよ。絶対に、お前に辛い涙は流させねぇからな」
フワッと頭を撫でる手の温もりが、朔の紡ぐ甘い言葉が、再び僕を眠りに誘うほど心地良かった。
早朝、5時過ぎ。既に、僕のナカには朔が居る。大きくて熱い。動かないで、おちんちんを自在にビクビクさせるだけ。その存在だけが、僕のナカで確かに息づいている。
「朔、なんで動かないの?」
「まだ皆寝てんだろ。大畠が起きちまうし、声出してもダメだからな。せっかくだから、お前んナカ堪能してる」
「ふぁぁ····耳に、声流し込むのだめぇ」
「しーっ····。大畠の頭絞めすぎんなよ。誰かが起きるまでこのままな」
「ふぇ? 嘘でしょ?」
「嘘じゃねぇ。けど、起床時間前にはちゃんとイかせてやるし、俺もイクから」
起床時間は6時。誰も起きなかったら、あと数十分このままという事じゃないか。焦れったいし、お尻がなんだかもどかしい。
5時半頃、僕がもじもじしていた所為で啓吾が目を覚ました。
「んん······結人、おはよ」
「ん、啓吾····おはよぉ」
「朝から色っぽい声出してんなぁ····ん? 朔も起きてんの? て事は····あはは。お盛んだねぇ」
啓吾は、僕のお尻に朔のが入っていることを確認して言った。
「おまっ、大畠····俺のちんこ撫でんな。おい、やめろ。くっ····指挿れんな」
朔のがみっちり入っているのに、啓吾が指を挿れてきた。朔は、圧迫感で苦しそうだ。勿論、僕はもっと苦しい。
「んっ、ふぁぁ····お尻、苦し······啓吾のおちんちんは? 起きてる?」
「朝だからねぇ。なに、しゃぶりたいの?」
「ん、しゃぶりたい····」
「あはっ。えろー····」
啓吾はまだ、意識がぼんやりとしているようだ。目が開ききっていない。
もぞもぞ布団から出て僕に咥えさせると、啓吾の身体は素直に刺激に反応した。
「うぉっ····気持ちぃな」
「んふぅ····へーほほ 、ほぃひぃ 」
一生懸命、啓吾の好きな所を舐めて、いつも求められる流れで吸って、啓吾の感じている顔を見て僕も感じる。
「あー、やべ。こんなんすぐ出るわ。結人ぉ、イクよ」
快感に浸っている啓吾が、僕の頭を掴んだ。
「待て、大畠。場野ん家じゃねぇからな」
「あ、そうだった。あはは····あっぶねぇ」
一体、何をするつもりだったのだろう。朔は、何を察したのだろうか。
「んっ、ふぅぅっ····」
啓吾が、吐かない程度に僕の口を使ってイク。それから朔も、僕の体力を鑑みつつ時間を見て、僕の腰が抜けない程度で終えてくれた。
起床時間までに後処理まで終えてくれて、僕は八千代とりっくんを起こす役を担った。
「八千代、おはよ」
「ん····、おはよ」
八千代は僕を抱き込んで、濃厚な目覚めのキスをした。さり気なく服に手を入れて、乳首を弄り始める。
「やぁっ····八千代、ダメだよ。時間ないの」
「何時?」
「5時50分だよ。もうすぐ起床時間だからね」
「んじゃ1発くらいできんだろ。すぐ終わらせっから」
そう言って、すぐイッたことなんてないくせに。
「だーめっ。いつもそう言って長いんだから。6時半から朝ご飯だよ? 間に合わないでしょ」
「お前····飯がかかると流されねぇのな」
「そ、そういう訳じゃないもん····」
「結人、莉久も起こしてやってくれ。蹴っても起きねぇ」
「えぇ····蹴られても起きないの? ホントねぼすけだなぁ。りっくん、起きて。朝だよ。りっ──わぁっ」
りっくんもまた、僕を布団に引き入れる。ギュッと抱き締めて、お尻をまさぐってくる。
「ひあぁっ····りっくん、ダメ。起きて?」
「おはようのキスしてくれたら起きれそう····」
「もう····」
僕はりっくんの顔を包み、そっとキスをした。離れようとしたら後頭部を掴まれて、激しいキスに切り替えられる。深く絡め合う舌を離してくれない。
「んっ、ふぅ····んはぁ····りっくん、ご飯····」
「あはは。お腹空いたの? キスよりご飯なんて、酷いなぁ」
「そ、そうじゃないけど····、時間決められてるんだから、遅れちゃダメでしょ」
「ゆいぴは真面目だねぇ。そういうトコも好きだよ。準備してくるね」
八千代とりっくんの支度を待って、揃って食堂に向かう。みんな普通のジャージなのに、なんでキラキラしてカッコいいんだろう。
食堂に着くと、後ろから冬真くん達が来た。
「おはよ。武居、筋肉ついた? って1日じゃムリか」
冬真くんが僕の二の腕を軽く握って言った。
「ほっそ。しっかり食ってから鍛えろよ〜」
「あ、冬真くん、おは、え? うん。頑張るね····」
冬真くんは、嵐のように去っていった。
「ん? 今、冬真と喋ってた?」
「うん。腕掴んで、しっかり鍛えろよって言って行っちゃった」
「相変わらず嵐みたいなヤツだな」
「ホント一瞬だったよ。びっくりしたぁ」
冬真くんは1年生の時クラスが同じで、時々話しかけてくれた人。啓吾と同じ中学だったらしく、仲も良かったらしい。
「アイツ、普通に結人の腕掴んで行ったぞ。なんなんだ」
僕の隣に居た朔が、冬真くんのマイペースさに圧倒されて反応できずにいた。
「ゆいぴ、アイツと仲良いの? 下の名前で呼んでんの珍しいよね」
「あぁ····。1年生の時にね、クラスが同じだったんだけど──」
***
入学して間もない頃。
りっくんとはクラスが違った。知らない人ばかりで僕は、友達も上手く作れないでいた。
クラスで話せる人が居なくて、時々遊びに来てくれるりっくんとばかり話していた。そんな僕に声をかけてくれたのが、冬真くんだった。
「武居? お前、いっつも1人じゃん。俺と喋ろっか」
移動教室の時、1人で教室を出たら声を掛けられた。この時、同じクラスなのは知っていたが、名前をまだ覚えていなかった。
「えっと、ごめんね。誰?」
「ひっど〜。俺ね、神谷冬真。冬真でいいよ」
「よろしくね、冬真くん。あれ? いつも一緒の人たちは?」
「なんだ、俺の事知ってんじゃん。アイツらはいいよ。別に仲良いわけじゃないから」
「そうなの? でも、一緒に居るでしょ?」
「なんとなくな。俺は武居と話したいから話しに来たんだけど、嫌だった?」
「嫌じゃないよ! まだクラスに友達いなかったから、凄く嬉しい」
「そっか。そんじゃ、とりあえず行こっか。次美術だろ? だりぃな〜」
「美術好きで選択したんじゃないの?」
「他より課題が少ないって先輩に聞いてたからさ。けど····俺描くの苦手なんだよなぁ。武居は? なんで美術にしたの?」
「僕は描くのが好きだから。苦手なのに、よく選択したね」
「ミスったと思ってるよ、マジで。そうだ! 描くコツとかあったら教えてよ。今描いてんのも、小学生の落書きみたいだって言われてんの。酷くねぇ?」
「でも僕、教えられるほど得意じゃないよ? ただ好きってだけで····」
「いいよいいよ。どんな事に気ぃつけて描いてるとか、どこ見て描いてるとか、なんでもいいからさ。俺もうバカにされんの悔しくってさ〜。お願い!!」
押しの強い人だな。と言うのが冬真くんの第一印象だった。
この後、少しだけ絵の事で話したくらいで、普段冬真くんは他の人と居ることの方が多かった。僕はその輪に入れなかったが、時々冬真くんから声を掛けてくれていた。
本当にその程度だ。特別、仲が良かったというわけではない。
***
「へぇ〜····。冬真が自分から声掛けんの珍しいな。アイツ中学ん時はさ、周りに人多かったけど自分から行く感じじゃなかったんだよな。俺と違って、ただ来るもの拒まずってタイプ」
「そうなんだ。あ、でもね、僕もそんなにめちゃくちゃ仲良かったって訳じゃないんだよ。名前呼びなのも、そう呼んでって言われたからだし。向こうは僕の事名前で呼ばないでしょ?」
「そうだね。でもやっぱ妬けるなぁ。俺の知らないとこで仲良い人が居んのはやだ。ゆいぴの全部知ってたい」
「出たよ。莉久、面倒臭いメンヘラ彼女みたいだぞ。キモい」
「キモいって言うなよ。んで、席どこなの?」
「お前はいい加減、自分の班に戻れ。俺たちはこっちだ。結人は真ん中な」
りっくんは渋々自分の班に戻っていった。僕たちは朔に案内され、指定の席に向かう。
僕は朔の隣に座る。向かいに啓吾と八千代が座ったのだが、どうも席順に不満らしい。
「何この並び。なんで俺が結人の隣じゃねぇの?」
「八千代、子供みたいな事言わないでよ····。この後、バスは八千代の隣でしょ?」
「俺が班長として責任持って、バランス良く結人を割り振ったんだからな。文句言うなよな」
「朔、めっちゃ頭抱えてたもんな。場野が文句ばっか言うから」
「あ? 言ってねぇよ。ガキか」
「まぁまぁ····。あっ、ほらご飯取りに行っていいって。早く行こうよ」
朝食はバイキング形式なので、好きなだけ食べられる。けど、今日も京都で食べ歩きをメインに朔が予定を組んでくれたから、食べ過ぎには注意だ。
と思っていたのだが····。啓吾がバカみたいに盛ってきて、食べきれなかった分を食べてあげた。おかげで、僕までお腹いっぱいになってしまった。けど、バカだなぁって笑い合って楽しかったからヨシとしよう。
さぁ、着替えたら京都へ出発だ。
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