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幼馴染って怖い

 八千代が僕のナカに収まりきらない。完勃ちしているのだろうか。それとも、僕が吐かないように加減してくれているのだろうか。 「八千代(やちぉ)、おちんちんおっき····んはぁっ····全部(じぇんぶ)挿れれにゃい?」 「まぁ····こんだけ勃ってたら全部挿れっと吐くだろ。つぅかお前、俺の名前呼べてねぇのクソ可愛いな。“やちぉ”じゃねーよ、“八千代”だ」  答えは、両方だった。そして、僕にだけ呼ばせる名前が特別だと教えられる。 「ちゃんとね、呼んれるちゅもりなんらよ? んぅ、八千代(やちぉ)前立腺(じぇんりちゅしぇん)(ちゅぶ)れぢゃうぅっ」 「ははっ、言えてねぇって。可愛いからいいけどな。ほら、前立腺潰されてイけ」 「んぉ゙っ♡ あ゙ぁ゙っ····」  りっくんや啓吾とは違い、同じ所をしつこく責めたりしない八千代は、イイ所をあちこち刺激してくる。そして、一突き一突きが重く、突かれる度にイッてしまう。 「そろそろ出すぞ。アレやれ」  アレ······大好きホールドか。どうやらハマったらしい。だから向かい合ってシたがるのか。これは、暫く後ろからシてもらえないかもしれないな。 「ふぁぃ····八千代(やちぉ)大好(だいしゅ)きぃ」  手も足も思うように力が入らず、弱々しく八千代に抱きつく。力一杯、脚を締めるが締まらない。それでも八千代は嬉しいらしく、興奮してピストンが激しさを増す。 「俺も好き。結人、好きだ····。愛してる······んっ····」  八千代は僕を強く抱き締め、ひとしきり奥に出した。貫かずに、先っちょを押し込んで結腸に射精したのだ。お腹が熱くて仕方ない。けど、そこから満たされる幸福感は何とも言えない。 「いつまで抱き合ってんの? 俺もゆいぴに大しゅきホールドされたいんだけど」 「りっくん、もうちょっとらけ····八千代(やちぉ)ギュッてしてたい」 「なっ······いいもん。後ろから挿れるから! ほら、場野抜けよ」 「うるせぇな。余韻もクソもねぇだろ」 「そういうのは最後にしてよね。ゆいぴが潰れないように1人ずつヤッてんだからさ、待ってる間にガッツリ回復しちゃうんだよ。早く挿れたいの、しょうがないでしょ」  確かに、いっぺんにされないなぁとは思っていたが、朝までもたせる作戦だったようだ。けど回復しきってしまうのは、1人あたりが長すぎるからではないだろうか。  八千代が渋々僕のナカから出ると、矢継ぎ早にりっくんが押し挿ってきた。待ちわびた所為か、凄く硬いし激しい。 「ねぇ、いつまで抱いてんの? さっさとゆいぴ離せよ」 「ハンッ、俺じゃねぇわ。結人が抱きついて離れねぇの」 「ゆいぴぃ····俺の方に来てよぉ」 「らっ、らって、りっく····激し、からぁ····ギュッてなぅの、(ちかりゃ)抜けないんらもん」 「そういう事? んじゃ、待ってあげるから早く場野ポイして」 「むぅー····ポイしたくないぃ」 「だってよ。そのまま後ろからヤッてろ」 「は? やだよ。ゆいぴ、こっちおいで」  りっくんは、無理やり僕の腕を引いて八千代から引き剥がした。そして、挿れたまま僕の足を開いて対面にする。これが、正常位と言う体位らしい。  僕に強請らせる為に、りっくんと啓吾はシながら体位を教えてくれる。ふわふわし過ぎて憶えていない事もままあるが、今の所3つくらい覚えた。  大好きホールドは、僕が疲れてしまうから最後だけでいいと言って、それまでは好き放題に犯す。これはもう、えっちではない。  こんなの、ストーカーに犯されているみたいだ。ぶっちゃけ、目がハートになっているりっくんは怖い。 「ゆいぴ、こ〜こ····押したらおしっこ我慢できないよねぇ」 「ひぁっ、でっ、できないかりゃぁ! しょこもぅ突いちゃらめっ、ひぅっ、あ····ぁぁ····やらぁ······」  ショロショロとお漏らしをさせられてしまい、背中がホカホカ温かい。 「ごめん、誰か1回タオル替えて?」  りっくんが僕を持ち上げて、暇つぶしにトランプをしていた3人に頼む。 「ん、いいぞ。にしても莉久、結人泣かせすぎだろ。ガン泣きしてんじゃねぇか」 「え、ゆいぴが泣いてんの可愛くない? ガチ泣きしてんの超可愛いんだけど。それにさぁ、朔には言われたくないなぁ」 「あ? 可愛いけど可哀想だろ。そろそろやめてやれよ」 「ん。そだね。ゆいぴ、泣かないで〜」  朔に窘められ、少し落ち着いたようだ。りっくんは、頭に優しいキスを浴びせてくれる。  だが、そう簡単に泣きやめない。ずっと、やめてって言ったのに、もう出ないって言ったのに、噴かせるわナカイキさせ続けるわで限界だった。  そこに、さらに追い打ちをかけるのがりっくんだ。 「ゆいぴ、ホント小さい時から泣き虫だよねぇ。お漏らしも小2までしてたし」 「あ、あれはりっくんが意地悪したかられしょ! なんれそういう事言っちゃうの!?」  あれは小学2年生の夏の事。りっくんと公園で遊んでいたら、蝉が落ちてきた。僕の目の前に。  勿論、叫んで逃げようとした。すると、死んでいると思っていた蝉がのたうち回ったのだ。  僕は驚き、腰を抜かして動けなくなった。そこへ、りっくんが蝉を蹴り飛ばしてきた。僕の股ぐらでのたうち回る蝉。恐怖のあまり、僕はそのまま失禁してしまった。  後に聞いたのだが、泣いている僕が可愛くて意地悪したくなったんだと言っていた。僕をおぶって家に送りながら、『ごめんね☆』と軽く謝られたのを憶えている。  小2のお漏らしの経緯をりっくんが語り終えると、朔がタオルを敷きなおした所へ降ろされた。 「莉久ひっど。よくそれで嫌われなかったな」 「ゆいぴは優しいからねぇ。他にもさぁ──」 「もうっ、りっくん(らま)って! あんまぃ恥じゅかしい事ばっかり言わないれっ」  僕はりっくんを黙らせようと、ガッシリ大好きホールドで固めた。勢い余って、自らおちんちんを奥へ押し込んでしまった。 「いあ゙っ····んぅっ、やぁん♡」 「ここイイね。好きだよね。ねぇ、もっとゆいぴが恥ずかしがる事、皆に聞いてもらう?」 「や、やらぁ。これ(こぇ)以上カッコ(わりゅ)いのやらぁっ」 「結人、お前のことカッコ悪いなんて思った事ねぇぞ。お、フラッシュだ」  ポーカーの片手間にフォローされても嬉しくないやい。 「何聞いても可愛いもんねぇ····。あ〜、俺フルハウス〜」 「うっし、ロイヤルストレートフラッシュ。どうでもいいけどよ、自慢げに結人の昔話語ってる莉久に腹立つわ」 「それ、マジでできるんだな。俺やった事ねぇぞ」 「ハッ、余裕だわ」  楽しそうに暇を潰しているが、耳はこちらにも向いている。いつもそうだ。りっくんが僕の恥歴を語ると、向こうは静かになる。  最近、りっくんの意地悪が酷い。幼馴染という立場を利用して、僕の恥ずかしい過去を晒していくのだ。恥ずかしさのあまり泣き出す僕を見て、満足そうにしている。勿論、これはえっちの最中の話だ。  大好きホールドをしてからは早かった。抱き締めて耳元で『りっくんの意地悪。けろ、そんなの許せちゃうくらい大好(らいしゅ)きらよ』と言った。すると、瞬間的に昂りがピークを迎えたらしく、喋る余裕もないくらい黙々と奥を抉り始めた。  無言で僕を突き続けるりっくんは、それまでの余裕ぶった笑みが消え、雄一色で僕の目をまっすぐに見る。まさに、男の顔だ。その豹変ぶりは、二重人格かとさえ思える。  息ができないくらい抱き締めて、奥にすっごい量をぶち撒けた。そして、満足そうなりっくんは、僕を抱えてリビングへ向かう。 「ちょっ、おい、どこ行くんだよ。次俺だろ!?」 「俺も、窓に向かって噴かせたかったんだよね〜」  昼間、啓吾がやったアレをやりたいらしい。僕を降ろすと、窓に手をつかせる。あとは、啓吾と同じ手順で抱き上げ、窓に向かって突かれまくる。昼間よりも、しっかりと映り、まるで巨大な鏡の前でシているようだ。  高速ピストンを受け、僕が吹き上げる様がはっきりと映し出される。これ、外からも見えているのだろうか。  いつの間にか皆来ていて、悠長にコーヒーを飲んでいる。  コーヒーを飲み終えた啓吾が来て、りっくんの後ろから何かを耳打ちした。そして、僕の前に立ち、りっくんのおちんちんに沿わせながら、無理やり僕のナカにねじ込んだ。 「んにゃぁぁぁっ!!!? け··ご····おっぎぃ、無理(むぃ)····お(ちり)(あちゅ)いぃぃ」 「せっかく見られてんならさ、こんくらい見せたいじゃん?」  余裕のない声で言うんだもの。キュゥゥって、心臓が持っていかれるかと思った。  2人は容赦のないピストンで、ひたすら僕をイかせ続けた。僕がりっくんにもたれ掛かると、啓吾は乳首を吸って噛んで転がして遊ぶ。  啓吾にしがみついた時は、りっくんが背中を舐めたり噛んだりヤリたい放題。イキ過ぎて頭が真っ白だ。 「お前らなぁ、いい加減にしとけよ。結人もう限界だろ。ちょっと休ませてやれよ」 「だねぇ。んじゃ、ちょっと本気だしちゃおっか〜」 「負けねぇかんな。結人、もうひと踏ん張りな。ちゃんと、一緒にイこうなぁ」  本気を出すと言った2人は言葉通り、それまでのお遊びとは桁違いの勢いで僕を突き上げた。  そして、りっくんが先に達して、それを啓吾が擦り続ける。 「んぁっ····啓吾っ、早くイけよ! やめっ、んあぁっ!!?」 「ひあぁっ!!? りっくん!? にゃっ、んあぁ!!」 「んっ····え、なに? 莉久、もしかして噴いた?」  イッて放心寸前だった啓吾が、一瞬で正気を取り戻した。 「わっかんね····。うわぁ、ちょっと噴いたかも。俺イッたのに、啓吾がバカみたいに擦り続けるからぁ」  りっくんが凄くえっちだ。こんなに蕩けたりっくんなんて初めて見る。  2人が抜くと、精液と共にりっくんの潮が垂れ零れる。僕は、啓吾に抱えられ浴室へ向かう。そして、啓吾と一緒にシャワーを浴びる。  媚薬の効果なのか、まだまだ皆が欲しい。それを察したのか、啓吾がここでも襲ってきた。

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