137 / 384
いよいよ夜が始まる
食事を終えて片付けも済ませると、凜人さんは僕にいちごミルクを渡して帰った。
コソッとこれを渡して、『これにはたっぷり媚薬を入れてあります。勿論、本物の。結人様のご意思で、飲むかどうかお決め下さい』だって。
内緒話だから仕方ないのだけど、耳元で囁くのは勘弁して欲しい。凜人さんの声、普段からえっちなんだもん。
「なぁ、結人それ飲まねぇの?」
「え····うん、まぁ、今は····」
「お前、またクソ執事に何か言われてただろ。今度は何だよ」
バレているじゃないか。全然コソッとできていない。
「いや、別に····」
八千代は僕の腰を引き寄せ、顎をクイッと持ち上げて言う。
「言え。俺らに言えねぇ事か?」
「う、あ〜····えー····っと······」
言えない。また凜人さんが怒られてしまう。それに、面白がった啓吾に飲まされちゃうかもしれない。
ただでさえ感度が良すぎるんだ。本物の媚薬なんて飲んだら、大変な事になるのは火を見るよりも明らかじゃないか。
「······そんじゃ、俺が飲も〜っと」
「だっ、だめぇ!!」
啓吾がカップを取り上げて飲もうとした。僕は慌てて取り返す。が、その拍子に頭から浴びてしまったのだ。まるでギャグ漫画のようにいちごミルクに塗 れ、不可抗力で少し飲んでしまった。
「あー····ごめん。風呂行こっか」
「······1人で行けるもん」
僕は1人でシャワーを浴びる。気のせいだとは思うのだけど、身体がポカポカしてきたかもしれない。
シャワーが当たると、身体がビクンと跳ねてしまった。これは、いよいよマズいかもしれない。
僕がシャワー相手に悶えていると、朔が慌てた様子で浴室にやってきた。
「結人、大丈夫か?」
「ん、朔ぅ····大丈夫だよ」
「お前、顔赤いぞ。大丈夫じゃねぇだろ。もう出ろ」
朔が拭いてくれたのはありがたいのだが、どうも感度が上がっているようで反応してしまう。
「結人、お前これ····ちんこ痛くねぇか?」
「んぇ? 痛くないよ····それよりね、お尻が勝手にヒクヒクするの。朔、僕の身体変かも····。さっきもシャワーが当たるとね、感じてるみたいにビクビクしたの」
「····来い」
朔は僕を抱えてベッドに向かう。段々と息が荒くなり、朔のシャツを握り顔を埋 める。匂いを嗅ぐだけでイきそうだ。
僕をベッドに降ろすと、朔が僕のを咥えて口で処理してくれた。一度射精しておちんちんは少し楽になったが、今度はお尻のほうが大変だ。
「朔、おちんちんもういいからぁ、朔の挿れて。早く····深いの欲しいよぉ」
僕は、自分で穴を弄りながら朔にお強請りをした。呼吸を乱し雄を剥き出しにした朔が、後ろから僕を蹂躙する。
「ひっ、んあ゙ぁ゙ぁっ!! 深っ、奥··奥ぅ····んぅ゙っ」
「吐くなよ。オムライス、やっと食えたんだからな。吐かねぇようにシてやる。だから、あんま煽んなよ」
僕は、口を閉ざそうと思った。暫くは、喘ぐだけで何も言わないように気をつける。ただひとつ、気になっていたことだけ聞く。
「朔、なんれさっき慌ててたの?」
「凜人から、お前に言った事聞き出した。今度はマジでキツい薬入れたみたいだから、心配になって迎えに行ったんだ」
「ホントに本物らったんらね····。しゅっごいんらよ? いつもより、何倍も感じちゃうの。朔のおちんちんね、すっごいカタチわかるよ」
「ん、わかったからもう喋んな。可愛すぎる」
朔は、僕が噴けなくなるまで噴かせ続け、ヘロヘロになったところで漸く解放してくれた。そして、その直後にりっくんが入ってくる。散々噴かされたのに、りっくんはまだ噴かそうとする。しつこくイイ所を抉るものだから、勢いはないがショロショロと漏らしてしまう。
「ゆいぴ、イクの苦しい? 大丈夫?」
「らいじょーぶぅ····もっとイキたいよぉ。りっくんのおっきぃので、いっぱいナカこしゅってぇ」
「ん゙っ···はぁ······っぶね。前立腺、ぷっくりするまで擦ってあげるね。ゆいぴ、口開けて」
「あい、んぁー······」
りっくんは激しく舌を絡めながら、予告通り辛くなるまで前立腺を擦って抉って潰した。
泣きながら『じぇんりちゅしぇん無くなっちゃうぅ』って言ったら、嬉しそうな顔をして『逆にね、腫れ上がって俺のちんちん締めつけてる』なんて言っていた。
りっくんのえっちな顔を見ているだけで、何度も何度もイッてしまう。僕が締めすぎた所為で、りっくんは果ててしまった。そして、そそくさと啓吾に代わる。
啓吾は意気揚々と、僕のナカを堪能する。さっきも沢山シたのに、まだまだ元気なようだ。それは、皆も同じだけど、お誕生日様のテンションは侮れない。
僕のえっちな姿を見て、既にハイになっている啓吾。僕がトロントロンになって、沢山愛を囁くからだろうか。
「啓吾 ぉ、好 きぃ····もっと酷 くして? いちゅもの、意地悪な顔見せてぇ」
「俺そんな意地悪な顔してんの?」
「してぅ! 僕の事イジメてやるぞぉって顔してぅんらよ」
「そうなんだ。自覚ねぇわ〜。でもまぁ、結人が泣いてんの見てたらさ、めちゃくちゃイジめてもっと泣かしたくなんだよな」
「んぁっ··いいよ。いっぱい泣かせて····? あぁぁっ、強 ぃ! 奥っ、奥のお口トントン強 いぃ!! ひあっ、にゃぁっ、んにゅぅぅぅ····」
「ほら〜、ギューッてなってたらまた意識飛ぶよ? いっぱい声出していいから、ちゃんとイキな」
啓吾は、僕が思い切り声を出せるように、浅い所を大きく擦ってくれた。音を立てて羞恥心を掻き立てながら、両足首を握って持ち上げ興奮させる。
「ぅ、んあぁぁっ♡ 足掴 むのっ、無理やりされてぅみたい····はぁぁん♡♡ あぁっ、またおっきぃのキちゃう! にゃぁっ、啓吾、止まって! ヤバいのキちゃうからぁっ!」
「それ待ってたんだよ····。っし、俺もイクからな。そのままヤバイの受け入れて····力入れんなっ、イけぇっ」
「ん゙ぉ゙あ゙ぁ゙ぁぁっ!!! イ゙ァッ、イ゙ッでぅ゙っ!! 止ま゙っでぇ!! 動かにゃいれぇっ!! ひにゃぁああぁぁっ♡♡」
啓吾は長い射精をしている間、腰を止めることなく僕をイかせ続けた。本当に、死ぬかと思った。
「啓吾、抜いちゃやらぁ····もっとギュッてしててぇ」
手を伸ばすと、啓吾が優しく抱き締めてくれる。温かくて気持ちが良い。
「ん〜、よしよし。結人は可愛いなぁ。マジで俺の宝物だわ」
「バカ啓吾。ゆいぴはずっと俺の宝物だったんだからね」
「りっくんも啓吾も、恥ずかひいからやめてぇ。れもねぇ、皆もね、僕の宝物なんらよぉ」
僕は啓吾に抱きついて顔を隠す。啓吾が頭をそぅっと包んでくれて、抜かないままナカでグイグイして遊んでる。
「あんっ····啓吾、またイッちゃう」
「いいよ〜。結人がイッてくれたらねぇ、俺らすっげぇ嬉しいからさ」
そんな事を言って、抜かずにもう一回戦が始まった。八千代からのブーイングが飛ぶが、聞く耳を持たない啓吾。僕のナカを突き進む。
「んはっ、せーし泡立ってる。んぁーっ、エロ過ぎんだろ!」
何を言っているのかよく分からないが、興奮した啓吾のピストンが速まる。指を絡めて両手を繋ぎ、啓吾のえっちな顔を見ながら何回もイク。
気持ち良くて、愛されてるって感じて、待ってる皆が愛おしくて、溢れる多幸感が僕を笑顔にする。けど、笑んでいる余裕なんて無いんだった。
ラストスパートをかける啓吾。また奥に出す気なのだろう。吐かないように加減しながらも、奥を激しくぐぽぐぽし始めた。
「んぅ゙っ、イクぅ····啓吾 、イッぢゃう····イッひゃうぅぅ」
イキそうになった僕が力むと、啓吾が耳元に来て強く囁いた。
「俺の精子飲んでイけ」
「ひゃぁぁっ!!? せ、せーしぃ? 飲むの? おにゃかで? 飲 むっ、飲 むからぁ! 啓吾もいっぱいイッてぇ」
僕は、啓吾に大好きホールドをキメた。僕の気持ち、伝わっているだろうか。
「うぉっ、これやっべ。教えて良かったぁ!! んぉっし、いっぱい種付けてやっからな。トぶなよ。もっと足締めて。自分で俺のちんこ奥に押し込んで」
「ふぁっ!? 啓吾、もっと奥····もっとひとちゅになりたい」
「ん゙ん゙っ··マジで? 吐いても知らねぇかんな。根元まで挿れんぞ。んぁ····」
啓吾は最奥にねじ込んで出し切った。またすぐに回復するのだろうけど。僕はと言うと、何とか吐かずに済んだ。
僕の回復を待たずして、八千代がナカに攻め込んできた。大きさも硬さも、1回目だったかなと思うくらい滾っている。
まだ、りっくんにアレをやれていない。さっきは前立腺をイジめられて、それどころじゃなかったもんね。だから、まだ潰さないで欲しいのだけど、大丈夫だろうか。
不安だ····。けど、心臓がドキドキ煩い。
ともだちにシェアしよう!