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僕のばかやろう

 りっくんと八千代が、怖いくらい雄々しいのは何故だろうか。答えは簡単。啓吾に教えられた、えっちな煽り文句を乱用した所為だ。  歯を食いしばって呼吸を整えようと尽力するりっくんなんて、初めて見たかもしれない。けど、1番怖いのは八千代だ。  僕の薬指に嵌めた指輪を噛みながら、おちんちんをガッチガチに滾らせている。それはもう、りっくんの比ではないくらい怖い。  皆の雄々しさに恐怖し、お尻がキュッと締まった。すると、りっくんがググッと奥まで押し挿れた。 「莉久、俺も一緒に挿れていい? あんなん言われて我慢できるかっつぅの」 「わーかる~。ゆいぴ、俺の上においで。んで、啓吾にお尻開いて挿れてもらいな。ぶっ壊してくれるよ?」 「ひぅ····け、啓吾、おちんちん····早く啓吾のおちんちんもちょうらい? んぇっと······僕の結腸ぶち抜いて?」 「······ハァ。教えといて言えた事じゃねぇけどさ、結人マジでやめろよ。俺もアレ飲んだの知ってる? 止まんねぇぞ」  啓吾が耳を摘まんで『止まんねぇぞ』なんて言うから、耳が熱を帯びてしまう。僕の耳が溶けちゃう前に、もっと沢山声を聴きたい。 「ふえっ、啓吾····耳溶けるぅ······」 「溶かしてやるよ。俺らの声好きだもんなぁ? ははっ、反対は莉久が溶かしてくれるってさ」  啓吾と反対の耳を犯しにきたりっくんが、吐息を漏らすように話す。 「はぁ····ゆいぴ、俺のおちんちん、ゆいぴのおまんこが締めつけて離してくんない····。んぁ、もっと締めて」 「は? あんま絞めたら俺がブチ込めねぇだろ? 結人、ケツ緩めて。俺のちんこ飲み込めよ」 「あ····ぁ····らめ····にゃ!? わかんなっ····イ゙ッちゃぁぁっっ····」  2人のイケボで、耳が妊娠しちゃうかと思った。だって、射精された時のお腹みたいに耳が熱いんだもの。  熱を孕んだ耳を啓吾に甘噛みされ、力が抜けた瞬間にねじ込まれる。大きな快感が全身を駆け巡る。ふと目を開けると、滲んだ世界でりっくんが微笑んだ。  りっくんの雄々しい表情を見て、啓吾の顔も見たくなった。けど、振り返る余裕なんてない。でも見たい。 「啓吾、顔見たい····()したらいい?」 「あ? 今? 無理だろ。腰止まんねぇもん。もうちょい我慢してて」 「やらぁ····早く、啓吾の顔、見たいよぉ」 「出したらいっぱい見せてやっから。今度は正常位でシような」 「ふぁっ····ぅん····待っで······2人とも、激しッ······んに゙ゃぁ゙ぁぁっ」 「おぉ、派手にイッたな。結人、次は俺とだからな」  朔が目を輝かせて言う。さながら、ゲームの順番を待っている子供のようだ。 「莉久、そのまま結人のちんこ扱ける?」 「無理。んな余裕ねぇよ」 「んだよ、だらしねぇなぁ」  なんて言って、啓吾は僕のおちんちんを握った。けど、流石に扱くのは無理だったようだ。 「朔、結人のちんこ扱いて。泣いても止めんなよ?」 「待ってよ。イキっぱになったらゆいぴのお尻締まっちゃうだろ。動けないじゃん」 「俺ジッとしてるから、莉久だけ動けよ」  皆、啓吾の意図がわからなかった。とりあえず、指示通りにしてみる。  案の定、イキっぱなしになりお尻がキュゥキュゥ締まる。啓吾が動かずにいても、りっくんは動き辛そうだ。それでも、突き上げる腰は止まらない。 「やっば····めっちゃ気持ちぃ。ナカすっげぇうねってる。あはっ、ゆいぴも腰止まんないね」  泣いて『もうやだ』って言っても、朔が手を止めてくれないんだ。僕の意志とは関係なく、腰をくねらせながら噴き続けてしまう。  皆、さっき僕が煽ってから全然お願いを聞いてくれない。もうきっと、アレを言うまで止めるつもりがないのだろう。 「莉久、もうちょい奥····俺の亀頭ごと擦って」  啓吾が少し腰を引いて言った。りっくんは一瞬考えた様子で返した。   「······はぁぁっ!? ふっざけんなよ! ヤダよ!」  りっくんは、啓吾がしようとしている事に気づいたようで、動くのをやめてしまった。 「んぇ····りっくん、ぁに?」 「こいつ、ゆいぴんナカで噴くつもりなんだよ。それも、俺に亀頭擦らせて。んぁ? 啓吾イッた?」 「イッた··から早く動いて」 「ぁんで俺が啓吾噴かすんだよ!? キッモ! もうお前抜けよ」 「あ、あのね、さっきね、啓吾が奥で頑張ってぐぽぐぽしてね、イッてすぐでちゅらいのに我慢してね、そぇでね、僕のナカでおしっこしたの」 「違う違う。結人んナカで噴いたの。おしっこはしてないよ」 「ゆいぴ····」 「あぁ、そうらったね。えっとね、そぇでね、おしっこされたみたいでねぇ、気持ち良かったんだよ?」 「ねぇゆいぴ、その話さっき聞いたよ」  りっくんの機嫌が悪くなった。僕がふわふわしすぎているから怒ったのだろうか。 「んで? だから俺に啓吾ごとイかせろって?」 「ダメぇ?」 「ん゙っ····上目遣いでお強請り狡いよぉ。······はぁ。わかったよ。ゆいぴ、そういうのもアリなんだね。つぅか啓吾、俺が擦るだけで噴けんの?」 「わっかんね。とりあえずヤッてみようぜ」  安易な提案にりっくんは渋々乗ってくれた。だが、啓吾は噴けずに噴きまくったのは僕だけ。それどころか、りっくんを潮まみれにしてしまっただけだった。 「ひぅっ····りっくん、びしゃびしゃにしちゃってごぇんね?」 「いいよ~。全然気にしないで? 悪いのはバカ啓吾だから。俺はゆいぴの体液で濡れるの幸せだからいいんだよ」 「んはは。りっくん気持ち悪ぅい」 「え、酷ぉ····。なんかさ、ゆいぴ酔ってるみたいだね。大丈夫?」 「大丈夫らよ! 僕ね、もっとシたいの····。りっくんは?」 「あはは。俺はちょっと休憩かな。後で甘いの入れてきてあげるから飲んでね」 「うん。ありがと。······ねぇ朔、りっくんと啓吾が休憩するんらって。僕ね、寂しい····」  僕の中に出しまくったりっくんと啓吾は、床に寝転がって動かなくなってしまった。 「フッ····。んで、寂しいからなんだ?」 「あのね、ギュッてして?」 「抱き締めるだけでいいのか?」 「あったかくて気持ちイイよ? あっ! じゃぁね、アレやったげる」 「アレ? ってなんだ?」 「さっき八千代とシたやちゅ。シたいって言ってたれしょ?」  僕がシようとしているのは、兜合わせと言うらしい。グデグデになっている啓吾が教えてくれた。『後で啓吾もシようね』と言うと、りっくんも一緒に『する!』と元気に言ってくれた。  朔に跨り、大きなソレに僕のをくっつけて両手で握る。八千代がローションを垂らしてくれたので滑りがいい。  けど、こうして見ると朔のおちんちんの大きさが際立つ。いつもこれが僕のナカに入っているのかと思うと、お尻がキュンキュンして切ない。 「結人、ちょっとだけケツこっちに向けろ」  八千代に言われ、弄ってもらえる体勢になる。いきなり指を3本挿れて、ゆっくりとナカをかき乱す。 「んぁっ、ひぅっ····あっ、んんっ、イッちゃ····」 「結人、手ぇ止めるなよ。俺がイクまで頑張ってくれるんだろ?」 「ひぇ····頑張りゅ··けろ··お尻····」  けど、お尻も一緒なんて想定していなかった。これはなかなか厳しいかもしれない。 「好きなだけイけよ。耳も責めてやろっか?」 「ら、らめぇ····朔のおちんちん、しこしこできなくなるぅ····」 「しこっ····結人の口からシコシコは破壊力がすげぇな。······なぁ場野、耳は俺がやる」  そう言って朔は起き上がり、退屈そうな両手で僕の顔を包み込んだ。そして、耳に甘くドロドロした声を流し込む。僕が必死でおちんちんを扱いているのに、意地悪がすぎるんじゃないかな。  それに加えて、八千代がお尻でイカせてくる。気づけば僕の腰は振れていて、八千代が僕のナカに入ろうとしていた。

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