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飼い犬
僕に首輪を着けた啓吾。リードを引き、僕を飼い犬 として可愛がってくれている。
鳴き声は当然『わん』で、どうやらそれがお気に召したらしい。ご満悦そうな啓吾を見ると、好きなだけ犬として扱ってほしくなる。
けれど、貫かれた衝撃で上手く鳴けない。僕の服従の『わん』を待ちきれず、啓吾は奥をぐぽぐぽし始めた。
僕が吐いても腰は止まらず、それどころか突く勢いが増している。
「ひゃんっ、啓吾 ··らめ゙ぇッ····んあ゙ぁ゙ぁっ、もぉイげにゃい゙ぃ゙ぃッ!!」
「飼い犬 が口答えすんの? つぅかさぁ、誰が喋っていいつった? お強請り以外は『わん』な」
「はへ····ごめ··わんっ····アンッ、ひぁぁっ、奥゙死んぢゃうぅっ!」
上手に指示に従えない僕は、『わん』以外も発してしまう。また怒られるのかな。そう思った時、リードをクイッと引いて、啓吾が耳責めを始めた。
「俺のちんこで死ぬの?」
「はへぇっ♡ 死にゅ··イキ過 ぎへ死 にゅぅ」
イキっぱなしで上手く息ができない。何一つ、まともに考える事もできない。流し込まれる甘い声と与えられる快感に、身体が勝手に反応し続ける。気持ち良いのに苦しくて、本当に死んでしまいそうだ。
暫くそんな状態が続いて、僕がキャンキャン鳴いていると、りっくんが参戦してきた。止めに来てくれたのかと思ったけど違ったんだ。きっとトドメを刺しに来たんだね。
啓吾は僕を四つ這いにして、リードをりっくんに手渡す。今にも鼻血を噴き出しそうなくらい頬を赤らめ、瞳にハートが見えてしまいそうなほど高揚しているりっくん。これはきっとマズイ。
「ゆいぴ、大丈夫? しんどいよね。でもごめんね。啓吾が終わるの待ってあげらんなかった····。ほら、しゃぶって?」
焦点が合わず、ボーッとりっくんを見ていると、目が合うようリードを引かれた。そして、垂れている涎をおちんちんで拭い、唇を撫でるように押し当てる。
僕は、チロチロと亀頭を舐めた。すると、とても興奮したりっくんは朔にスマホを取ってもらい、おもむろに連写しだしたじゃないか。
「はぁぁぁ〜〜〜っ♡ 可愛い。何これ啓吾マジで天才だわ。こういうのだけはホントいい仕事するよね。ゆいぴの愛らしさ爆発してんだけど。つぅかマジで俺の犬 みたい♡ もっと舌出していっぱい舐めて」
僕以外、全員引いている。ドン引きだ。けれど僕は、そんなりっくんの狂気でさえ、愛されてると実感して悦んでしまう。
もっと貪欲に愛されたい。もっともっと僕だけを見て、僕に溺れていてほしい。昂ったりっくんにアテられているのだろうか。時々、自分の中でドス黒い独占欲のような物が渦巻く。
最近の僕は素直と言うより、我儘を垂れ流しているだけな気がする。どんどん嫌な僕を曝 け出しているようで、嫌われたりしないか不安だ。
けど、沢山愛されてふわふわしてくると、どうにも自分では求めるのを止められない。こうなると、不安で涙も止まらない。
「あ〜っは♡ また泣いてる。今度はどうしたの? 気持ち良すぎた? ちょっと怖かった? あれ? ねぇゆいぴ、なんでそんな不安そうなの?」
りっくんはおちんちんを抜き、僕の頬を包んで心配してくれる。
「僕、もっともっとって····我儘ばっかぃ····」
こんな、たった一言で僕の心中を察してくれるりっくん。とめどなく甘い言葉で心を満たしてくれる。
「も〜またぁ? ゆいぴはもっと我儘言っていいんだよ。俺らはゆいぴの我儘全部聞きたいの。シてほしい事あったら何でも言ってね。絶対引いたりしないから。俺らはゆいぴに幸せになってほしいんだよ。だからね、もっともっと我儘になって····ね? 結人♡」
「へあぁっ♡ りっくん、耳ッ、耳妊娠しちゃう!」
「なーにアホな事言ってんの。さっきからそっちでイチャついちゃってさぁ。ンなら俺のザーメンで孕めよっ!」
「ひにゃぁぁっ!!? 奥゙っ、そこもう入れにゃいれぇっ! 啓吾っ、啓吾のザーメン れ孕むっ、孕むかやぁっ····もぉ奥挿ぇにゃいれぇ! イクの止まんにゃいかやぁ!!」
「ムリ。もっと奥挿れっから、そこで孕め」
そう言って、啓吾はりっくんから奪うように僕の腰を引き寄せ、片脚を抱えて奥の奥まで捩じ込んだ。
「お゙っ··ぁ··イ゙っぎゅぅぅぅ····♡♡ はぇっ、もっ、ぐぽぐぽッ、シにゃいれぇぇっ」
僕のお願いなんて聞く耳持たず、啓吾はイクまで強く深く突き続けた。
「駿も俺の飲んで孕もっか♡」
「へ? むぃ····俺男らから····孕めないよぉ」
「あ〜はは。泣くなって。大丈夫、駿なら俺の子孕めるよ。俺の事、そんくらい好きだろ?」
「んぁ··好 き····大好き。俺、孕める。冬真の赤ちゃん孕むぅ」
素直になれた猪瀬くんが、冬真に可愛がられている。凄く幸せそうだ。なんだろう、猪瀬くんがどんどん可愛くなっている気がするんだけど。
これが、冬真の言ってた“躾の賜物”なのかな。
「駿、可愛い。もう俺、駿しか見てねぇよ。だから不安になんなくていいから、こうやって素直でいてよ」
「わ、わかった。わかったかりゃ、もうイッて? 俺もうイけない····。冬真の精子、早くお腹いっぱい欲しい」
「んっは♡ 素直すぎだろ。んじゃ、イクからちょっとキツいのするけど、しっかり飲んで孕めよ。んで、ケツでイけ」
「ひゃいっ♡ んあぁぁぁっ····俺もイクッ、お尻 れイッちゃうぅ!!」
僕と猪瀬くんは、揃ってイキ過ぎで動けなくなった。
そこへ、満を持して来た八千代が僕を抱えた。八千代を背に、僕は開脚してあられもない格好をさせられている。
「八千代 ····恥じゅかひぃ······」
「うるせぇ。散々待たせやがって。今日イチキツいのシてやっからな、死ぬなよ」
「む、むぃらよぉ····」
後ろから僕の足を広げて抱え、ゆっくりと下ろしていって挿れてゆく。くぷぷぷっと、えっちな音を立てながら入ってくる。
ガチガチに勃った八千代のおちんちん。硬いし太いし長い。化け物みたいなのを、僕のお尻が飲み込んでゆく。それを、猪瀬くんがボーッと見ている。
「やらぁ····猪瀬 くん、見ないれぇ」
僕は両手で顔を覆って隠れた。その間にも、八千代はずんずん奥へ入ってくる。そして、奥の扉を少しだけクポクポして遊ぶと、僕を落として一気に貫いた。
衝撃で吐いてしまったが勢いは弱く、ゴポッと溢れ出た胃液が僕の首筋を伝い肩へと流れ落ちる。気持ち悪い。けれど、もうどうでもいい。
八千代は僕をそっとベッドに下ろし、四つ這いでお尻を上げさせる。角度が気に入らなかったのか、腰をグッと押す。そして、リードを後ろから引いて、僕のお尻をバチンッと平手打ちした。
「ひゃんっ」
僕は犬の様に甲高い声で鳴く。奥をぐぽぐぽしながら、何度もお尻を叩かれ、その度に噴いてしまった。
僕の声が枯れて鳴けなくなった頃、八千代が僕の脇腹に手を添え、少しだけ支えながらリード引いて上体を起こさせた。首が絞まって苦しい。
「がはっ····んぐぅ····」
八千代は僕の乳首を指で摘まみながら、耳元でこう囁く。
「痕つかねぇように絞めてやっからな。もっと俺を欲しがれ。んで甘えて強請ってイキ狂え」
思考回路が停止して、言われたままに八千代を求める。八千代が欲しい。どれだけ奥まで入っても足りない。後ろからじゃ、八千代が見えないのも寂しい。もっともっと八千代が欲しい。
「八千代 ····お腹 、壊 ぇでいいかゃ····もっとひとちゅになりたい····八千代 の顔見たい、キス したい····」
上手く気持ちを伝えられたかは分からない。が、八千代はぢゅぽんっと勢いよくおちんちんを抜いて、僕の片足を持って半回転させた。
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