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聖夜の誓い

 りっくんとのえっちでヘロヘロになったが、漸くクリスマスパーティが始まった。  乾杯して、今年も啓吾が入れてくれたホットカルピスを飲む。飲み始めて数秒後、ふと不安が過ぎった····。  「······ねぇ啓吾、これってカルピスだよね? 今年はお酒じゃないよね? なんかね、味変なんだけど····」 「ん? ん〜····えへっ♡」  可愛く笑えば誤魔化せるとでも思ったのだろうか。わなわなと、グラスを包む手が震える。それを見た啓吾は、顔の前で手をパンッと合わせてごめんのポーズ。 「今年も可愛い結人見たいなぁ〜って思って····。ごめん☆」  お茶目にウインクしたって許さないんだから。僕はグッと目を瞑り、可愛い啓吾を直視しないよう対策する。じゃないと、あっさり許してしまいそうなんだもの。  僕も、もう少し早く気づくべきだった。どうしよう、もう半分以上飲んでしまったじゃないか。 「お前、反省って知らねぇのか? だいたい、酒弱いのに飲ませて何かあったらどうするんだ」 「朔、コイツに何言っても無駄だぞ。酔わせて色々やらかすつもりみてぇだからよぉ。コソコソ準備してたもんなぁ」 「えぇ〜、知ってたんだ。まぁ、(なん)も言わねぇってコトはさ? 場野も仲間じゃ〜ん」 「るせぇ。一緒にすんなや。そりゃ結人が酔ったら可愛がってやるけどな。(なん)も企んでねぇわ」 「啓吾も場野もサイテ〜。この後朝まで抱くんだよ? ゆいぴの身体のコト考えろよな」  皆、お酒を飲む事に罪悪感はなさそうだ。未成年なのに····。  それよりも、“酔っ払った僕”が楽しみで仕方ないらしい。怒っていた朔ですら、ウズウズしているように見える。  飲んでしまったものは仕方ない。責任をとってもらっても、バチは当たらないよね。 「ねぇ、また朝まで抱いてくれるの?」 「「「「抱く」」」」 「んへへ。皆好きぃ〜」  啓吾にお説教しようと思っていたのだが、早くもふわふわするし気持ちがいいから明日でいいや。それよりも、皆とまたいっぱい繋がれる事が嬉しい。 「おい、なんか早くねぇか?」  朔が僕の頬に触れて言う。優しい瞳は、僕が心配で堪らないと物語っている。僕は朔の手をそっと握り、うっとりとした瞳を返す。 「そりゃ去年より濃いめに作ったかんね。今日はちょっとやりたい事あるからさ。結人、おいで」  啓吾が、膝をポンポン叩いて僕を呼ぶ。僕は、朔の手をそっと離し、尻尾を振って胡座(あぐら)に収まる。 「啓吾、(ぁに)する(しゅぅ)の?」 「こーれ♡」  啓吾が手に持っていたのは、短くて細い棒。形は釘っぽいけど、それよりは大きいし釘ではなさそうだ。一体、何なのだろう。 「おっ··前なぁ!! それは危ないからシないって言っただろ!?」  発狂しているりっくん。怒っているのかと思いきや、どこかワクワクした表情を隠しきれていない。 「それ、お前で試したのか? それ回収した時、結人に使う前に自分で試せって言ったよな」  どうやら、朔は本気で怒っているようだ。そんなに危ないものなのだろうか。 「いや流石に。俺痛いの気持ちくねぇもん」  あたかも、僕が痛いのを想望しているような口ぶりだ。心外だなぁ。 「そぇ、痛いの?」 「ん〜、痛いかもしんない。コレ使うの初めてだからなぁ」  啓吾の貴重な“ハジメテ”を貰うチャンスならば、やらないという選択肢はない。 「ちゃんと··気持ちくなる?」 「なるように頑張る♡ つぅか絶対ヨくしてやる」  前半の可愛さが嘘のように、瞬時に雄の顔を見せる。 「んへへ、にゃらいいよ。啓吾のハジメテ、僕が貰うね」  僕の頭にはそれしかなかった。この玩具をどう使うのかも知らないまま、安易に許可してしまったのだ。 「ん゙っ····可愛すぎんけどタンマ! 結人、腹減ってんだろ? 先食おうぜ。ヤッてる最中に腹鳴ってんのもすげぇ可愛いんだけどさ、なんか食わしてあげたくなって集中できねぇんだよ」 「ご、ごぇんね····。ちゃんと食べぅ。けろ、後で吐かない?」  僕の質問に、誰も答えてくれない。それどころか、目も合わせようとしない。吐かせないようにするつもりは無いらしい。  僕は少しだけピザを食べ、ケーキは抱き潰されてから食べることにした。きっと、明日の朝食になるのだろうけど。  まずは八千代に後ろから犯される。啓吾がさっき見せた玩具(おもちゃ)、“ブジー”とやらを使うのが気に食わないらしい。と言うか、心配で堪らないようだ。  それを、僕がくだらない理由で許可したものだから、怒りの矛先が多少僕にも向いたのだろう。初端(しょっぱな)から、激しい結腸責めを食らっている。初撃こそ貫かれた衝撃に痛みが乗ったが、ものの数突きで快感へと変わった。  それと、おちんちんの先に少しだけ指先を差し込んで、クニクニと弄っている。あまりされた事のない弄り方だ。けれど、敏感になった僕は何もかもが気持ちイイ。  八千代はきっと凄く加減をして、まだ吐かない程度に留めてくれている。けれど、ここ2日分で溜まったものを、これから発散されるのかと思うと怖い。それと同時に、手酷く犯されるのかと想像して昂揚する。  そう、これはきっとお酒の所為だ。  一突き毎にイクようになると、八千代が僕を抱き上げた。接合部が見えるように、皆の方へ向けて足を広げる。すると、啓吾がブジーを手に構えて寄ってくる。 「痛くねぇようにシてやれよ」  そう言って、八千代は奥を貫かずにグリグリする。甘イキしている中、啓吾がブジーの尖端を差し込む。 (····んえぇ!? おちんちんに挿れるの!? 聞いてないんだけど!)  今更待ってとも言えず、甘んじて受け入れた。  ツンとした痛みがおちんちんに走る。噛まれた時の痛さとは種類が違う。途端に怖くなり、安易に許可した事を猛省した。 「結人、痛い?」 「ちょ、ちょっと(いちゃ)ぃ····」 「ん゙··赤ちゃんかよ····。結人、腹ん中集中してろ。ほら、俺のドコまで入ってる?」 「んぇ? お(にゃか)····ここぉ」  僕は、八千代のおちんちんの先が押し上げている、結腸口(おく)の辺りを指で触れる。すると、不思議な事にお尻のほうに集中できた。ほんの一瞬、おちんちんの痛みを忘れた瞬間、啓吾がブジーをさらに飲み込ませた。 「んあ゙ぁ゙ぁ゙っ!! ひっ、イ゙ぅっ····」  なんだろう。痛いはずなのに、ジクジクとした痛みの奥に、快感へと変わりそうなスイッチを感じる。  それを見逃さない啓吾は、さらにゆっくりと挿入してゆく。自分のおちんちんに挿さっていくのを、乳首を弄られながらボーッと見る。変な感覚だ。 「結人、大丈夫か? 痛くねぇのか?」  朔が心配してくれている。僕が『痛い』と言えば、啓吾が蹴り飛ばされてしまいそうだ。 「あにょね、痛いんらけろ、もうちょっとれね、気持ちくなりしょぉにゃの····。おちんちんジンジンしてぅ····」 「それって大丈夫なの? 啓吾、ゆいぴが嫌がったらすぐやめろよ」  りっくんも不安そうだが、ちゃっかりスマホを片手に啓吾の後ろから覗き込んでいる。 「わーってるって。でもこれ、多分大丈夫だと思う」 「あぁ、すげぇケツ締まってるわ。コイツこれ、ハマるかもな」  そうこう言っているうちに、行き止まりまで来た。そして、啓吾が指先で、ブジーをトントンと緩く刺激する。  おちんちんの奥にある()()が、快感のスイッチだったようだ。下腹の辺りで、その何かが弾けたように快感を放つ。  けれど、おちんちんからは何も出せなくて、強制的にナカでイかされる。イキ方が分からず僕が身悶えていると、八千代が奥を貫いた。 「んぉ゙あ゙あ゙ぁ゙ぁ゙っ!!? 八千代(やぢぉ)っ、今らめっ····イキ方分かんにゃぃからぁ!」 「んっ、ぁ····すっげ····んだコレ、お前ナカやべぇぞ」 「ふぇっ、分かんにゃっ····あぅ····動かにゃいれぇ」 「わりぃ、無理だわ。イクぞ。奥抜くから、ダメな時はアレ言えよ」  この未経験の快感を、そして興奮した八千代の猛攻を、誰が『嫌い』だなんて言えるものか。たとえ、本当に僕が壊れてしまっても、せめて八千代に満足してほしい。  快感で沸き立つ脳で思ったのは、それひとつだった。それから、八千代がイクと同時に、本当に頭が真っ白になった。 「結人····結人? ブジー抜くよ? 今抜いて大丈夫?」 「結人、見てらんねぇから抜くぞ。ちゃんと息してろよ」  朔が、僕の頭を優しく撫でている。凄く心配してくれているようだ。 「や··ら····。皆と····シてかゃ····」  どうやら、少しの間気を失っていたらしい。啓吾がブジーを抜こうとしていた。それを拒んだのは、僕の本心だったのだろう。  それを間近で聞いた啓吾と朔は、顔を見合わせた。啓吾はブジーを摘まんでいた指を離し、僕の脚を広げてアナルにおちんちんを滑らせる。  期待して反応したおちんちんに、また少しズクンと痛みが走る。けれど、そんなのは啓吾が入ってきた快感で掻き消された。 「んぁぁっ····啓吾、おちんちん変····()にゃいの··(くぅ)ちぃ」 「そりゃ塞いでっからね。出したい?」 「出したい····いっぱい噴きたいぃ」 「んっは♡ 噴きたいとか、結人はえっちだなぁ〜」  なんて嬉しそうに言いながら、ブジーの先端を摘んで少しだけピストンする。痛いのか気持ちイイのか分からない。  感じた事のない感覚が、おちんちんのナカを駆け巡る。 「ひあ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!? そぇにゃに!? やあ゙ぁ゙っ!! おぢんぢん壊れる(こぁえぅ゙)ぅぅ!!!」 「んーっあ、めっちゃ締まる····これやっべぇな」  啓吾は容赦なくブジーをピストンする。少しずつ動かす範囲を広げて、ずるるるっとギリギリまで引き抜く。そして、じゅぷぷぷっと奥まで挿し込む。  あぁ、これおちんちんが死ぬやつだ。そう直感した。けれど、奥でコツコツと刺激を与えられるのが気持ち良くて、頭が真っ白になり拒めない。  そんな中、イキ過ぎて再び朦朧とする僕の唇に、朔の大きなおちんちんがキスをしてきた。

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