223 / 384

愛を我儘に

 容赦なくブジーをピストンする啓吾。あぁ、これおちんちんが死ぬやつだ。そう直感した。  イキ過ぎて、再び朦朧とする僕の唇に、朔の大きなおちんちんがキスをする。 「結人、口開けれるか?」  朔がえっちな顔で聞いてくる。できないわけがない。  啓吾のおちんちんが入ったまま、ゆっくりと半回転させられた。そして、目の前に(そび)え立つ朔のおちんちんに、キスで挨拶をする。  亀頭を口に含み、舌先で裏筋を舐める。大きくて、全然口のナカに収まらない。けれど、限界まで咥え、舌の奥で裏筋の辺りを舐める。これが難しい。  一歩間違えれば、即刻嘔吐だ。それなのに、朔は僕の頭を持ち、容赦なく喉奥に捩じ込む。 「んぇ····んぶっ··ぉごっ、がはっ、へぶっ··んぇ゙····」  上手く加減ができないのか、いつもより奥へ押し込まれる。 「あ、やべぇ····朔、それめっちゃ締まってる····んぁ、出るッ」  息ができず、思い切りお尻が締まった所為で、啓吾は結腸をぶち破る直前に果ててしまった。ナカで大量に出している間も、僕は息ができなくてお尻を締め続ける。  朔は奥で小刻みに扱き、そのまま喉に精液を流し込まれる。吐こうにも吐けない。これが1番苦しい。  2人が僕を解放すると、ずっと静かに見ていたりっくんが漸く動き始めた。僕を膝に乗せ、ブジーをゆっくりピストンする。 「今日、初めてだからね。あんまり激しくしないようにしなくちゃね。どう? 気持ちぃ?」 「気持ちイイ(ぎぼぢい゙ぃ゙)····り゙っぐん··も、抜いてぇ····出ちたいのぉ」  下腹部に力が入り、上手く喋れない。さっき八千代に、赤ちゃんかよと言われて恥ずかしかったが、自分ではどうしようもないのだ。 「だーめ。これ挿れられたらどうなんのか、ちゃ〜んと覚えてね。簡単に何でもさせてたら、ゆいぴのおちんちん壊れちゃうよ?」 「分がっだぁ! 分がっだ、からぁ····ひっく··ごめ゙んな゙しゃい····気持ぢぃのシてほちくて、考えにゃいれ、いいよって言って··ごめ゙んなしゃいぃ」  僕は、子供のように泣きじゃくって言った。もう、おちんちんもお尻も勘弁してほしい。少しでいいから休ませてほしい。その一心だった。けれど── 「許してあげな〜い♡」  そう言って、りっくんは僕を持ち上げ、亀頭をにゅぽっと挿れると、僕を落とした。一気に奥まで突き刺さる。 「んがっ····はっ····ぉ゙··ぁ····死ぬ(ぢにゅ)····」  奥をぐぽぐぽしながら、僕のおちんちんを指で支え、人差し指でブジーをトントン強く叩くりっくん。見えないけれど、絶対にいやらしい笑みを浮かべているはずだ。  時折、耳元で聞こえる笑い声にハートがついている。誰よりも楽しんでいるじゃないか。僕はもう、一切力が入らない。りっくんにもたれ掛かり、されるがまま犯されている。  そこへ、朔が来て指を挿れた。りっくんも驚いて腰を止める。 「なぁ、俺も挿れていいか?」 「ひぇ····死んじゃう····」  りっくんは、怯える僕を少しだけ持ち上げた。そして、りっくんが寝転びお尻を拡げ、朔がアナルを拡げる。本気で挿れるつもりなのだろうか。  朔は甘いキスをして、その隙にアナルに亀頭を押し当てる。舌を絡め、少しだけお尻が緩む。その隙にググッと押し込み、強引に亀頭を挿れた。 「んっ、アッ··キッツ····朔デカ過ぎ····」 「亀頭だけでこれか····ヤバいな」  とか言いながら、少しずつ入ってくる。声も出せず、僕は意識を飛ばしそうになっていた。  お尻の熱さが、ほんの僅かずつ気持ち良くなってくる。戸惑いながらもまた少し力が抜けたところで、朔は一息にねじ込んだ。 「んあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁ!! お(ぢぃ)壊れる(こぁぇゆ)ぅ····ナカ··ナカ破れ(やぅぇ)ぢゃうよぉ··!!」 「朔····マジでキツい····俺のちんこも死ぬ····」 「確かにキツイな。まだ無理か····。よし、抜くぞ」  朔は諦め、ぢゅぽんっと引き抜いた。何も出せない僕は、どこでイッているのかも分からず失神する。  その直後、りっくんがブジーを一気に引き抜いた。おかげで意識を取り戻したが、大量に潮を噴き、それが止まらないものだから怖くなってしまった。 「ふぇっ、止まんにゃッ! 噴くの止まんにゃいよぉ····(こぁ)いよぉ····」  涙の止まらない僕の頭を、りっくんがよしよししてくれる。 「ごめんね、ゆいぴ。止まんないと怖いね。大丈夫だよ。後はゆっくりシてあげるから」  りっくんは僕を落ち着かせると、ベッドに降ろして半回転させた。ギュッと抱き締めて、優しく奥をぐぽぐぽシてくれる。その間も、僕は何度も噴いて、その度にりっくんは力強く抱き締めてくれた。 「りっくん、もう怖くにゃい··から、奥、(しゅ)きに使(ちゅか)っていいよ」  あぁ、また反省していないと怒られるのだろうか。それでもいいや。優しいりっくんの、やらしく歪んだ顔が見たい。  怒られる覚悟をしてりっくんを抱き締めると、『俺の事好き?』と聞かれた。勿論だ。 「んへへぇ····愛してるよ。らからねぇ、大しゅきほーるろぉ♡ (ひしゃ)しぶぃら──んぉ゙っ」  僕がりっくんに脚を絡めると、どちゅんっと奥を貫かれた。優しさなんて欠片も無い。そして、りっくんがイク為のピストンを始まった。  近すぎて顔が見えない。僕の頭を抱えるように抱き締め、できるだけくっついていたい時の抱き方をする。ガツガツしているけど、甘えたなりっくんだ。愛おしさが込み上げる。 「んぁっ、奥(ちゅぉ)いぃっ! ふ、ぅぁ····りっくん··(しゅ)き····莉久····大好(らいしゅ)きぃ」  僕が言い終えると同時に、キスで口を塞がれた。余程興奮しているのか、口内を可能な限り奥まで舐め回す。りっくんの甘い唾液で、もっと酔ってしまいそうだ。  頑張って足を絞めたら、お尻も締まるのは摂理。りっくんはイッて、結腸にしこたま注がれた。  ベッドにゴロンと寝転がるりっくん。僕が擦り寄ると、嬉しそうに抱き返してくれた。  額や頬にキスをして、優しく僕のおちんちんを握る。 「ゆいぴ、ちんちん痛くない?」 「んーっと、ちょっとジンジンするけど····大丈夫らよ。あのね、最初はちょっと痛かったけろね、すぐ気持ちくなったの」 「そっか。ならいいんだけど····」 「あ、あのね····またシたい····かも」  恥ずかしくて、(たま)らずりっくんの胸に顔を(うず)める。 「今度は俺がちんこブッ壊れるまでイジめてやっからな。覚悟しとけよ」  八千代が、僕のカルピスサワーの残りを飲みながら言った。······こら。 「八千代(やちぉ)、そぇお(しゃけ)らよ! 飲んじゃらめれしょ」 「ん」  八千代は僕の上体を抱き上げ、口移しでカルピスサワーを飲ませてきた。僕は、与えられるまま飲み干す。 「ん··はぁっ····。八千代(やひぉ)ぉ····僕、悪い子らぁ」 「んっはは、可愛い〜」  僕が八千代のお腹に抱きつくと、啓吾に笑われてしまった。八千代は、甘えた僕の頭を撫でてくれる。 「気分悪くねぇか?」 「大丈夫(らいじょーぶ)らよ。八千代(やちぉ)()いて?」  どストレートにお願いした。やっぱり、お酒の力って凄いや。いつも言いたくても言えない事が、ぽんと言えてしまう。  この後、もう玩具(オモチャ)で遊ぶ余裕もなく、皆は僕を貪るのに必死だった。気がつくと時計は午前3時を指していて、生き残っているのは僕とりっくんだけだった。 「だらしないなぁ。啓吾なんて、ゆいぴに飲ませといて真っ先に寝たもんね」  啓吾は、酔った僕がお強請りばかりするものだから、3回も抜かずにシて、抜くと同時に眠ってしまった。  八千代と朔も、似たような感じだ。余程、酔った僕が好きらしい。  意外と冷静だったのはりっくんだ。ペース配分を間違わないように、時々深呼吸をしながら致していた。  りっくんが水を取りに行ってくれたので、ほんの一瞬1人でポケッとする。無性に寂しくなったので、りっくんが戻ってベッドに膝を着いた瞬間、首に抱きついてみた。ペットボトルで両手が塞がっているりっくんは、それを投げ捨てて僕の腰を抱く。 「何それ。可愛すぎるんだけど。もう潰していいの?」 「····いいよ。れも、離れてぅの寂しいから、1ミリも離れないれね」 「ん゙ぅっ····りょーかい。謝っても朝まで離してあげない」  酷く雄の顔を剥き出しにしたりっくん。朝を迎えるまで、本当に1ミリも離れることはなかった。  6時頃まで抱かれ、漸く外が明るくなった頃、これで最後だと言ってお風呂に連れて行ってくれた。抜かずに僕を抱えて行き、脱衣場でもう一戦してから抜く。 「やっ····抜いちゃやら····やっぱり寂しい」 「ん〜っ♡ 大丈夫だよ、ゆいぴ。俺がずーっと一緒に居るから」  そう言って、りっくんは片時も離れず、ベッドに戻ると僕をずっと抱き締めてくれていた。蹴り落とされた啓吾には悪いが、僕はりっくんの腕の中で安心して眠った。

ともだちにシェアしよう!