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追い込まれてイく
足をM字に開いた状態で縛られ、そこへ前腕も一緒に括られる。満足そうな八千代を見上げ、『カッコイイなぁ』なんて呑気なことを思っていた。
そこへ、待ってましたと言わんばかりに、アレを持って迫り来る啓吾。その手には、以前怖いくらいに気持ち良くなってしまったブジーが。
「そぇ··、挿ぇうの?」
極々短い時間だったらしいけれど、寝て少しは回復したかと思っていた。だけど、舌は回らないし身体も思うように動かない。まぁ、縛られていて動けないんだけどね。
「嫌? 怖い?」
「怖 い····けろ、ヤじゃ··ない」
「挿れてほしい?」
「挿ぇ····ど、どっちれもいいもん」
「ふーん····。じゃ、やっぱ今日はやめとこっかな」
「えっ····」
「だぁってぇ、どっちでもいいんだろ?」
「にゅぅ····」
意地悪な啓吾。全部分かっていて、僕がちゃんとできるか試しているんだ。
「······や、やっぱぃ、挿ぇてくぁしゃい」
「ふはっ、喋れてねぇのクソかわ♡ で、何を?」
「····それ」
「ブジーね。ドコに挿れてほしいのかも、ちゃんと言ってみ」
「ふぇっ····。ぶ、ブジー··僕の、お、おち、おちんちんに、挿ぇ··ふ、ふぇぇ····挿れて··くらしゃい」
顔を隠せないのがツラい。マジマジと僕を見る、皆の視線が痛いんだ。きっと、また変な顔をしているのだろう。
(あぁ、もう。ホント恥ずかしいな····。啓吾のばかぁ····)
「んっふ♡ よくできました」
満足したのか、啓吾はご褒美のキスをしながら、おちんちんの先端へブジーを差し込む。この、入る瞬間がとても怖い。
啓吾は、僕の恐怖心を紛らわせるように甘いキスをしてくれる。慎重に、僕を傷つけないように、少しずつブジーを進めながら。
キスの合間に、甘い声が小さく漏れる。お互いの吐息が熱くて逆上せそうだ。
長い長いご褒美のキスの最中、ブジーで何度もイかされた。啓吾がブジーを上下させると、たっぷりのローションがぷちゅぷちゅと音を上げ、えっちな音とキンとする快感でイッてしまう。
息なんて当然できなくて、キスどころじゃないんだよ。それなのに啓吾は、僕が失神する直前まで尿道責めをやめてくれなかった。
(おちんちんだけでこんなの、お尻も一緒にって考えたら····ひぁぁ··ホントに犯されながら死んじゃいそう····)
途中、朔が僕を支えようと後ろに座ってくれたんだけど、手持ち無沙汰だったのか乳首で遊び始めた。
朔の胸に後頭部を受け止められて、啓吾のキスから逃げられないのが何よりもしんどかった。だって、啓吾がワザと逃げられないように押さえつけてくるんだもん。
そんなことをシながらブジーでイかせてくれるなんて、本当に器用なんだから。とろんと堕ちていく思考の中で、凄いなぁなんて思っていた。
気絶寸前まで僕を追い込んだ啓吾は、頃合いを見てりっくんと入れ替わる。朔は、僕をゆっくりと仰向けに寝かせた。
りっくんが、僕の腰の下に低めのクッションを挟む。ブジーの挿さった半勃ちのおちんちんが、ぷらんと垂れたのが少し恥ずかしく思えた。
このまま、りっくんのおちんちんを挿れられるのかと思ったのだけれど、どうやらそんな甘いものでは済まないらしい。
さっきの手袋をつけたりっくん。手にたっぷりとローションを馴染ませている。また腕を挿れるのかな。もう、ダメな気がするんだけどな。
それでも、あの快感を身体が覚えてしまったものだから、やめてと言えないバカな僕。
「それじゃ、挿れるよ」
そう言って、りっくんは僕の右の太腿を軽く押さえる。指先がアナルに当てられ、キュッと締めてしまう。
「ふふ··、怖い? ゆっくりするから大丈夫だよ。安心して、力抜いててね」
優しい声で宥めてくれる、穏やかな表情のりっくん。これから人のお尻に腕を突っ込もうとしているとは思えない、仏様のような穏やかさだ。なんだか詐欺っぽい。
「チッ····フィストばっかで俺ら出る幕ねぇじゃねぇかよ」
「後で、莉久と啓吾の腕より俺らのちんこのほうがイイって理解さ せてやる」
お怒り気味の八千代と朔。後でって、まだする気なんだ。今何時なんだろう。学校はまだ休みだからいいけど、ちょっとお腹空いたんだよね。まぁ、食べる余裕なんてないんだけど。
そうこうしていると、りっくんが手首まで一気に挿れた。そして、ぐぽんっと引き抜く。また、指先から挿れてぐぽんと抜く。
「んあ゙ッ····イ゙ァ゙ァッ······んに゙ゅ····んぉ゙····」
出し挿れされる度、汚い声が漏れてしまうけれど声を殺せない。もう、そんな余力は残ってないんだ。されるがまま、僕は快感に身を委ねてしまう。
「っはぁぁぁ····可愛い。啓吾、スイッチ入れて」
「あいよ〜」
何のスイッチだろう。そう思った瞬間、ブジーが振動し始めた。これだったのか!
「ふぎゅぅぅ····ブジ、も、らめ······じゅっと、イッてぅ····りっく··苦し ····んあぁっ」
ぐぶっと手を挿れて、前立腺をナカから指で押し上げる。そうしながら、器用に震えるブジーを上下させるりっくん。これ、本当にダメなやつだ。
脳が爆ぜたように思考が飛び、腰は勝手にガクガク振れ、全身の力が抜けてゆく。イクのを少しも我慢できない。
「あぁ··、ゆいぴその調子。いいね、そのままイき続けて」
(このまま····? りっくんのばか、死んじゃうよ····)
りっくんの命に従うつもりではなかったけれど、身体が勝手にイき続けるんだから仕方がない。お望み通り、イき続けて全身ゆるゆるだ。
ブジーを奥まで差し込み、一度手を抜いたりっくん。一息つき、真面目な顔をして言う。
「そろそろできるかな」
これ以上、何をしようと言うのだろう。振動をやめないブジーから、微弱な快感が流れてくる中僕は、開いたままのアナルをヒクヒクさせている。
自分でも閉じきれていないのが分かる。このままだったら、本当にりっくんに介護されちゃうのかな。
「おい、さっさとシねぇとケツ閉じんぞ」
「分かってるよ! でもちょっとくらい息整えさせてあげないとマジで死んじゃうでしょ。バカ場野」
「あ゙ぁ? テメェ、後でその喧嘩買ってやらぁ」
「はーいはい。後で売り直してあげるから、今はそこで俺 が ゆいぴイジめてんの指咥えて見てなよ」
後でと言ったのに、喧嘩を売りっぱなしのりっくん。参戦できない八千代は苛立ちがピークを迎えていそうなのに、どうして無駄に煽るのだろう。
りっくんが“ざまぁ”と言いたげな顔で、視線を八千代から僕へ戻す。八千代を煽る時のりっくんは、物凄く楽しそうで悪い顔をしている。
僕の呼吸が少し整うと、お尻が締まらないうちに次の段階へとゆく。
りっくんは、人差し指の第2関節から、小さめに握った拳のままねじ込んでくる。お尻が締まらなくなったら····なんて、愚問だったんだよね。
何度目の自問自答だろう。今度こそ、本当にお世話されちゃうだけなんだよね。僕の羞恥心が朽ちていくやつ。きっと、これまでと何も変わらない。
引っ掛かりを存分に活用して、焦らすように引っこ抜く。また挿れて、ぶぽっと引き抜く。当然だけど、排泄感は拳の方が深い。入ってくるのも、かなりの衝撃だ。
おちんちんで震えているブジーが、奥深く前立腺を刺激している。まただ。どこでイッてるのか分からない。全部でイッてるこの感覚が、身体も脳もダメにしてゆく。
「莉久、交代」
啓吾がりっくんと入れ替わる。静かな啓吾が、僕の股ぐらに入り僕を見下ろす。
「挿れるよ」
指先から、ドリルのように小さく捻りながら入ってくる。獣の様な声を上げ、僕は啓吾の手を深く飲み込む。
啓吾の手は、りっくんよりも少しだけ太い。ナカを突き進んでくる啓吾の手が、ち ゃ ん と 前立腺を掠めて奥に触れた。
「はぁ····け、ご··ブジ····抜 いてぇ····おち、ち、ふ··噴きたい····」
「噴き····っふ♡ おっけ、苦しかったな。よく頑張ったね、いっぱい噴いていーよ」
啓吾は、ずるるるっと勢いよく引き抜いた。その衝撃たるや、背中を反らせてイッてしまった。
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