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スイッチ、オン

 落ち着いて興奮している皆。朔は、奥のダメな所の手前で遊び、最後のひと突きでダメな所を抉って射精した。声なんて、もはや抑える気はない。  大自然の中、僕のはしたない声がこだましているのだろう。そう思うと、またお尻がキュッと締まった。  朔がおちんちんを引き抜く。内臓ごと引き抜かれそうな大きさ。きっと、今日はこんなものじゃ終わらないのだろう。  今のこれは、ただ軽く抜いただけ。そんな感じがする。朔だけじゃない。さっきのりっくんだって同じはずだ。  皆の事なら分かるもんね。そう、心の中でふふんと悦に浸っていると、朔のおちんちんが離れて数秒後、啓吾のおちんちんが入ってきた。 「ん゙、あぁぁ····深··んぃぃ····」 「お前、食いながら犯すなよ」 「タバコ吸いながら犯してた場野くんに言われたくありません〜」 「っせぇ。いつの話してんだよ」  付き合ってまもない頃の話だ。待てをされすぎて機嫌を損ねた八千代がした愚行。あまりにカッコ良かったから僕はキュンキュンしてたけど、りっくんにキレられていたっけ。  そして、どうやら啓吾は、僕のお腹を潰しながら何かを食べているらしい。確かに、いい匂いがする。  直後、八千代が僕の喉に射精していると、腰に熱い何かが垂れた。 「ぇ゙、ぁ゙がっ····」 「あ、ごめーん。タレ落ちた」  半笑いで言っているであろう啓吾。声が浮かれている。  またその直後、ポタポタっと数滴落ちてきた。熱くて、反射的に腰が反る。 「うっぁ····締まりやべぇ」  啓吾が、ググッと奥へ押し込んで留める。ぐぽっと奥に入ったまま、先っぽで抉るように壁を持ち上げた。  同時に、八千代は出し終えておちんちんを喉から抜く。咳き込むけれど、奥に流し込まれた精液はもう僕の胃の中。絶対に吐き出さない。  僕は、酷くされて愛を感じ、ゆっくりとイッて絞り出すようにトロトロと精液を溢れさせる。何度もイッて、もう出ないはずなのに。  今だと言わんばかりに、りっくんが僕の脇腹を噛んだ。僕は、与えられる快感に脳がショートし、獣のような声を上げてすごい勢いで潮を噴射する。 「やっぱ結人、熱いのも感じんだ。今度ロウソクとかやろっか」 「ろ··しょく···あぃ、なんれも、ちてくらしゃい」  正直、ロウソクだとかそんなの今はどうでもいい。僕は、力無く上体を落とす。  すると、腰に溜まっていたタレが、背筋を這うように流れてくる。 「んぁぁ····」  これまた力無く声を漏らす僕。そんな僕の背筋を、腰から舐め上げてくるりっくん。項までくると、僕を食べてしまうかのように噛んだ。   「美味しい(ほぃひぃ)····」  りっくんは、項を噛みながらポソッと呟く。その甘い声に、僕は肩を震わせてまたイッた。  そのまま耳殼、耳輪、耳の中まで舌で犯すりっくん。僕の脳がりっくんの熱で溶かされていくようで、思考がどんどん鈍っていく。 「なー、肉焦げるよ? 食わねぇのー?」  外から冬真の声が聞こえる。食べたい。だけど、今僕が食べているのは別のお肉。  りっくんが、反り勃ったおちんちんで上顎を撫で、僕が嘔吐くと喉を突く。涙で視界が滲む。口もお尻もおちんちんでいっぱいになって、もうそれ以外に何も考えられない。  トロトロで頭がバカになっている僕は、啓吾の長い射精をお腹で飲み干した。そんな僕に『愛してるよ』と甘い言葉を置き、ぶぽっと汚い音を立てて引っこ抜く啓吾。  お尻にプラグの先を当てながら、舌なめずりをして『もっかいフタしとこうな♡』と言って、啓吾はゆっくりとプラグを押し込んでいった。  けれど、八千代はそれを許さない。挿れたばかりのプラグの輪を指に掛け、くぽくぽと内側からアナルを拡げて遊ぶ。  啓吾を退かし、四つ這いの僕に覆い被さるように、台へ手をつく八千代。僕の耳元へ唇を寄せてくる。 「俺のは要らねぇの?」  八千代が意地悪く聞いてくる。りっくんは、一度おちんちんを抜いて喋らせてくれる。 「ほ、欲ちぃ····」 「ハッ··、知ってる」  薄らと笑い、僕のナカの入ってくる八千代。僕に入るのを待ちに待ってた時の、太くて硬すぎるおちんちんだ。 「ふ、あ゙ぁ゙ぁ····ん゙っ、ぐ··お゙っぎぃ··ン゙ァ゙ッ、硬··ぃ、ぁぁん♡」 「ゆいぴ、力抜いてごらん。ほら、あーんして俺の食べて。噛み千切らないでね? ゆいぴのナカをぐっちゃぐちゃに掻き乱す、大事な肉棒なんだから♡」  りっくんは、ねっとりと耳に絡みつくような甘い声で、ゆっくりと聞きとれるように話す。耳元じゃないのに、声を聞いてるだけでイッちゃいそうだ。 「肉··ぼ··?」 「そう、お肉好きでしょ?」 「(しゅ)きぃ♡ んぁー··」  僕は、ぼーっとしながらりっくんの肉棒(おちんちん)を頬張る。頭を撫でてもらい、僕は身も心も甘えきる。  八千代の硬いおちんちんで、ナカをゴリゴリと削るように擦られ、りっくんの長いおちんちんを捩じ込まれて喉奥を塞がれる。  どっちも刺激が強すぎて、ラストスパートをかけられた瞬間死ぬかと思った。  八千代は僕の腰をグッと持って、引き寄せながら腰を打ちつける。最後に奥へ深くぐぽっと入った衝撃で、八千代が出すのと同時に僕は潮を噴射した。  りっくんは、僕の後頭部で手を組んで引き寄せ、喉の奥にどくどく流し込む。タップしても離してくれない。八千代に『死ぬぞ』と言われて、恍惚な笑みを浮かべながら『まだ大丈夫』と言うりっくん。大丈夫じゃないよ。  出し終えた八千代は、まだ僕のナカを緩く突いている。余韻を楽しんでいるようだ。  りっくんは、僕の限界ギリギリでおちんちんを抜く。僕は口を閉じられないまま、涎を垂らして蕩けた顔を晒す。それを見て、りっくんはまたおちんちんを突っ込んだ。 「やっばい。ゆいぴのえろトロ顔見てたらちんこ治まんないや」 「それな。肩も項も赤くして全身ぷるぷるしてんの、すっげぇ可愛い」  そう言って、八千代は僕の背面を指で撫でる。ビクビクと感じて、腰を反るとナカが抉られて噴いてしまう。  もう、僕の身体は僕の意思に従わないんだ。勝手にイッて勝手に腰を振って、勝手に喉もお尻も締めて搾り取ろうとしている。 「マジで、コイツ見てっと腰止まんねぇわ」  2人は勝手な事を言って2回戦を始める。朔と啓吾なんて、とっくにバーベキューを再開しているのに。  八千代とりっくんは、さっきよりも激しさを増して僕を犯す。僕は、全てがどうでもよくなり、本能のまま2人を求める。  りっくんの腰に抱きつき、自ら喉奥へ欲して飲み込んでいく。自分で限界を越えようと、奥へ奥へと喉を拡げて受け入れる。  そんな中、お尻とお腹の力を抜くのは至難の業だ。けど、八千代のをもっともっと奥へ受け入れたくて、懸命に力を抜いては入れてを繰り返し、八千代の腰にお尻を押しつける。 「ん゙っ··ちょ、おま、待て····ンで急にスイッチ入ってんだよ」 「ゆいぴ、ダメ、俺もうもたな──ン゙ッ、あっ♡」  2人は、おちんちんと腰を震わせながらイッた。僕がイかせたみたいで、優越感が湧き上がる。 「ハァ··、ゆいぴエロすぎ····」  僕の髪を頭頂部で握り、快感に表情を歪めたりっくんが言う。すっごくえっちだ。  八千代は、僕のお尻を両手で鷲掴んで指を食い込ませる。爪を立てないように、加減しているようなのが可愛い。 「んへへ♡ 2人(ふたぃ)とも、気持ちよかったぁ?」 「「最っ高」」  八千代とりっくんは、声を揃えて言った。直後、流石の2人も疲れたのか、その場でへたり込んでしまった。  満足感で満ち足りていた僕は、台の上で蹲ったまま眠ろうとしていた。なのに、僕を攫いに来た啓吾がそれを『そこで寝たら危ねぇだろ』と微笑んで阻む。  僕に水を飲ませてからお姫様抱っこしてテントを出ると、朔に『いい加減飯食わせてやれよ』と言われていた。けれど、啓吾は『こんな蕩けてんの犯さねぇとかある?』と返して朔を誘う。  いくら僕たち以外に人がいないとは言え、ついに外でシちゃうなんて、いいのかな····。    蕩けきった僕をテントの影に立たせ、置いてあったクーラーボックスに手をつかせた。ここは、中より風通しがいいから涼しい。それに、時折湖から吹く風が冷たくて気持ち良い。  けれど、膝がガクガクしていて立っているのがやっとな僕は、そんな事を気にしている余裕などない。力が入らなくて、少し腰が落ちている。  チャンスと言わんばかりの啓吾は、下から掬い上げるように突き上げた。 「んお゙、あ゙··はっ、ふ、ぅ、ん゙ん゙っ」  おちんちんで持ち上げられ、足が浮いている。腰に添えている手でも軽く持ってはいるが、殆どおちんちん頼りだ。  それから啓吾は、前後ではなく下から突き上げるように腰を振る。僕の自重でおちんちんが刺さり、上手く結腸を抜けると僕の上体を起こし、足を抱えて軽々と持ち上げた。  くぽっと結腸から抜け出て、今度は前立腺をすり潰す。 「おい、足場悪いんだから無茶するなよ」  朔が注意する。  確かに、足元は大きめの砂利が敷き詰まっていて、油断すると滑って転んでしまいそうだ。転んだが最後、痛々しい怪我は間逃れないだろう。 「わーってるって。それよかほら、さっくんも挿れる? すーっげぇとろっとろ♡ 緩んでっから挿れれんじゃね?」 「お前なぁ····。昼間からそんなにトばしてたら結人の体力がもたねぇだろ」  と言いつつ、おちんちんはバキバキに勃っている。 「(しゃく)····挿ぇてくぇにゃいの?」  僕は、不安げに指先で唇を弄りながら朔に問う。グッと息を飲む朔。僕の事を想って我慢してくれているのに、僕ときたら····。  もう一息なのだろうか。と、頑張ってしまう。  片手をお尻に持っていき、啓吾のおちんちんを撫でアナルヘ中指をねじ込む。クイッと少し拡げて、朔に見せた。 「ね、朔のおっきぃおちんちん、入るかなぁ?」  朔は、顔をボッと赤くした。そして、海パンからおちんちんをブルンッと引っ張り出す。 「あ〜っれ? さっくんデカすぎじゃね?」 「知らねぇ···けど、まだ完勃ちじゃねぇ」  そう言って、朔がハァハァしながら迫ってくる。  えっと、アレ挿れて大丈夫なのかな。て言うか、入るのかな····。

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