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皆、本気なんだ
待ちきれずにベッドへ上がってきた朔。恍惚な表情 で僕を見下ろし、ジーンズのファスナーを下ろす。そして、僕の目の前に、屹立したおちんちんをぼるんと取り出した。
「わりぃな莉久。今日は待ってられねぇ」
そう言って、朔は僕の口におちんちんを押し当てる。こんな大きなおちんちん、しゃぶってる余裕なんてないのに。
「んぁ? あぁ、そ、いいよ。一緒にゆいぴのこといーっぱい愛でてあげなきゃね。ゆいぴのナカにアイツらが微塵も残らないように、さ」
「当然だ。ほんの欠片でも残してたまるか」
雄々しい2人の、全力の愛が僕へ叩き込まれる。りっくんの奥責めは依然として、それなのに、朔が僕の口へ強引にねじ込んだ。朔が『口、痛くねぇか』と聞いてくれるけれど、答えさせてはくれない。僕の反応を見て、大丈夫そうだと判断しているらしい。
2人の激しさのおかげで、絶え絶えに漏らしていた声も漏らせなくなった。苦しい。けど、ボーッとしていくこれは、いつも通りの心地良さ。もう、ふわふわが止まらない。
口いっぱいに含んだ朔のおちんちんが、遠慮なく喉奥を塞ぐ。その所為で締め付けてしまい、りっくんが僕のお腹に長い長い射精をした。僕のナカで快感を得て、ぶるっと腰を震わせるりっくんが愛おしい。
りっくんが出している間に、朔も喉奥へ精液を注ぐ。とても濃くて飲み込めないや。
出し切った朔が、啓吾から受け取った水を口移しで飲ませてくれる。例の如く、口端からちょろちょろと零しながら、精液を流すつもりでごっくんと飲み込んだ。
いつまで経っても口移しが下手くそな僕を見て、目を細め微笑む朔。僕は、そんな朔が愛おしくて堪らない。
りっくんは抜かないまま、僕の給水が終わるのを待ってくれている。なんとか飲み込めて、僕が『すっごい濃かった』と言うと、どういうわけか朔は僕の肩に思い切り噛みついた。
さっきまでの柔らかい王子スマイルはどこへやら、一転して雄の本能を剥き出してきたじゃないか。
「い゙あ゙ぁ゙っ!! 朔 っ、朔 ぅ! 痛゙い゙ぃっ!! 肩ぁっ、ちぎっ、千切れちゃう ぅっ!!」
「····ん、はぁ····」
食い込ませた歯をそっと浮かせ、満足そうに惚 けている朔。耳元で零された朔のいやらしい声が、脳に響いて腰が抜けそうだ。
どうやら、僕の身体はいつにも増してヤバいらしい。敏感になりすぎた肌へ、朔から繋がる唾液の糸がヒタッと触れただけで身体が跳ねた。
「ふっ··、可愛いな。そろそろ、本気で喰い千切ってやろうか?」
とびきり甘い声で言う朔。こんなのズルいや。反射で『お願いします』って言っちゃいそうだった。
流石に痛すぎるだろうからごめんだよ。
僕が、涙をポロポロ零しながら痛みに感じていると、ヤキモチを妬いたりっくんが僕の腰を押さえつけた。
容赦も加減もなく、どちゅっと奥を貫く。
「ン゙ッ····はっ··ぅ゙····」
深くイッた衝撃で声が出ない。そんな僕の、朔とは反対側の肩を、りっくんは朔よりも強く噛んだ。
痛すぎて声が出ない。痛みを逃がす為、僕は寄り掛かっていた朔の背中に爪を立ててしまう。
「イ゙ッ··っぎゅぅぅ····」
意識が飛びかけたけど、りっくんはすかさず奥をぐっぽぐぽして僕を呼び戻す。僕への愛が止まらないりっくんの、ねちっこくて乱暴な呼び戻し方だ。
朔にしがみついたまま、僕は肩の痛みと結腸でイキ続ける。朔に立てた爪が深く食い食い込んでいく。けれど、イクのが止まらなくて力を抜けない。
「ごめ ··朔 、背中 ··んあ゙ぁ゙ぁ゙っ、んぅ゙ぅ゙··ごめ゙、ね····」
「いい、俺は大丈夫だから気にするな。それすら愛しいと思えちまうから、このままでいい。結人はそのままイキ続けてろ」
ふと見上げた朔は苦しそうで、それでいてとんでもなくえっちな顔をしていた。その顔を見ただけで、僕は軽くイッてしまう。
「やぁっ! りっく、待っ··、らめぇ! も、イクの怖 いよぉ····」
「ごめんね、ムリ。ゆいぴのトロットロぐちょぐちょのお尻まんこ♡ 良すぎて止まんない。てかゆいぴの肉壁 が俺のちんちんに絡みついて離してくれないクセに何言ってんの? ほら、『もっともっとイキたい♡』ってゆいぴが離してくれないんだよ」
りっくんは腰を緩めるどころか速めてくる。早口で何を言ってるのかよく分からなかったけど、りっくんが興奮してて奥をどちゅどちゅ潰したいんだっていうのは分かった。
あぁ、りっくんの変態に安心してる。でも、やっぱイクのは怖い。今日は、なんだか変なイキ方ばかりするんだもん。
いつもより敏感な所為か気持ち良さがハンパなくて、早いし深くいし自分では少しも止められない。お清めの時はいつも、いつもより皆を求めちゃうんだけど、今日はいつもよりそれが酷くて、イキ過ぎている事よりも怖い。
なんて僕が泣き言を言うと、朔は啓吾を呼んで何か耳打ちをした。
りっくんがイクまで待つ朔。りっくんがイクと、へばっている僕を抱き上げた。ずろろっとりっくんのおちんちんが抜けて、僕はイキながらベッドに横たえられる。
そこへ、啓吾がロープを持ってきて朔に手渡した。受け取った朔は、俯せに寝かせた僕の背中で、僕の両手を組んで手首を縛ろうとする。
「ふぇ? 縛ぅの?」
「嫌か?」
「嫌じゃにゃい··けろ、イキしゅぎて怖 いんらもん····」
「じゃぁ、怖くねぇように優しくイかせてやる」
そう言うと、朔は不安に駆られる僕を一度抱き起こし、とても優しいキスをくれた。
「ん····お願いします 」
朔は、今度こそ後ろ手に手首を縛ると、僕の不安定な上体を啓吾に押し渡した。僕を受け取った啓吾は、ゆっくりと下ろしておちんちんを咥えさせる。
後ろからは、朔の大きなおちんちんがぐぷっと押し込まれる。亀頭が入っただけで、僕は潮を噴出してしまった。優しいってなんなのかな。
これがもっと奥まできたら····イキっぱなしになるのを想像してまたイク。また段々イクのが怖くなって、僕は身を捩り『んーっ』と抵抗した。
けれど、朔は僕の腰をガッシリと持って押さえ、ゆっくりと捩じ込みながら言う。
「暴れんな。痛くすんぞ」
「ふぅぅっ····」
朔が痛い事なんてするはずがない。それは分かってるけど、僕の身体はバカみたいに素直な反応を見せる。
(痛いの、欲しいかも····って、それどころじゃないよ! んぁっ、ダメダメダメ! ゆっくり押し拡げられたら····あぁっ、んんぅ····も、ダメ··イクイクイクッッ!!!)
啓吾のを咥えたまま、僕は何も言えずに唸り声をあげながら、朔のおちんちんを奥の奥まで飲み込んでいく。たった数秒で何度イッただろう。
「あーあ、朔が怖いコト言うから··。ゆいぴ漏らしちゃったじゃん」
水を飲みながら見ていたりっくんが言う。
漏らしたのは、おしっこなのか潮なのか、自分のおちんちんから何が出ているのかなんて分からない。怖くて漏らしたのか、想像してイッたのかも分からないんだ。
啓吾のおちんちんが喉を塞いだ所為でイッた可能性だってある。イキ過ぎてワケが分かんないや。何をどうされても、何処をどう触れられても、皆の温もりが気持ち良くてイッちゃうんだもん。
そうして、息ができなくなってきた僕に、啓吾が息継ぎをさせてくれる。
「ほら結人、息して」
「は··ぁ、うん。啓吾、おちんちん ····」
僕は啓吾のおちんちんに吸い付き、じゅるじゅると音を立てて吸い上げる。手が使えないのだから仕方がない。
舌で裏筋スジを強く舐めると、啓吾はえっちな甘い声を漏らして、僕の頭を押さえつけ喉に射精した。喉に引っかかるような濃い精液を沢山流し込まれて、本当に死んじゃうかと思った。
そういえば、今日は啓吾の口数が少ない。いつもなら、率先して絡んでくるのに。どうしたのだろう。
僕は、恐る恐る啓吾を見上げる。すると、朔に負けず劣らずなえっちぃ顔で僕を見下ろしていた。そうか、喋る余裕がないやつなんだ。
饒舌に言葉責めでイジメてくる事が多い啓吾だが、本気の雄スイッチが入ると静かになる。今日のはそれだ。僕に痛い事をシたい、僕をとことん泣かせたいって目をしている。
察した僕は、自ら啓吾のおちんちんを喉奥に収めた。喉が治るまでダメって言われてた所を越えて、吐けないくらいまで奥へ。
一瞬、啓吾が僕の頭を押さえて止めようとした。けれど、僕の心を読んだのか、啓吾はそのまま僕の頭を持って腰を突き上げる。
りっくんと朔から『おい』と止められても、本気の喉責めをやめない啓吾。僕が欲しがっているからと言うけど、りっくんに『テキトーなコト言うな』って怒られている。
「待て莉久。多分、結人が欲しがってんのは嘘じゃねぇ。結人、すげぇ喜んでる」
「ははっ、嬉ションするくらい欲しかったんだ? どうだよ莉久、ナメた責めじゃ満足できねぇってさ、うちのド淫乱お姫様は♡」
僕の耳を指でイジくりながら、啓吾が高圧的に言う。りっくんを煽っているようで、実は僕を煽ってるんじゃないかな。
そう思った僕は、啓吾のおちんちんを離して言った。
「ん、はぁっ··。もっと、僕のこと、めちゃくちゃに愛して? 朔 、抱 っこ」
朔の上に乗せてもらった僕は、朔に広げた両足を持ってもらい、指でアナルを拡げて誘う。
「啓吾 も、キて····?」
ビクンと跳ねるように、ビキッと硬さを増した啓吾のおちんちん。ナカで朔のおちんちんも大きくなったんだけど、本当に挿れちゃって大丈夫かな?
一瞬だけ、不安が過る。だけど、迫ってくる啓吾の顔を見たら、そんな不安よりも啓吾が欲しいという想いのほうが圧倒的に勝 った。
高鳴る鼓動はどこまでも疾 る。口から飛び出しちゃいそうだ。
「今度はつまみ食いじゃねぇかんな?」
そう言うと、啓吾は僕のアナルを親指で拡げ、朔のおちんちんに沿わせて滑り込ませてくる。亀頭が入っただけなのに、アナルが焼けるように熱い。
みちみちと入り口を拡げて入ってくる、啓吾のおちんちんも熱い。肉厚なおちんちんが2本、大きすぎてギリギリなんだ。
「ゔ、ぁ゙··凄 ··、んんんっ、硬いぃ····」
朔に背中を預けている僕の口を、啓吾が塞いで舌を差し込んできた。突然の激しいキスで、僕は簡単にイッてしまう。
イッて噴いて、ほんの少し緩んだ隙に、啓吾は奥まで一気にねじ込んだ。
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