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身仕度

風俗店の一室。 祐羽は抵抗していた。 「やっ、やだっ‼ 無理ですーッ‼止めてください‼」 「もう、覚悟決めちゃいなよ!ここまで来たら仕方ないよ」 「ほら、脱いで脱いで‼」 「着てくれないと、私たちも怒られちゃうんだから‼」 この少し前に田部が顔を出して、女がひとり客の元へと送られて行った。 その際に準備が出来ていない祐羽は軽く叱責された。 そして、女たちは祐羽に仕事用へと準備を命じられていた。 「ごめんね‼ これ、お願いだから着てね!」 他の女子従業員から、お揃いの薄いブルーのリボンがついたキャミソールを着せられそうになって祐羽はジタバタと暴れていた。 相手は女といえ、華奢な祐羽は余り体格に差はない。 逆に、まだ成長途中の祐羽の方が小さいかもしれない。 それだけ体格が同じ位の相手に、数人で押さえつけられては抵抗など、抵抗にならない。 「それっ‼」 「フフフフ~。何だか興奮してきちゃった!」 勝手な事を言いながら、服を無理矢理脱がされる。 この殺伐とした環境からか、祐羽は女たちの格好の癒し系となってしまっていた。 「やだってば~‼ 止めてくださいっ‼」 上半身脱がされ、それから必死で掴んでいたズボンも、とうとう脱がされる。 下着1枚の姿で恥ずかしがる少年の痴態に、女たちは色めき立つ。 「なに、この子~‼」 「可愛い‼食べちゃいたい!」 「キミ、絶対に童貞だよね~‼ お姉ちゃんが貰ってあげようか?」 なんて各々好きな事を言っているが、羞恥心からパニック状態の祐羽の耳には、一切聞こえていなかった。

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