377 / 1012

第376話 ※

「あっ、あっ、あっ、ダメッ無理ぃ、あ…っ」 ジュプジュプと音を立てて舐めしゃぶられ、祐羽のモノはあっという間に硬くなり膨れた。 おまけに後ろの指が覚えのある場所を狙った様に刺激してくる。 「あ…ん゛んんっ…ンッ!!」 ソコ、そこは駄目ぇ…! 祐羽は喘いだ。 前に無理矢理抱かれた時にも感じた場所だ。 今再び探り当てられ、思い出した。 そこを刺激されると性器に直接駆け抜ける様な快感が沸き起こる。 「あぁぁっ、あっ、んっ、んっ」 加えて、舌先で先端の孔を抉じ開けるように愛撫されてはもう限界だった。 「っーーーーーっ…!!」 その瞬間、祐羽は無意識に性器を九条の口内へと押し込む様にして硬直した。 ピュピュッと小刻みに放出されるそれに、耐える様にして口を食い縛った。 そのままの状態でブルブルと震え射精する。 それから少しして、祐羽の腰はゆっくりと下りていった。 ハァハァと激しく胸を喘がせ今日2度目の射精の余韻に浸る。 さっき風呂場で手によって促された射精より、断然快感の大きさが違っていた。 気持ち良すぎて頭で何も考えられそうもない。 あ…僕、九条さんの口に… そして口から出された祐羽の性器は唾液と精でベトベトに濡れている。 九条はゆっくりと口に出された物を飲み込むと、ペロリと唇を舐めた。 口に出しちゃった…謝らないと… ぼんやりと射精の余韻に浸ったままに思う。 気持ちよくて我慢出来なくて九条の口へ性器を押し付けて射精した事に罪悪感が生まれる。 謝ろうとした祐羽だったが、体に一切力が入らず息を整えるので精一杯だった。 ……え? すると、祐羽の足が左右に割り開かれた。

ともだちにシェアしよう!