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第383話 ※
何度かいかされもう出ないと思っていた祐羽の性器は完全に勃ち上がって、とめどなく先走りを溢している。
「あっ、あっ、ダメっ、もうっ、あっ、あっ」
「ハァッ、ハァッ、ハァッ」
バチュバチュッドチュドチュッという音に荒々しい九条の腰づかい。
逞しい腹筋が波打ち、衰えを知らないピストンは的確に祐羽の弱い部分を突きつつ、いつの間にか自身の全てを収めていた。
もう、祐羽の体は難なく九条を全て受け入れていた。
「あっ、あっ、いっ、ダメっ、ダメぇ…ンンッ」
とうとう祐羽は泣きそうな声で訴えた。
「…っ、そろそろイクか?」
「…ッ」
そう訊かれて訳も分からず頷いた。
それに九条が応えるようにして祐羽の1番感じた前立腺を抉る様に、何度か押し潰す勢いで自分の性器を打ち付ける。
バチュバチュと音が激しくなっていって、祐羽の頭の中は既に前立腺を硬く大きな性器で擦られる事しか考えられなかった。
脳が麻痺していた。
「あっ、あっ、あっ、も、もうっもうっ、あっ」
そ、ソコぉ…っ、ダメぇぇっ…!出る!出ちゃ…っ、
「あぁん、んんぅ…んんっ…っ」
耐える祐羽の胎内へと九条の大きく硬い性器が1番奥へズンッと捩じ込まれた。
「…ッ!!!」
声にならない声で祐羽はシーツを握り締めたまま叫んで息を止めた。
ビクッと喉を曝け出して身を反らし、硬直したまま幼い性器から精液を飛ばす。
同時に咥えていた九条の性器を締め付けた。
「…っ!」
九条が息を詰め腰を大きく震わせ、促された様に祐羽の最奥へと思い切り射精した。
あ、…九条さんの…。
熱い精を注がれるのを射精の余韻に浸る間もなく祐羽は感じていた。
熱い精子が胎内を濡らしていく。
ドクドクと脈打ちながら送り込まれる大量の精を受け止めながら、漸く祐羽の体も弛緩していく。
ハァハァと荒い息をお互いに整えながらも、九条が口づけを求めてくる。
それに応える気力は一切ない祐羽だが、されるがままに受け止めた。
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