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わぁーーーっ!!! 祐羽は内心叫びつつ思わず顔に手をやった。 九条の裸体を見るのは初めてのことではない。 とはいえ、明るい場所で改めて裸体で向き合うことの恥ずかしさには羞恥が沸き起こる。 いつもはエッチな展開にあれよあれよと巻き込まれるのだが、今回は勝手が違う。 「…」 チラッと指の隙間から九条を見る。 顔、胸辺りまでは見れるが…そんな祐羽にはお構い無しに九条が堂々と前も隠さずに立っている。 「何をしてる」 「い、いえ、その…」 そうだ、意識しなければいいんだ。 これからお風呂に入るだけだし。 それに銭湯と一緒だと思えばいいんだよね。 恥ずかしくない、恥ずかしくない。 祐羽は自己暗示をかけながらも本能には逆らえず、つい無意識に気になっていた九条の下半身へと視線を向けてしまった。 「!!!」 卒倒しそうになる。 見たことないとは言わない。 もちろん、見たことはある。 九条とは体を合わせて愛を確かめあったのだから。 とはいえ、久し振りに見る剛直は目には暴力でしかなかった。 あまりに自分の分身とは違いすぎたからだ。 えっ、九条さんのこんな…。 慌てて視線を外したけれど時既に遅し。 祐羽の頭にはしっかりと九条の立派な雄の残像が刻まれてしまっていた。 あんなに大きかったっけ? しかも形が~形が~!! 勃起もしていないのに、あの大きさに恐ろしくなる。 「九条さんっ、早くシャワー浴びてサッパリしましょう!」 クルリと背中を向けた祐羽は、誤魔化す様にシャワーのノズルに手を伸ばした。

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