632 / 1012
※23
前に出した瞬間に九条の手のひらへ下手に擦れてしまい余計に感じてしまう。
刺激に耐えるが、それを面白がった九条が黙っているはずがなかった。
祐羽の童貞の先端に指先を添えるとゆっくりと被っていた皮を下ろそうとする。
「い゛…!!」
痛い!!!
「やぁっ…、痛い!!止めて止めて、九条さんっ!!!」
ほんの少しだけ頭を出したもののそれ以上されたらという恐怖から本気で抵抗する。
痛くて気持ちよくもなんともない。
「イヤだ!!」
祐羽が泣きそうに声を上げると、九条はそれ以上は皮を剥くことは無かったが、先走りを性器の先端に塗り込んだ。
「ヒィ……、ンッ」
普段すっぽり隠れている部分は、敏感だ。
祐羽だって自慰をしたことはあるが、先端は敏感すぎて逆に痛い。
だから月1回程度の自慰の際も殆ど竿部分を少し扱くだけであっけなく射精していた。
つまりは先端は快楽に弱く敏感で、そんな場所を九条に責められてはもう成す術などない。
「アッ、アッ、…もぅ、ダメぇ…っ……っ!!!」
快感にクパクパしていた小さな穴をピンポイントでゴシゴシと擦られた祐羽は、堅く膨らませていたモノからピュピュッと勢いよく精液を飛ばした。
「…、…ッ」
射精の余韻に震えながら浸る祐羽を後ろから優しく抱きながら、九条はゆったりと性器をあやす。
正直いうと今は止めて欲しい。
射精直後はとてつもなく敏感で、触って欲しくない。
だけどそれを言う元気も無かった。
力なく頭をイヤイヤと振るしか出来ない。
「限界か?」
そんな九条からの声に祐羽は「ん」と声を漏らし頷いた。
ともだちにシェアしよう!