おかしなことに自分の貧相な胸に九条が吸い付いてくれている事実に、男の自分でもいいんだという安心感と嬉しさを無意識に感じていた。 それが祐羽の快楽へと繋がっている。 「アッ、ンッ、九条さんっ…ンッ」 大きく厚い舌で舐められ吸われる羞恥心と気持ち良さに祐羽は益々昂っていく。 同時にペニスを大きな手に包まれて扱かれて、祐羽の意識は射精へと持っていかれてしまう。 しかし同時に意識が遠退く感覚がして、瞼を閉じたり開けたりが始まった。 気持ち良い…イキたいよ、早くして九条さん。 それにもう眠くて…。 その気持ちを察した訳ではないが、タイミングよくピョコンと立ったお子様ペニスに九条の舌が辿り着くと、祐羽は「あっ」と小さく声を漏らした。 目を閉じていれば舌がどの様に動いているかを改めて感じさせられる。 竿を横から舐め上げられて、それから敏感な先端を優しく刺激される。 先端は特に弱いので、それをされたら堪らない。 童貞で普段自慰をしないペニスは皮を被っているが、少しだけ頭を覗かせているので穴をグリグリされては射精まで僅かな余裕しかない。 「アッアッアッ、ダメッ、イクッ、ハァッ…ッ、ッ！！」 それを丸ごと口内へ招かれジュポジュポと扱かれた祐羽は、顎を反らし息を殺しながらそのまま声も無く達した。 達した時の気持ちよさはハンパなく、充足感に満たされ、その射精後の余韻に浸ろうとした祐羽だったが、達して敏感になっているペニスを九条が再び舐め始めた。