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そんな迷惑者は最終的には九条の胸元へいつも納まって、ぬくぬくと安心感に包まれてゆっくりと目覚めるのが定番だ。 恋人の胸の中で目覚める幸せを味わう祐羽。 しかし、このことを中瀬と眞山が知ったらお小言を食らう案件である。 「……おしっこ」 正直まだ眠いのだが、尿意を催した祐羽は我慢出来なくなってムクリと体を起こした。 九条を起こさない様にと静かにベッドから降りると、ぽてぽてとトイレへと向かった。 勝手知ったる九条の家なので、半分目を閉じていても問題なくトイレへと着いてパジャマと下着を下ろす。 そしてスッキリすると大事なモノを仕舞いながら自然と目が覚めてくる。 そういえば昨日の夜、九条さんに…。 昨夜の事を思い出して羞恥に頬が染まってしまう。 乳首は精神的に気持ちいいのもあるが、ペニスは直接的な気持ち良さがある。 受け入れる側とはいえ、自分も男だから本能的なものもあってか、ペニスへの刺激にはとことん弱い。 けれど、弱いだけに九条に気持ちよくなって変な顔を見せているのではないだろうかと心配にもなる。 おまけに、気持ち良さと睡魔が合体して、九条の求めに応える事なく寝てしまったのだ。 「九条さん怒ってたりして…」 今までも何度かあったとはいえ『仏の顔も三度まで』というではないか。 これは不味いのではないだろうか?と、不安になってくる。 怒られる、呆れられる、それとも別れるなんて言われないとは思うが…。 「前に勝手に別れるなんてダメって約束したもんね!だから大丈夫!!ん~だけどなぁ…」 九条を高確率で放置している自分の所業を反省した祐羽はとあることを決めた。 「よし。今日は九条さんの為に色んなサービスしよう!」 そうとなれば行動開始だ。

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