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痛いのはどちらかと言えば後ろの方だし、解放してほしいのが本音だが心配してくれる九条を突き放せない。
「確かに特に赤くもなってないな。大丈夫ならいい」
「はい…」
(って、僕のおちんちんーっ?!大人しくしておいて!!)
ドキドキしていたせいか、気がつけば少し勃起しているではないか。
小さいくせに一丁前である。
「…皮、しっかり被ってるな」
「?」
内心焦っていた祐羽は突然言われて何の事だか分からず首を傾げれば、九条によって突然ペニスの先端の皮を摘ままれ指をゆっくり下ろされた。
「ッ――!!!?」
その少し下げられた瞬間、祐羽は痛くて瞬時に分身を両手でガードすると、その場で丸くなった。
「ううっ、痛い!!九条さん酷いぃ…」
そして九条を責めた祐羽は、そのまま布団の中へとベソベソ言いながら体を隠すように入った。
「そんなに痛かったか?」
「うううっ!」
大好きな九条だが、突然痛い事をされれば憎しみの目で見てしまう。
布団から涙に潤んだ目だけを出して抗議の強い視線を送る。
「悪かった。皮を剥いてやろうかと、」と言う九条の言葉など今は聞きたくもない。
スポッと布団の中に潜り込んで(九条さん、僕のおちんちんに痛いことした!!)と、祐羽は唇を噛み締め悲しみに打ちひしがれるのだった。
まさかそこまで痛がると思っていなかった九条は珍しく反省して、こんもりと盛り上がっている恋人の巣を若干戸惑いの目で見つめた。
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