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※ (僕、なんだか最近エッチになってきたかも。今までこんな風になったことないのにな) 高校生になるがこれまで特に女の子をエッチな目で見る事は無かったし、自慰すら他の思春期男子より少ない祐羽には戸惑いだらけだ。 (あんまりエッチな事は考えないようにしなくちゃ) そのうち海水浴などへ行った際に女性の水着姿を見て勃起する様なコメディ漫画みたいなことになったら恐ろしいと本気で心配になってくる。 今年の夏みんなで行った海水浴で見かけた女性の水着姿をぼんやりだが思い出してみる。 記憶がぼんやりなのは、祐羽にとって興味が無かったからだ。 なんとかイメージして、それからパンツの中をコソッと確認するが、分身はチマッと大人しく寝ている。 (大丈夫、大丈夫。僕はエッチじゃない) 「おい?」 「!!!」 ホッとしたところへ突然九条に声を掛けられて驚き慌てて振り向いた。 「おっ、おはようございます!」 「どうした。もしかして痛むのか?」 まさかコソコソと分身のチェックをしていましたとは口が裂けても言えやしない。 「いえっ、痛くないです!大丈夫です!」 首を振って否定するが問答無用で捕まえられてしまう。 「ふぇぇぇんっ…チェックいらないです、いらないぃぃ…!」 「暴れるな」 ベッドで九条医師による検診が始まった。 ライトの下、恋人にセックス以外でペニスをじっくりと見られるこの拷問。 「ううっ、大丈夫です…本当に本当です」 長く男らしい指に摘ままれた囚われの小さなペニス。 (なんでこんな事に…恥ずかしいよぉ。早く終わって) 羞恥に両手で顔を隠したが、何かされるのが怖くて指の間からちょっと様子を見てしまう。 「痛いか?」 「い、痛くないです」 上下に動かしながら九条に痛いか訊かれて首を振り情けない声で答えた。

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