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第8話 番外編(口紅のせいで。※)

今僕は海斗と男子トイレの個室にいます。 なぜこんなことになったかというと数分前に遡ります。 僕は2コマ目の講義が終わり、海斗と昼食を食べようと待ち合わせ場所に向かった。海斗は2コマ目がなく先に来ていた。僕のことを見つけるとすぐに海斗は近寄ってきて僕に言った。 「結城、これ見ろよ」 海斗は僕にシャツの襟を見せてきた。そこには口紅の跡があった。 「………ごめん。」 「友達に気付かれて彼女か!?ってからかわれたんだぞ」 申し訳なくなった。 「結城との関係は言ってないが…今からちょっとついて来いよ」 僕は海斗に袖を引かれ人気の少ないトイレの個室まで連れ込まれた。 そして今の状況に至る。 「結城、もっと寄れよ」 海斗は僕の首筋に舌を這わせた。そして、鎖骨の辺りまで下がっていく。そこで力を込めて長めに吸い付いた。薄い皮膚には赤く吸われた痕が残った。 「おい、何するんだよ。見えるだろ」 「ほら、大丈夫だよ。見えないだろ」 少しシャツの肩を上げると見えなくなった。 「そういう問題じゃないんだよ」 「そんなことよりもここ、何膨らませてるんだよ」 僕の下を指差して言った。 「それは…海斗が密着して…もう、気にしないで。出るよ」 「待てよ、」 海斗は僕のペニスをズボンの上から触れた。 「何するんだよ。ここ、トイレだぞ。人が来たらどうするんだよ」 「大丈夫だよ、ここは人の来ないトイレだし。それよりもどんどん大きくなって窮屈そうだぞ」 そう言って海斗は僕のベルトを外しズボンと一緒にパンツまで下ろしてしまった。 「おい、やめろよもう。」 「そう言っても体は求めてるだろ」 僕の言葉とは裏腹にペニスは天を向いて反り返っている。 海斗は僕のペニスを後ろから握りしめた。 「んんっ、」 「声が漏れてるぞ、ほらシャツ咥えて堪えとけよ」 僕はシャツを咥えてなんとか声を抑えようとした。 咥えたことで僕の乳首が顕になり海斗は片方の手で撫で始めた。 「んんんっ。…」 抑えていても小さな声が出てしまう。 海斗は先端から出た液で裏筋を擦る。乳首を触る手は右左と交互になり、硬くなっているのがよくわかる。 「んんっ、」 海斗は裏筋に人差し指を当て、竿を握り上下に扱く。後ろからされるドキドキ感と背徳感、そして下肢の快感で頭は真っ白だ。 「んんんっ、んんっ」 イキそうなことを海斗に声にならない声で訴える。そしてあっという間に僕は果ててしまった。吐き出した白濁は竿をつたい落ちていきそうだ。 「可愛かったぞ。ほらこれでおしまいにするぞ」 海人はトイレットペーパーを取り、僕の精液を拭き取ろうとする。 「嫌だ。まだ、したい」 まだ残っている精液で僕は後ろの穴をほぐす。不思議なことにみるみる指が入っていった。 「結城。いいのか。あんなに嫌がっていたのに」 見ると海人のズボンは先走りで染みができている。 「いいよ…早く挿れて…///」 僕は壁に手を付き、海斗の方にお尻を突き出す。頭ではこんなところでしたらいけないのは分かっているが抑えが効かない。 「どうなっても知らねえからな」 海人はズボンを脱ぎ、バキバキに力の入ったペニスが姿を見せる。そして、僕の蕾に当てがい体を進ませる。 「んんっ…」 海斗の陰毛の当たる感触が伝わる。それから海斗はゆっくりと腰を打ち始めた。 「っん…っん…」 「結城の中、いつもより締りがいいぞ…」 「んんんんっ…ん、」 服を咥えて何も反論することができない。 「ほら、またピクピクしてるぞ。こんなとこでして…」 そう言いながらも海斗の腰は動いたままだ。 ーガチャー 「!?!?!?」 誰かトイレにやって来てしまった。 「あー…2コマ目だるかったー」 「お疲れ様、お前はこれで今日終わりだったんだろ」 「そうだけど」 海斗は僕の中に入れたまま動くのをやめたが、絶妙に前立腺を刺激していて声が出そうだ。海斗、何もするなよ。そう願っていた矢先に海斗は僕の乳首を摘み、弄り始めた。 「んっ、」 声が出てしまった。海人に手で口をふさがれた。 「おい、今何か聞こえなかったか」 「いや、気のせいだろ。疲れ過ぎなんだよ」 ちょうど水が流れたせいもあってか深く追及せず、彼らはトイレを後にした。 「何するんだよ、海人。人が来ているときに」 「結城を困らせたくって。今から覚悟していろよ」 小さな声で言うとさっき程よりも力強く下から腰を打ちつける。海人の太いカリが僕の襞を擦り上げる。 「あっ、、んんっ……」 打ちつけるたびに僕は声が漏れてしまう。奥にある突起物に強い刺激。海人の動きが早くなっていく。 「俺もう…あっ、」 海人のペニスがビクッと脈を打った瞬間、中に温かいものを感じた。 「まだ、僕…」 イって少し柔らかくなっていた海人のペニスだが元々大きいため中を充たすには十分だった。海人の精液が僕の中でぬちゃぬちゃと音を立てている。思い切り奥を突かれた。やばい、来る。全身に電撃が走ったかのように感じ、気づいたとき壁に白い液が飛び散っていた。 海人はゆっくりと抜き去り、僕はトイレットペーパーで汚れた個室をきれいにした。 そして僕たちは人の気配を伺い個室から出た。 「もう、こんなことしないでよ」 「最後は結城が誘ったんだろ」 「そうだけださ…」 「ほら、昼飯食べに行くんだろ。もう時間ないぞ」 「分かってるって」 僕たちは急いでトイレを出て食堂へ向かった。 海人の白濁が後孔から下着に漏れて、それから一日興奮していたのは内緒の話だ。

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