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「たく、お前があんなに淫乱だったなんて知らなかった」 「ごめん。なんか、我慢できなくて……」 貯水槽のタンクを背に後ろから抱くようにして髪や肩に口付けると、湊が恥ずかしそうに身じろいだ。 「僕の事、嫌いになった?」 大我の指を自分のそれと絡ませながら顔を傾けて上目遣いで見上げてくる。不安そうな表情が可愛くて、大我は湊の額に軽くキスをした。 「嫌いになんてならねーよ」 「本当? 良かった……。僕、ずっと君の事が好きだったんだ」 「え……っ」 「何回も君に抱かれる所を想像して自分で慰めたりしてたんだけど……ゴメン、気持ち悪いよね、こんなの」 顔を真っ赤に染めて俯く湊の姿に大我の胸が高鳴った。まさか湊が自分の事を好きだっただなんて考えてもみなかった。 「……っ、気持ち悪いわけねぇだろ」 むしろ嬉しい。嬉しくてどうにかなりそうだ。 「俺だってお前の事、すげぇ好きだし……ずっと犯したいって思ってたから……今でも夢じゃねぇかと思ってるくらいで」 「……夢なんかじゃないよ。これが、現実……」 するりと指先を撫でられ、性的な意味を持った手つきに思わず喉が鳴る。 「だから、もう一回しよう?」 「――っ」 湊の唇が耳に触れ、甘く噛まれる。そんな事をされてしまえば、なけなしの理性なんてあっけなく崩壊してしまう。 「ああ、いいぜ……」 大我は獣のように荒々しく湊を組み敷くと、再び快楽の海へと溺れていった。

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