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赤「あ、先輩たち来た!」
緑「わぁ赤薔薇と白薔薇の子だ。こんにちは〜」
白「こんにちは」
黄「うわーなんか…いつも遠くから見てたから不思議な感じだなぁ……」
赤「クスクスッ、そうですね」
絞り「おぉ、揃ってますね」
黄「古谷先生だーこんにちは!屋上が開いてるの知ってました?」
絞り「いや、知りませんでした。これは本来であれば他の先生にも言っておいたほうがいいと思うのですが……
まぁ、こうして薔薇が秘密で使ってるのならいいでしょう。我々は隠れないといけない存在ですし」
緑「中々生徒がいるところじゃ話ができないですからね」
黄「…って、見事にここまでで紅一点なのか私。まぁ普通じゃ難しい運命を手助けしてるっていうので、そうなるのかな?
しっかし今年入学の薔薇の子たちはいい子だわ。もしこの子たちと学年被ってたら間違いなく話しかけてたのに…私って薔薇運に恵まれてないのかな……」
緑「えぇ、同じ学年に俺いるよ」
黄「あんたは全然恋愛に興味無かったでしょ!ってか人に興味が無かったでしょうが。そんな奴に話しても右から左がオチよ」
緑「あ〜…否定は出来ないかも。最近になってそういうのわかったからなぁ」
白「そう、なんですか?」
緑「うんうん。ある子が気づかせてくれてさ、そのおかげで結ばれたんだよね。緑の場合は」
赤「へぇぇ…本当にいろんな成り立ちがあるんですね、運命って」
絞り「そうですね」
今日、ここにこの5人が集まった理由。
それはーー
赤「まだ結ばれていない薔薇との関係をどうしてるのか、聞きたくて。
僕たち1年よりもずっと長くこの学園にいるので、アドバイスとかあればぜひ教えてほしくて……」
白「まだそんなに薔薇に話しかけてないから、いま結ばれてる薔薇に話が聞きたくて、呼ばせてもらいました」
緑「成る程ねぇ」
黄「いい判断なんじゃない?」
絞り「えぇ。学ぼうという姿勢も素晴らしいです」
赤・白「「あ、ありがとうございますっ」」
黄「そうね…確かに扱い注意って薔薇もいるから……
それじゃ、とりあえず現時点で知ってる薔薇教えてもらおっかな。なんとなくそうじゃないかな?っていうのも言ってみていいから」
緑「うんうん、俺とゆっこちゃんは3年だしある程度は薔薇知ってるから、それぞれ付き合い方教えるよ。
まぁ、それでもわからないのもいくつかあるけど」
黄「そこは古谷先生が知ってるでしょ、教師なんだし。
それじゃあ、まずは1年の2人が話す。それから私たち。最後に先生って順番でOK?」
赤・白「「はいっ」」
緑「うん、おっけー」
絞り「分かりました」
黄「よしっ。
じゃ、早速1年から話してみようか」
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