「あぅ……あ、んぅ……っ、だめ、乳首、やだ……んぅ、ふ、」 いやだといいつつも、その白い喉からあがる喘ぎ声はこの上なく甘い。 てらてらと濡れて敏感になったところに息を吹きかけてみたり、少しだけ歯を立ててみたりと心の赴くままに弄り、吸ったり舌先で先の窪みをつついたりしてたっぷりと楽しんだあと、左の乳首も同じように丹念に舐めてから、ようやく僕は少し体を離しビスチェを上からじっくりと見下ろした。 蕩け切って火照った体は肌理が細かく、どこか真珠のように滑らかな光沢がある。そして僕に愛撫されて尖り切った乳首とピンク味を帯びた小さな乳輪は、細いなりに均整のとれた美しい体の中でひときわ淫美に見えた。 僕はその体にしばし見惚れてから、ゆっくりとビスチェの胸から腹、恥骨へと手を這わせていく。 継続的な薄い刺激に身悶えるビスチェの扇情的な姿をたっぷりと堪能したところで、ついに完全に勃ち上がっているペニスへと手をかけた。 「ああっ！！！」 一番の性感帯を急に手の中に握りこまれて、ビスチェの体が大きく跳ねる。その反応に気を良くして、僕はビスチェの雄を愛情たっぷりに擦りあげた。 「あ、ああ、あ、だめ……っ」 陰茎への刺激は別格らしく、擦る度に少しでも快楽を逃がそうとするのかビスチェの体がくねくねと蠢く。その姿がなんとも言えず淫らで、僕はあえて他を刺激せず、両手でビスチェの分身を可愛がる事にした。 ペニスの根本をぎゅっと握りしめ、指で輪っかを作って高速で擦りあげる。 「うあっ、ちょ、ふぁ……っ」 カリの部分を親指で虐めたら、面白いように体が跳ねた。 「はぁ……っ、ビスチェ、気持ちいい？」 聞かなくても手の中でパンパンに膨れ上がって震えているペニスの感触で、ビスチェがどうしようもなく気持ちよくなっているだろう事は感じられた。 うっすらと目を開けて僕と目が合うと、ビスチェは恥ずかしそうに微かに頷く。その恥ずかしそうな、けれど幸福そうな顔を見るともっと気持ちよくしてやりたくなる。 「あ……っ」 完全に勃ち上がっているビスチェの雄を一気に根元まで口に含み、舌でやわやわと愛撫した。 「ん、ああ……っ、」 ペニスの感度も高まりきっているんだろう、手で擦り裏筋を舐め上げ、溢れ出てくる先走りをチュパチュパと音を立てて舐めとってやる度に、ビスチェの体は快感を堪えられない様子で背を逸らせビクビクと跳ねている。 「うああっ……ひっ……んん……も、もう、ムリ……っ」 汗ばんで艶を纏った肌も、乱れて肌に張り付いた髪も、とてもエロティックだ。 「ああああっ！！！」 チュウっとひときわ強く亀頭を吸ってやったら、ビスチェは呆気なく果てた。