「分かっているよ。だから今まで我慢していただろう？」 「が、我慢って」 「僕の言葉だけじゃ信じられないみたいだから、心も体もまとめて説得することにした」 ビスチェの真っ白な肌の中でぷっくりと盛り上がる乳首が美味しそうでたまらない。ちょっとだけ口に含んでみたら、ぴくんと可愛く反応してくれた。 「あっ、ん、待って」 「ダメ、待たない」 直接的な刺激にようやく涙も止まり、いつもは青白いくらいに白い頬がふわりと紅く色づいている。慌てふためく唇をやわやわと食んで、音を立てて吸いながら口の中にぬるんと舌を滑り込ませた。 「……ふ、……」 少しは僕を受け入れる気持ちになってくれたのか、ビスチェの口から小さなため息が漏れた。上顎の裏をチロチロと浅く舐めて歯列を舐めとっていけば、互いの唾液が混ざるのが分かる。 「は……っ、んむ……ふ、ぅ……」 ビスチェが好きな濃厚なキス。 気持ちがいいのかすっかり体からは力が抜けて、もう僕になされるがままだ。 たっぷり口内を舐め回してから小さな舌を捉えて強く擦り付け、ちゅうっと吸って刺激する。舌を絡めとって自由を奪ってやったら、コク、と喉が動くのが分かった。 それがなんだか色っぽくてその細く白い喉に指を這わせる。首筋から鎖骨、薄い胸にかけてゆっくりと手を這わせていくと、身悶えるようにもじもじと脚が蠢いてそれがなんとも艶めかしい。 熱烈なキスで濡れた唇をぺろりと舐めてからビスチェの唇を開放し、今度は自分の手の動きを追うようにビスチェの首筋に舌を這わせてチョーカーと肌の境目を舐めていく。 「今日こそはその忌々しいチョーカー、自分の意思で外してもらうよ」 「……っ」 はあ……と甘い吐息を漏らすビスチェ。 空気を送り出すために上下した胸の頂に存在を主張する小さな粒はたまらなく魅力的だ。さっき少しだけ口に含んだせいで唾液を纏って濡れた粒はひときわ卑猥で、僕を誘っているようにさえ見える。 その誘惑に抗えず、首筋から鎖骨を辿ってその頂まで辿り着いた。 ちゅくちゅくと舐めてからぢゅうっと音を立てて吸いあげれば、ビスチェの体が大きく跳ねる。 「ああっっ！！？」 唇が一瞬、乳首から離れる程だった。 もちろんそれ程反応がいい場所を放っておける筈がない。再びその小さな粒に吸い付くと、唇でやわやわと食んで、チロチロとくすぐるように舌先で弄ぶ。 あいている方の胸は左手で揉みしだき、乳輪をなぞったあと乳首を指先で揉んで、硬くなった先端を爪で優しく押し込んでみた。