ビスチェが高まっていくのを肌で、締め付けられる結合部で感じて、幸福感に満たされる。僕の怒張はさらに硬く、ビスチェの奥を暴いていった。亀頭で奥をグチュグチュと間断なく突き、すっかり膨れたしこりを青筋でゴリゴリと刺激する。 「アアアンッ！！ いいっ！！ 気持ちいい……！！ もぅダメ……！ イク……っ」 「ビスチェ……！　一緒に……！！」 「ああああああっ！！」 切羽詰まったビスチェの声に、いよいよ僕は打ち付けを早めていく。無意識に逃げを打つビスチェの身体を逃がしたくなくて、体を強く押し付る。激しい打ち付けの最後、ビスチェの奥の奥まで僕のペニスが潜り込んだ瞬間、僕たちは同時に吐精した。 はあ、はあ、と荒い息が漏れる。 もうどちらの吐息かも分からない。 「ラルフ……」 少しの沈黙の後、小さく僕を呼ぶ声に、ゾク、と震えがきた。 焦点の合わない目で僕を見上げてきたビスチェは、壮絶な色気を放っていた。 「ラルフ……ラルフ……」 うわごとのように僕の名を呼び、その細腕を差し伸べてくる。 濃厚だった香りがさらに濃度を増し、脳みその中が熱で塗りつぶされていくような異常な興奮が僕を襲った。 ヒートだ。 ビスチェが発情している。 「ラルフ……」 僕の胸に頬を擦りつけて甘えてくるのが何とも言えず可愛過ぎる。今すぐ番おうと決意した。ビスチェの身体をひっくり返し、うつ伏せにさせて腰だけを引き上げる。 「ああああんっ」 のしかかるようにペニスを突き入れたら、ビスチェは可愛らしい声をあげながら僕を自ら迎え入れようと腰を高く突き上げてくる。 「ああ～～っ、ああ～～っ、深い……！　気持ちいいっ！！！」 互いに求め合った結果、一気にビスチェの奥まで僕の怒張が突き入れられた。 「ラルフ……！　ラルフ……！　好き……っ」 今までよりもずっとあけすけに僕を求めてくれるビスチェ。精一杯に腰を突き上げ、僕とより深くつながろうとしてくれる様がいじらしくて、僕はビスチェの背中から覆い被さり腰を強く打ち付ける。 「アアッ、アアッ、アアッ、アアッ、ラルフ、アアッ、もっと……！」 腰をくねらせ貪欲に僕とのつながりを求めるビスチェの腹に、存分に子種を注いでやりたい。ビスチェの快感をもっと高めるために背中から抱きしめながら両の乳首をこね回す。 「ヒ、アアッ、ラルフ……！　気持ちいい……気持ち、いい……！」 「ビスチェ、僕のビスチェ……！」 「ア、イク……っ、もぅっ！ イクッ！ イクゥッ！！」 「ビスチェ……っ！！ 僕も……」 切羽詰まった声でそう言った瞬間、ビスチェが振り返って僕を一心に見つめてきた。その両の目からはとめどなく涙が溢れている。 「噛んで……！」 「ああ、ビスチェ……！」 身体中の血が逆流しそうだった。