ひときわ腰を強く叩きつけ、ビスチェの最奥の壁を押し破る。キュウッと痙攣するようにビスチェのナカが僕の怒張を締め上げてくるけれど、その締め付けすらもう僕を止められない。 「あああああっっっ！！ すごいっ！！ ラルフ、ラルフ……！　もぅっ！ イクッ！ あああっ！！」 激しく腰を打ち付けて、最奥のその奥まで力強く突き入れた瞬間、僕は果てるのと同時にビスチェのうなじを強く噛んだ。 「あああーーーっっっ！！！！」 ビスチェの身体が歓喜で激しく震えている。 ビクビクと身体を震わせる獲物を確実に孕ませるためなのか、僕の精もかつてなく長く、とめどなく注がれていく。僕の生涯唯一の番の最奥に、確実に僕の精が届き、完全にひとつになっている。 「あ……ラルフ……身体が、熱い……っ」 蕩けきった声でそう呟くビスチェの顔が無性に見たくて、僕はビスチェを貫いたまま、なんとか正常位へと体勢を変えた。ビスチェの喉から悩ましい声が上がって申し訳ないが、今はどうしてもビスチェとつながったままでいたい。 「身体が熱いの？」 優しく問いかけながら頬をなで、その可愛い唇に小さくキスを落とすと、ビスチェはコクコクと小さく頷きながら、熱い吐息で応えてくれる。 「いつもと違う？」 「熱い……ラルフ、もっと……もっと、ラルフが欲しい……」 熱に浮かされたように腰をゆるゆると動かして僕を誘ってくる。その積極的な様子に僕の全然収まる様子がない怒張も脈打つほどに昂ぶってくる。 「きっと番になれたからだね。お互いをもっと、もっと、って求めているんだ」 「ラルフも……？　オレが欲しい？」 「もちろんだ……！」 その言葉を裏付けるように昂ぶった怒張でビスチェのナカをかき混ぜると、僕の精でいっぱいのビスチェの胎内は、グチュグチュと卑猥な音を奏で始めた。 「ああ、ん……ラルフ、幸せ……オレ、幸せだ」 蕩けるような顔で言われて、もう理性なんか吹っ飛んだ。 「ビスチェ……ビスチェ……！　僕の最愛。僕の唯一」 ビスチェの両足を肩まで高く持ち上げて、上からプレスするように凶悪なほどに昂ぶったペニスを突き入れる。 「ふ、あああっ！！！」 「ビスチェは知らないだろう。僕がどんなにビスチェのうなじに歯を立てるこの日を夢見ていたか」 激情のまま、僕はビスチェのナカを穿ち、蹂躙していく。もう、自分でもビスチェとつながりたい欲を止める事なんてできなかった。 「焦がれて焦がれて、やっと番になったんだ。生涯離さないから、覚悟してくれ……！」 絞り出されたような本音に、僕のビスチェはそれはそれは幸せそうな笑みを浮かべた。