94 / 238

阻まれた関係14

 瞬間鳥肌が立った。  逃げたくなる。  しかし、それに気づいた雛谷はしっかり腰を支えると、自分の上に俺を跨らせた。  足の拘束は解かれた。 「ひッッぎ……、ぁぐ」  より深く擦られ、視界が飛ぶ。  俺は雛谷の首に抱きついて顔をうずめた。  もう自力ではどうにも出来ない。  ただ、快感に喘ぐだけ。 「嬉しい、瑞希壊れちゃいそうだね」  縛られた手首がしびれる。  シャツを剥ぎ取られ、俺は全裸になっていた。  汗が流れる。  二人の息と水音が思考を曇らせる。  こんなの、正気でいられるワケがない。 「も、むりッぃいぐッッ……はん、ゃあんッッ、あ"ん」  雛谷はギュッと俺を抱き締め、深く深く貫く。  白衣に包まれ、錯覚する。 ―瑞希―  あの教師と。 「あは、瑞希苦しそう」 ―ははは、面白い顔―  歯を食いしばる。  もう、逃げられないのに。  俺は助けを求めた。 「いぃやッッやだ、だれか……だれッッが、たすけ、ぁんッひ」 「僕が助けてあげてるでしょ?」  雛谷は壊れ物を扱うように俺の髪を梳いた。 「類、ざッッわ先、生!」

ともだちにシェアしよう!