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認めたくないこと11

 頭を振って快感から逃れようとしても、それすら許さず腔内を犯される。 「ん、はんんッッんむ」 「目隠しされて悶えてるのってすげえエロい」 「しかも脱がさないとかお前マニアックなんだよ」 「うるせー。お前らだって気に入ってるくせに」  糞が。  阿呆なことばっか言いやがって。  そう言い返したいのに、漏れるのは息ばかりで声にならない。  シュルッ。  ベルトが外された。  更に手が増え、ゆっくりと脱がされる。  摩擦だけでも痛いくらい、勃っているのがわかった。  舌を噛んで死にたい。 「うわ……半勃ち」 「忍ちゃんヘンターイ」  カアッと熱くなる。 「あれ。変態って言われて感じちゃった?」 「んんっ」 「はいはい。聞こえませんって」  足首まで下ろされ、膝を立てて広げられる。  胸への悪戯が止まった。  全員の視線が感じる。  熱い。 「見られて興奮してんだろ」 「やっべ……ぶち込みたい」 「これ高く売れそ〜」  硬い手が太股を撫でる。  びくんと反応してしまう。 「女みたいなケツだよな、本当」 「彼女になってくんねーかなー」 「ヤリ用のだろ」 「ははっ。そうそう」  歯を食い縛る。  何か言うのも吐き気がした。  このあとの行為がもう想像するまでもなかった。 「んくっ」  先端に指が当たっただけで声が漏れた。  そのまま包み込むように手で握られる。 「もうイキそう」  グチュグチュと音を立てて擦られる。  自分でやるより遥かに強い快感を伴って。 「はっ……あくッッうあ」  酸素を求めて喘ぐ。  達するのに時間はかからなかった。 「んはッッ」 「はえーよ、忍ちゃん」 「そんな気持ちイイの?」  腹に出した液体をなすりつけられる。  気持ち悪い。  頭がガンガンする。  まだ余韻も冷めないうちにまた手が伸びてくる。 「ひうっ」 「もっかい位イッとこうか」  狂いそうだ。 「入れんの待てねーから口使っていい?」 「噛みちぎられんなよ」  ジッパーを下ろす音。  顔を固定され、嫌な臭いが迫る。  下唇を噛み締める。 「ほら。口開けて」  死んでも嫌だ。  息も止める。 「んっ」  それを助長するかのように鼻を摘まれる。  ぎゅっと。  頭に痛みが走る。  息が、出来ない。 「開けろって」  唇に液体が擦りつけられる。  吐きそうだ。

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