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どんな手でも使いますよ25
「ちょ……やめ」
後ろから汐野が脚を固定する。
クリームが塗りたくられ、そこに刃が近づく。
「ひっ」
ゾリ。
おぞましい音が耳に木霊する。
筋肉がびくびくと痙攣し、汐野の手から腿が滑り逃げようとする。
「大人ししろ。な?」
べろり、と首筋を舐められ肩が強張る。
どうして、こんな……
「お前も昔は剃ったんだったな」
「せやったっけ……懐かし」
俺なんて、俺の意思なんてそこにはないみたいに。
ぼたり。
黒の混ざったクリームが落ちる。
気持ち悪い。
広がっていく肌色も寒気がする。
十年前の姿に強制的に戻されてゆく。
ぼたり。
「や、め……」
「今更止めても逆に汚いだけやで」
知らない。
そんなの俺には関係ない。
ぐに、と割れ目も広げて刃が添わされる。
ぞくぞくとその感触に感じてしまう。
「鵜亥はん」
ぽん、と濡れ布巾を渡された鵜亥が丁寧にそこを拭って綺麗にしていく。
つい目線を奪われたそこは、あまりに幼く見えた。
布巾を置いて、俺の腰を持ち上げると身体を反転させて四つん這いにならされる。
汐野を見上げるかたちになる。
「口の使い方はお前が教えろ」
「混ざってええの?」
「その方が早い」
口?
ぐ、と頭を押さえられると目の前に大きな逸物が迫った。
臭いが後から襲ってきて、涙が溢れる。
必死に顔を遠ざけようとしても容赦ない力がそれを阻む。
「まずは舌出してみ」
無理。
絶対無理。
ぎゅうっと唇を閉じる。
頭上から溜息が聞こえ、顎に手をかけられたかと思うと指が咥内に侵入してきた。
チュクチュクと中をいじられ、力が抜けたところで先端を咥えさせられる。
「んむっ」
自分の唾液ではない粘ついた液が舌先に絡みつく。
全身の鳥肌が立った。
手をベッドについてなんとか身を起こそうとする。
だが、突然の後ろからの衝撃にそれも適わなくなった。
「んんんっ」
「具合は良さそうだ」
満足げな声。
腰から電気が背中に伝ってゆく。
一気に挿入された強烈な痛みに叫びも出ない。
ただ、鼻から弱弱しく洩れるだけ。
ゆっくりと引き出され、打ち付けられる。
「ん、っん」
一旦口を解放されたかと思うと、陰部に顔面を押し当てられる。
「舐めろ。咥えるんはそのあとや」
舌がぶるぶる震えながらソレに触れる。
弾力と質量。
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