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どんな手でも使いますよ24

 痛い。  気持ち悪い。  その感覚の繰り返しから何時間? 「あ……が、ぅあ」  目が覚めては電流に襲われ、無理矢理にでも気を失おうとする。  何度目のこと。  ぼんやりとする視界。  ここどこだっけ。  俺、なにしてんだろ……  そんなことばかり浮かんでは深く沈んで意識のロープを手放し落ちていく。 「そろそろ慣れたか?」  声がしたかと思うと、髪を掴まれ乱暴に持ち上げられる。  つーっと涎が垂れた。  体中の筋肉が弛緩してしまったみたいで、口すら閉じられない。  電流が止められる。  何一つ纏ってない体から揺れるいくつものコード。  うなじと、乳首と脇と腰と内股と。  ぐちゃぐちゃになった性器からは滑り落ちている。  それを拾い上げて、ぴちゃりと鵜亥は舐め上げた。  ごくりと喉が上下する。 「……流石に薄いな」  何回出したかなんてわからない。  足首までべとべとで気持ち悪い。 「あ……ん、え……おえ」  呂律が全く回らない。  鵜亥は微笑んで俺を横たわらせ、うつ伏せにさせた。  ぐちゅり。  突然の刺激に腰が浮き、突き出される。 「あっ、かは」  二本目が入ってきて、中をうねる。 「ふ、ぅう……う、く」 「寝てる間に汐野に洗浄させておいた。これだけ弛めば痛みはないだろう?」  洗浄……?  ぞわぞわと恐ろしい想像が膨らむ。  だが、音を立てながらかき回す指に思考が奪われてしまう。  内壁に滑らせ、指圧され。 「あ、あ……っ、んん」  ベッドに腰かけた鵜亥の指に狂わされる。  端から見れば、腰を突き出して揺らしながら愛撫に浸るはしたない雄なのだろう。  そんなことは知ったことじゃない。  足りない。  足りない。  ぎゅうっと中を締め付けても、物足りない。  四つん這いになって鵜亥の方を振り向く。 「なんだ」  三本目が挿れられる。 「んあっ」  足腰が全く働かず、崩れ落ちてしまう。  がくがくと全身が震えている。  一歩だって動けない。  まるで自分の体じゃないみたいだ。  裏ももを指が這う。 「ひぅっ」 「良い反応をする」 「や……だっ」 「だが、その毛は邪魔だな」  濡れた陰毛をぐちゃりと摘ままれる。 「ひっ」 「汐野」 「はいはい」  部屋の隅から声がすると、シャツとスラックス姿の汐野が剃刀を持ってきた。  次にやられることを読み取って悪寒が走る。

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