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1 学生生活
[カシャ、カシャカシャ、カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ]
鳴り止まないシャッター音が地下の冷たい部屋に響いていた。
俺は床に寝かせられ眩しい光の中にいた。
男が数人囲み、体に乗っかられていた。
「小僧痛いか?」
「ここにいっぱい流し込んでやるからな」
「ゲヒヒヒヒ」
汚い声が耳に届いた。
俺はその様子を目を閉じずにぐっと我慢していた。
朝の光とともに目を覚ました。
「はっ……はぁはぁ……っつ、いってぇなー」
全身打撲にくわえ腹にたまった精液が穴から垂れていた。
「やるだけやってこれだもんな……」
キツい体を起こした。
指を穴にいれ掻き乱す。
「んっ」
畳に白い薄くなった液体と切れて出た血が落ちた。
「あっくっそいってーわ」
時計を見るとすでに昼をまわっていた。
やべー学校……。
行きたくねぇー。
俺の名前は高倉 梓
高校2年だ。ちなみに1年留年してる。
理由としては出席日数が足らなかったからだ。
この汚い体で男に媚びを売ることにした。
親父が母親と別れた原因が俺とのセック○だった。
まぁ普通に息子にちょっかいだす、親父なんてキモイよな。
味をしめたのかそれからは俺を商品として金をもらって生活している。
小学生の時なんか3人にまわされ体の中ぐちゃぐちゃにされたのを覚えている。
それとあの音……。
それは今でも忘れない。
それに今成長しきった体は面白いようで小さかった時よりも予約が多く入るようになった。
正直なところ中学で学生生活は終わりたかったのだが理事長が親父の友人でそこに入ることになった。
羽山 高校 鮫島理事長 は週に1度、放課後に理事長室で俺を抱く。
だから学費は1年しか払わなくていいらしい。
つっても留年しちゃってるからどうなってるかは分からないのだが。
それに鮫島理事長はよくない噂しか聞かない。
親父の友人ってのも少し分かる気がした。
学校に到着し教室に入ると
「こら! 高倉くん遅刻よ、職員室で担任の先生には言ったの?」
「いいました~~」
席に座り教科書すら出さずに机に顔を伏せた。
「こら! 授業聞く体勢になりなさい!!」
女の教師は声が響くからうるさい。
「遅刻かよ、良い御身分だよな」
「学校に来る意味」
と小言が聞こえた。
うっせぇな。
やっぱ学校って嫌いだ。
でもあのシャッター音が聞こえないのはここだけ。
ここだけが俺の自由になれる居場所。
陽気な気温が俺を眠りの国へと誘った。
「こーら」
ばこんと教科書で頭を叩かれた。
「んにゃっ」
「んにゃじゃない、ほら教科書広げなさい」
「だれあんた?」
「まったく、この前の集会に出てなかったのか?」
「集会……覚えてない」
「俺は数学の新しい先生だよ、まったく」
「先生、高倉くんは新学期そうそう休んでいるので集会には出てませんよ」
「そうなのか」
しゃしゃり出てきたのはクラス委員長だった。
「じゃぁお眠な高倉に問題、はいこれ解いてみて」
「げぇー」
黒板の前に行ってチョークで答えを書いた。
「意外とできるんだ」
「2周目なんで答え知ってます」
「ふーん、じゃこれは?」
と数式と数字が返られた。
でも解ける。
「あら……意外と優秀」
他の生徒も驚いていた。
「もう、いいっすか?」
「うん」
授業が終わり、教卓から俺の名前を呼ばれる。
「おーい、高倉、荷物運び手伝って」
「はぁ? 数学係ってのがいるだろ?」
「いや、それお前だからな」
「まじかよ……」
休んでたのか遅刻して決め事を疎かにしていたのか俺は勝手に決められた係の仕事をした。
「てかあんた名前なんていうんだ?」
「ん? んー秘密」
「は? なんで?」
「みんな知ってることだからかな、クラスの子にでも聞けば?」
……。
「んじゃあんたでいいや」
前から3人の生徒が歩いてきた。
「高倉が先行と仲良くしてるのうけるわ」
「あ?」
「君たちやめなさい」
「うっせぇ」
「久々だな、ちょっと面貸せよ」
「……分かった、ちょっと待ってろ」
「んじゃ例の場所でな」
「って大丈夫か?」
「しるか、そんなの」
数学室に教材やノートを置いてあいつらの元に向かった。
去年、同学年の時に危ない連中がいた。
一部は理事長の手によって退学させられたって聞いたがまさか残党がいたとは。
部活で使うプールの裏にいた。
「待たせたな」
「おう、来ないと思ったぜ」
2人に囲まれネクタイで腕を拘束された。
「ここの具合はどうなんだ?」
と性器をズボンの上から掴んできた。
「悪いが1回1万は払っ……」
生徒の後ろにいたのは理事長だった。
「ああ、スポンサーがいてな、ちょっとやってこいって命令されちまって久々に激しく抱いてやる」
「くっ……」
逃げられると思った。
でも、あの男がいるのであれば俺はここで無残に尻を突き出したほうがいい。
膝まずき生徒の性器を咥え、腰を浮かせられ挿入してきた。
ゴムやローションなんてそんなものはない。
俺は通称[便所]と呼ばれているからいい扱いなんてされたことは一度もない。
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