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オムツに感謝……なんてしたくないっ!
「これこれ皆、手と舌とその他諸々を止めぬか。
人間が倒れてしまうぞ」
表がそう声をかけると同時に一人(人じゃないから一体?)の妖を除き人間から離れる。
背格好は小太りな人間、だけど顔だけが鬼の顔をしていて。
鬼の妖か? でも鬼の妖はもっと体が大きいって書いてあったような。
「これ、なまはげの。
人間は妖より体が脆い、倒れぬようにしっかり見極めなければならぬ」
なまはげか。
表に向けた顔はすごく厳ついのにこれでもかって言うぐらい目尻が下がってて面白くて笑いそうになる。
「へぇ、表先生すいあせん。
おら、人間初めてやったけ」
「良い良い、誰だって初めては失敗するものじゃ。
その人間を休ませてやれ」
へい、と言いぐったりとした人間を抱え急にすうっと消える。
「皆、こやつはわしの子故、この後一切わしの許可なく触れるのは禁ずる。
しっかり覚えてくれ」
とんっと背中を押され妖たちに囲まれる。
たくさんの妖たちに視姦されているような気分になり俺のものがオムツの中で窮屈に立ちあがろうとしている。
「影道、じっとしておれば舐められ触られるだけで気持ちよく終わるぞ。
後、口は開けておけ。突っ込まれるからな」
何を、と聞こうとした時にはすでに遅し。
妖たちが俺のことを触りにきている。
俺は興奮でされるがままに体を預ける。
生暖かいものが体を撫でる。
湿っているものが体をなぞりゾクゾクと体が震える。
目がないやつが、舌しかないやつが。
変わるがわる触る舐めるを繰り返す。
左の乳首を執拗に舐めるものもいれば右の乳首をチュウチュウと口をつけるものもいて。
太ももを優しく撫でる、舌で舐める、口の中を指でえずく程に入れては抜いてを繰り返すものもいる。
たくさんの快感がいっぱい襲ってくる。
(やばい、これ気持ちいい)
腰が抜け立てなくなっても妖が俺を支え快感を逃すこともできず永遠と愛撫される。
足に力が入らないがくがくと震えて体が限界で。
俺のものは完全に勃ち上がってオムツの前が変に盛り上がってしまっている。
それでも妖は止めない、俺も止めないでと願ってしまう。
オムツの上からゴリ、と膝で尻の穴を押され喘ぎ声が出る。
「なんだ? 尻の中に仕込んでんのか?」
「プ、プラグ、挿れられて、うんっ、はっ、るんだよ」
「やべーな。ここ数年の人間で一番エロくね? くー、口にも尻の中にもつっっこんで泣かせてぇ」
「オレもヤりたい」「最初に捕まえてりゃな……」「いつ解禁なんだよ」「尻ん中触るわ」
口々に妖たちが話しながら手も舌も止めない。
先走りがダラダラと漏れ、オムツの中が湿っていく。
オムツが水分を含んでどんどん重くなっていく。
と、急にオムツの中に手が入ってくる。
ふえっ、となっている俺を尻目に俺の尻が咥えているプラグをゆっくり抜き始めた。
「キュッ、やばい、それらめっ、んんあっ」
喘ぎ、腰をくねらせ逃げようとすれば妖たちが俺の体をガッツリ固定し指一本動かせなくなる。
プラグがゆっくり擦れもう少しで抜けそうになると勢いよく戻される。
ヒクヒクと自分の尻のな穴もナカも物欲しそうに動いてしまう。
「や、やらやら、ぬい、抜いて、はっ、はっ、はぁ……んンァっ!」
俺の喘ぎに妖たちがさらに興奮したように歓声を上げる。
(やばい、もうイク)
そうおもった瞬間、ふっと妖たちが周りから消える。
前のめりに倒れそうになった俺を表に抱き止められる。
「うむ、これで皆覚えたな。
それでは一度失礼する」
ぱっと視界が変わったと思うとフカフカのベットの上で寝転んでいる。
イケそうだったのに途中で止められ表を恨めしい表情で見上げる。
「なんという顔をしておるんじゃ、ほれ体を拭こうかの」
温かいタオルで体を拭かれる。
これはさっきと違う意味で気持ちいい。
はぁーとおっさんくさい声が漏れる。
表にまかせきりでされるがままになる。
「どれオムツの方もとるぞ」
表が焦らすようにゆっくりとおむつのテープを取る。
外れたと同時に俺のものが勢いよく飛び出しビタン、と俺の腹にくっつくほど反り返る。
俺は恥ずかしくなって顔を隠す。
「おお、すごい元気じゃの。いっぱい漏らしもしたんじゃ」
「だ、だってあんなの初めてだったから」
「いやいや、大抵の人間はここまでならんぞ。だいたい恐怖で漏らしはするが。
お主のようにここまで快感を拾うものはそうそうおらん」
ああ……と今まであった人間たちをかわいそうに思う。
あんなに気持ちいことされて喜べないなんて。
俺は家柄でたまたま妖に詳しかったから『知らない怖いのがいっぱい!』って状況ではなかったし。
妖に囲まれるのは怖いけど。
怖かったけどこれからはどう思うんだろう。
「ほれ、ぷらぐの方も抜くぞ」
言われた途端、お尻の穴がイヤッ、と言うかのようにキュッとしまる。
しかし表は全く意に介さずキュポンと取ってしまう。
俺の尻は寂しげに開いたままヒクヒクと動いてしまう。
また挿れて欲しい、もっと大きいのが欲しいと言わんばかりに。
「そのように物欲しそうな顔をするでない」
「し、してないっ」
「本当はどうなんじゃ? して欲しいことあるなら体で示さぬか」
ニヤニヤと意地悪く笑われる。
前のを出したいし尻ももっと擦ってほしい。
仰向けのまま足を広げ尻の穴がよく見えるように両手で広げる。
恥ずかしさと興奮で顔が真っ赤になる。
表が満足そうに笑い、グニュッと指が一本入ってくる。
たったそれだけでも俺の尻は歓喜するように咥え込み奥へ奥へと誘導するように飲み込んでいく。
表が指を抜き差ししているととある一点で指を曲げてぐっと押し込んでくる。
瞬間電気が走ったような感覚と共に俺は射精していた。
勢いよくでたものは腹の上はもちろん俺の顔にもかかる。
「全く耐え症がないのう、たった一回押した程度で」
そういうと俺の中から指が抜けていってしまう。
もっと欲しいのに、なんで。
尻がさっきよりも物足りない、と言ったようにナカも穴もヒクヒクと動きを繰り返す。
そう思っていると表が細長い何かを持ってくる。
形だけで言えばワイングラスの飲み物を入れる部分だけを細長くしたような感じだ。
「続きは家でヤッて上げるからの。今はこれを咥えておけ」
そう言うとググッと俺の中に挿れてくる。
グポンッ、と俺の尻は美味しそうに咥え込む。
見た目はさっきのプラグと同じように尻の穴に蓋されているだけに見えるけどナカがやばい。
力んだり少し動くだけでさっき電気が走った場所に当たってイキそうになる。
でもどれだけ尻に中に力を入れても体を動かしても直接的な刺激にならない。
もどかしいだけ。
何度もモゾモゾと動く俺を叱るように表が俺の尻を叩く。
その刺激でナカのものが動き気持ちよくなってしまう。
「それで、もう終わりなんだろ」
「うん、いや、そうなんじゃが……なにぶんな、お主のことを気に入った妖がたくさんおってな?
わし自身が妖らに挨拶しに行かねばならなくなっての……
大丈夫じゃ、わしの許可がない限り手を出してくる妖はおらぬ!」
「えっ?! ああ、うん、それは……」
「それにお主も他の人間と交流してくるがよい。
何十年も前からおる人間もたくさんおるからの。
せっかくじゃし奉仕の仕方でも教えてもらうがよい
あ、そうじゃ今度はどっち履く? オムツか他の人間と同じようなこのピンクのパンツか」
「パンツで」
表が布を合わせ腰の横でキュッと紐を結ぶ。
オムツより布が薄いし勃ったらこれ紐解けて全部曝け出し ちゃったりするんだろうな。
プラグの部分も隠れているけれど、自分では見えないがうっすら浮き出ているだろう。
紐を解かれ、妖や人間の前でプラグを入れたまま俺のものを立たせている自分を想像してしまう。
俺のものがまたムクムクと勃ち上がり始めパンツの前を膨らませる。
トロリ、と先走りが出てしまい、すでにパンツの前がシミになってしまう。
けれど先ほどのオムツより窮屈ではない。
オムツより、オムツよりマシだ。
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