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第167話
明日は休みだと思うとやっぱり嬉しい。
自ら希望して教師になったが、それはそれ、これはこれだ。
「明日はアラームかけねぇから、ゆっくり寝ような」
「正宗さんの方が早く起きるじゃないですか」
「俺は良いんだよ。
本も読みてぇし」
「狡いですよ」
すると、目の前の空気がふわっと動いた。
「大人は狡いんだろ?」
ちゅっと軽く唇を触れあわせられ、照れてしまう。
成人しても長岡の甘やかしはかわらずで、多々こうしてキスをされる。
逆を言えば、最近はセックスはしてない。
また環境に慣れるのを待っていてくれてるんだ。
「正宗さんが狡いかもです」
「ははっ、今更気が付いたか」
腕を捕まれ、また唇が触れ合う。
さっき歯磨きをしたせいかミントのにおいが濃い。
「なんか…」
「なんか?」
「……恥ずかしいです」
「なんでだよ。
いつもしてるだろ」
「だって…」
「夜だから?」
図星をつかれ黙ってしまうと、反対に恋人は嬉しそうな顔をした。
「ほんと、可愛い」
ちゅ、とまたリップ音が響く。
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