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第180話
ゆっくり押し倒され、長岡のにおいの染み付いた寝具に埋もれる。
洗濯用の洗剤の中に感じるにおいが好きだ。
長岡が1番なのは言わずもがな。
「やっぱ良いな。
俺のって感じする」
押し倒された身体の上に乗り上げるとすぐにキスをされる。
愛情表現なのか、マーキングの一種なのか。
どちらにしても長岡はキスをよくしてくれる。
……気持ち良くて好きだから嬉しいけど。
唇から頬へ、耳へ、首、鎖骨、と次第に頭の位置は降りていく。
胸まで降りると、心音が聴こえてしまいそうで恥ずかしい。
けど、慣れない仕事や勉強をしたい気持ちを汲み長い連休まで待っていてくれたことも理解している。
恥ずかしいから、と止めたくはない。
けど、流石に乳首を噛まれると腕を掴んでしまった。
「痛かったか?
なら、舐めてやらねぇと」
「どういう理くっ、…」
べーっと舐められたかと思えば、ちゅっと吸われる。
変な声が漏れそうで慌てて言葉を飲み込んだ。
高校生の頃より落ち着きの増した声が上擦るのはいまだになれない。
感染症予防であまり行為をしてこなかったせいだろうか。
「噛んだ方が反応良いよな」
「そんなこと…」
「そんなことねぇ?」
ニヤニヤする顔から顔を反らすと乳首を噛まれ兼ねない。
視線を外せずにいるしかない。
「なら、乳首だけで勃つか試すか?」
「変態じゃないですか…」
「人間みんな変態だろ。
安心しろ。
勃ってもかわらず好きだって」
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