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第190話

見上げた先で恋人は半身を起こしていた。 頭の中ははしたないことしか考えられず、口から飛び出そうだ。 「まさ、むねさん…」 「んー? どうした」 この顔だ。 サディスティックで雄くさくて、だけど下品じゃない。 そんな顔で見下ろされるとたまらなくなる。 はしたないことを口にしたい。 めちゃくちゃにされたい。 けど、明日は休みだ。 口に出せば与えられるのだろうか。 泣くまで待てを提示されるかもしれない。 勿論、泣いてもやめてもらえないかもしれない。 どちらか。 頭の中はぐるぐるするばかりで答えが出せない。 その間も長岡は脚を開かせたまま内腿をなぞってくる。 答えを急かしているわけではない。 楽しんでるんだ。 「あ……、の…」 「どうした」 この目だ。 俺はこの目に弱い。 「おか、して…ください」 膝の裏に腕を通し、恥ずかしげもなく──恥ずかしくてたまらないけど──股を拡げて浅ましいお強請りをした。 「はぁい」

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