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―序章―
なぁ、お前。どうしていつもそう何だよ…――?
やめろよ。俺に触るなよ…――。
胤夢はいつもこの俺に乾いた感情で、悲壮的な『愛』をこの俺に求めて来た。
俺は抵抗出来ないままに気がつけばいつも胤夢の事を抱いていた……。
其処に愛はない。だが、その不確かな境界線側の向こうに俺は胤夢へのこの『不確かな愛』を感じざるを得なかった。
最後に胤夢の身体を抱いた記憶が鮮明に、俺の頭の脳裏の奥に歪なほどの爪痕を残して俺の記憶から今でも離れられないままでいた…――。
Memory of light and a shadow……
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