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偶然は必然!? 6

「……っ、お兄さんだって、人の事言えないんじゃない?」 されっぱなしなのが気に入らなかったのか、青年が酷く艶かしい吐息を洩らし、腰を熱くたぎったソコに押し付けてきた。 行為を思わせるように揺らして煽られ、ゾクゾクとした快感が全身を駆け巡る。 「は、悪い子だな」 「どっちがだよ。……っあ、あんまり焦らすなって……」 強請るように腰を動かしてくる姿に我慢が出来なくなり蓮の下半身にも熱が集まっていく。 「ハハっほらまた硬くなってる」 「……いい性格してるじゃ無いか」 「お互い様でしょ? それより……俺、もっとお兄さんの事知りたいな……?」 甘く掠れた声で誘われ、思わずごくっと喉がなった。 「ねえ、シよ? 俺もう我慢できそうに無いんだ」 「や、流石にそれは……」  布地を押し上げる先端を指先でくるりとなぞられ、蓮は思わず息を飲んだ。 「大丈夫。任せて。最後までは流石にしないよ。……。それに、お兄さん、そういう状況好きでしょ? 散々焦らした責任取ってよ、ね?」 クラクラするような甘い声、妖艶な仕草。窓から差し込む月明かりに照らされた整った顔立ちに魅入られたように目が離せない。 気付けば、蓮は青年の誘いに首を縦に振っていた。

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