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一夜限りの……(雪之丞SIDE)

(雪之丞視点) なんで、こんなことになってしまったんだろう? 飲み会の帰り、ナギに「蓮としてみたいのか?」と尋ねられて「このまま付いてきたら本当に出来るかも」なんて唆されほんの少し期待していた部分もあった。 だけど、まさか3人で、だなんて想像すらしてなかった。 「ぅ、ぁっ」 ベッドのヘッドレストを枕代わりに背後から蓮に耳を舐められて、思わず口から喘ぎ声が漏れた。 いつもは自分一人で処理をしていたから、他人から与えられる快感に頭がおかしくなりそうになる。 「耳、感じるんだ?」 耳元で息を吹き込むように囁かれて、ゾクゾクとした快感が背筋を駆け上がった。 「ふっ、ん……」 「ビクビクってしてて可愛いね。こっちもギンギン。美味しそう」 なんて言いながら、ナギが躊躇いもなく雪之丞のソレを口に含んできた。先端を舌先で突かれたと思ったら、いきなり強く吸い上げられ、思わず腰が跳ねる。 「ひゃっ……あっ、ダメぇっ」 「ダメじゃないでしょう? ゆきりんの凄く硬くなってる」 「あっ、やっ……しゃべらないで」 「エロい声だね……もっと聴きたい」 蓮がタイミングを合わせたかのように耳穴に舌を差し込んできて、ぬるりと舐め上げられる。同時に陰茎を扱かれ喉の奥まで呑み込まれ締め付けられる感覚に、強烈な射精感に襲われた。 「あっ、んっ……も、ダメ……出ちゃう」 「イキそう? 出してもいいよ」 「ん、あ……っ」 ちゅうっと吸い上げられればひとたまりもない。我慢できずにナギの口に吐き出してしまった。 「はっ……はっ……」 荒い息を繰り返していると、蓮が労わるように背中を撫でてくれた。射精後の気怠さとその心地良さに、思わず身体を預けてしまう。 「ナギのフェラ上手かっただろ?」 「……ッ」 耳元で囁きながら、ぷっくりと勃ち上がり始めた胸の飾りを摘ままれて、また変な声が出そうになった。 「ここも気持ちよくしてあげる」 そう言って、蓮が耳の後ろをぞろりと舐めながら、両方の乳首をクリクリと捏ねる。 「やっ、それ……」 「嫌? 気持ち良くない?」 「へ、変な感じ……。なんか、ムズムズする」 「ふぅん。まだ改善の余地あり、かな?」 「えっ、な、なに?」 何を言われたのかわからず、振り返ろうとしたがそれより早く、また耳を甘噛みされた。尖らせた舌を耳穴にねじ込まれ熱く濡れた舌で嬲られる。 くちゅくちゅと耳の中で水音が響き、鼓膜に直接吹き込まれるような卑猥な音に眩みそうだ。 その間にも蓮の手は止まらず、指先は相変わらず両の突起を弄び続けているし、時折悪戯のようにカリっと爪を立ててくる。 痛いのか、痒いのか、痺れるのか、何とも言えないむず痒さが徐々に下半身へと集まっていく。

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