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第79話

まだ反応を示していない朝霧の股間に夏川が顔を伏せる。 「ああっ…ダメ」  夏川が朝霧の屹立に舌を絡める。  朝霧の腰が快感から浮きあがる。 「俺もっ、俺もしたい」  朝霧の訴えに、夏川は口角を上げると、自分のジーンズと下着も手早く脱いで、朝霧の体に跨った。  朝霧はすぐ目の前にある長大な夏川の熱を見て、うっとりと吐息を零した。  下半身が再び暖かい感触に包まれたことを感じた朝霧は、慌てて自分も夏川の屹立を握った。  顔を寄せ、匂いを嗅ぐと、いつもより強い夏川の匂いと少しの汗の匂いを感じ、朝霧は、堪らない気持ちになった。  双珠に舌を這わせ、血管の浮かんだ逞しい屹立を舐めあげる。  それだけで、朝霧は感じてしまう。  ふいに、夏川が朝霧の蕾を舐めた。  朝霧の腰がびくりと揺れる。  夏川は朝霧の蕾から屹立までの硬い筋を丁寧に何度も舐め、蕾に鼻先を埋めると、深呼吸をした。  夏川の鼻息を蕾に感じた朝霧は、眉を寄せた。 「いやっ、そんなところっ、ダメ。そこは……」  朝霧は、夏川の屹立を口から話すと、首を振った。 「嫌だったら、こんなに濡れないでしょ」  夏川が言った通り、朝霧の屹立は濡れそぼり、硬いままだった。  夏川はくすりと笑うと尖らせた舌で、朝霧の蕾の皺をたどる。 「あっ、ああっ、ん」  チュッと蕾を吸い上げられ、朝霧は背中を反らせると、軽くイッた。 「帝、俺のもちゃんと舐めて」  夏川に指示されて、朝霧は懸命に屹立の先端を口に含んだ。  塩気のある味が口に広がり、夏川のソレが更に硬くなる。 「ん、ふぅ、ん」  腰をカクカクと揺らしながら、中に侵入してきた夏川の指を朝霧が締め付ける。 「ここ、ちゃんと閉じてる。誰ともしてなかったんだね。偉いね」 「そんな、当たり前」  夏川に前立腺を揉まれ、朝霧が小さく叫ぶ。  慌てて己の口を塞ごうとする朝霧をみて夏川が微笑んだ。 「大丈夫。庭で準備しているあいつらに声なんて届かないよ。でも心配ならコレ、咥えてて」  夏川の滾った熱を口に押しつけられ、朝霧が根元までそれをしゃぶる。 「んっ、イイよ。上手」  夏川も朝霧の後孔を広げながら、屹立にキスをした。

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