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第4話 意地っ張り同士のふれあい(3)★
「そんな……勘違いみたいなこと」
言いながらも、橘の表情には迷いが見て取れた。高校生の恋愛観なんてそんなものだろう――そう思った瞬間、胸がちくりと痛んで――、諒太は苦笑した。
「勘違いだよ。一時の感情で行動するもんじゃない――そんなにエロいことしたいなら、ヌいてやるから」
まるで悪ふざけの延長だ。友達が遊びに誘うかのように口にして、橘の下腹部へと手を伸ばす。そこはスウェットの布地越しでもわかるほどに勃起しており、軽く触っただけでビクッと反応が返ってきた。
「ちょっ、先生」
「もうガン勃ちとか若いな……これキツいだろ」
言いながらソファーから移動し、橘の前に屈むと、下着ごとスウェットをずらしてやった。
露わになった屹立は硬く張り詰めていて、先端からは先走りの蜜が溢れている。長さも太さも平均をゆうに超えているし、括れから先の部分も大きい――たいそう立派な一物を目にして、諒太の喉が自然と鳴った。
(う、わ……元気なうえにご立派ときた)
どぎまぎしつつも、形を確かめるように指を這わせてゆっくりと握り込む。
根本から裏筋まで舌で舐めあげれば、橘が小さく息を漏らす気配がした。それを確かめつつ、今度は亀頭を中心に責めていく。
「ん、んっ……」
舌を硬くさせて先端の割れ目をほじるように愛でてやり、先走りが滲んでくれば、じゅるるっと卑猥な音を立てながら啜ってやる。
そうしながら、ドクドクと脈打っている竿を手で扱きあげた。緩急をつけて刺激を与え、舌で敏感な部分を刺激してやると、橘は辛抱ならないといった様子で腰を震わせる。
「橘、こうされるのいい?」
「っ……気持ちいい、です……けど、先生がこんなことしなくても」
「これくらい、いいって。もっと気持ちいいことしような」
自分の行為で相手が悦んでくれている――その事実に、どうしようもなく気分が高揚して、感化されるように屹立を口腔に迎え入れる。途端、橘が慌てたように頭を掴んできた。
「先生、待っ……」
「ん、はっ、橘のチンコでかすぎ――」
あまりの凶悪さに一度は口から離すも、なんとか口内に収める。
橘のものは、口いっぱいに頬張っても入り切らないくらいで雄々しい。顎が痛くて仕方ないけれど、同時に堪らなく興奮する。
「どう? こっちも……きほちいい?」
唾液を絡めながら頭を上下させ、カリ首を唇で強く圧迫してやる。すると、低い呻き声が小さく聞こえた。
「どう、って……咥えながら喋らないでくださいよ」
見上げれば、橘の表情は恍惚としていて歯を噛み締めているようだった。揺れそうになる腰を必死に抑えているのか、時折、膝が小刻みに震えている。
(腰、振ってくれていいのに)
こういった行為に慣れているぶん、そのようなことを考えてしまう。まさかとは思うが、
「もしかして、女の子ともこういうコトしたことない?」
「あ、当たり前じゃないすか」
問いかけると、橘は珍しく顔を赤らめた。
その様子が可愛らしく感じられて、諒太はふっと笑みを浮かべる。
今まで諒太が相手にしてきたのは、セックス慣れした年上ばかりだった。こんなにも初々しい反応を見せてくれる相手は初めてで、だからこそ頑張りたくもなってしまう。
「じゃあサービス、な」
ぽつりと呟いてから、今度こそ橘のものを奥深くまで呑み込んでみせる。喉の力を抜きながら嚥下していくと、ついに根元まで口に含むことができた。
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