33 / 51
―美少年達の危険な宴―
葉月は咲夜のその言葉に背筋を凍らすと、あまりの恐怖に取り乱して泣き叫んだ。
<b>『なんで僕なんだよ…!!』</b>
<b>『何でなんだよっ…!!』</b>
葉月は泣きながら咲夜に抗議するが、
咲夜はそんな葉月に一言いったのだった。
「もう決まったんだよ!」
「みんなもお前のこと犯したいってさ」
「良かったな葉月!」
咲夜がそう言うと、葉月は涙を流して拒絶した。
一人泣きわめく葉月に水霧は手を伸ばすと、そのまま服を無理矢理引き裂いた。
「いつまでもワガママいってんじゃねーよ!」
咲夜がそう言うと葉月は泣いてわめいた。
<b>『いやだっ!!』</b>
<b>『誰か助けてぇっ!!』</b>
葉月は部屋の中で声をあげて助けを求めた。
泣きわめく葉月を友也は黙って録画した。
咲夜は泣きわめく葉月を遠目から、
ニタニタと冷酷に笑ったのだった。
葉月は水霧の右手を噛んだ。
<b>『イッテェ!!』</b>
<b>「こいつ噛みやがったぜ!!」</b>
水霧の隙をつくと、葉月はベットから起き上がり。
部屋のドアへと全速力で走った。
咲夜は突然の葉月の行動に唖然となると、直ぐに皆に言った。
<b>『お前ら逃がすな!!』
『捕まえろっ!!』</b>
葉月は無我夢中でドアの方まで走った。
すると、葉月の目のまえに葵が柱の隅から現れると。
わざと葉月の足をひっかけて床に転ばせたのだった。
葉月は勢いよく床に転んだ。
ハッとして起き上がると、葉月のまわりを4人が取り囲んだ。
「葉月ちゃん捕まえた!」
友也はそう言うと、怯える葉月をアップで撮った。
「簡単に俺等から逃げれると思うのかよ?」
水霧がそう言うと葵は葉月の手を足で踏みつけた。
ともだちにシェアしよう!