別の触手は、脇腹をつつっと撫でた。 「ひゃぁっ、くすぐったぃっ、んぁ」 また別の触手は少年のほとんど毛の生えていない腋をもしゃもしゃと擽るような動きをした。 「はぁっ、っひぁ、は、やぁっ、腋ッ！だめぇぇ」 擽るような動きをしたかと思うと、今度は窪みに入り込むようにぐりぐりと押し込まれた。 「あぁっ！やぁっ…んぁぁ」 少年の白く柔らかな腹にも触手がぬるぬると這いまわる。 乳首と同じように腹をきゅうううっと吸われた。 「んぁぁっ！や、ぁぁぁ」 色白の肌に無数の吸われた後がついていく。 極細の触手が少年の形の良い臍に入っていく。 「ぁっ！やぁっ、んっ」 小さな臍を開くようにぐりぐりと奥へ進んでいく。 「ぁぁっ、おへそ…おくっ、入らないでぇ！」 細い、膝の裏や脛、太腿なども擽る。 「ぁぁっ、ふぁぁ、や、ぁ、はぁんっ！だ、めぇっ！そんなにいっぱい…っ、いじっちゃやぁぁっ！」 触手は少年の全身を愛撫するように動き回った。 そしていくつかの触手が、少年のペニスに巻き付いた。 「ぁっ、だめ！おちんちん触らないで！」 少年の叫びを聞いた村人たちがささやくように言った。 「ぷっ、かわいいな。おちんちんだって」 「まぁ確かに"おちんちん"って感じだもんな、小さくて処女の様なピンク色だ」 「見た目通り、まだまだ子供だな」 「でも子供にしては随分いやらしい身体をしている。乳首なんかもうぷっくりと立ち上がっている」 「あぁ、なんだか変な気分になってくるな」 村人たちが口々に勝手な事を言っているのが聞こえてきた。 触手による快楽に捕らわれて忘れていたが、自分の事をたくさんの村人たちが見ている。 裸にされ、儀式という名の凌辱を受け、感じて、嬌声を上げている自分の姿を大勢の大人が観察しているのだ。 「やだ…やだやだッ！見ないで…っ、見ないでください…！」 少年はとてつもない羞恥に襲われ訴えた。 「何を言っている。これは儀式だ。儀式は村人たちに見守られながら行わねばならないのだ」 村人の一人が答えた。 「ぁ、ん、こんなの…、もうやめたい！恥ずかしいですっ！助けてください…っ」 少年はなおも訴える。 「助ける？神への捧げ者に選ばれるなんて光栄なことじゃないか？なぜ助ける必要がある？」 「そんな…っ、だったらせめて見ないで…っ、こんな姿、ぁ、やぁぁっ！」 だだをこねる少年を叱るように、触手が少年のペニスをぎゅっと強く握った。