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2 近藤翼は鬼畜男です
雷と大雨と僕のは夢はいつもこんなのばっかだ。
夢の中に小屋が出てくるときがある、そこにはたくさんの写真と本が置いてあった。
そしてその写真には小学生時代の僕と奏が写っていた。
懐かしいあの頃が一番好きだった。
でも今はどうしてこなってしまったのか僕にも分からない。
Ωってどうして上手くいかないのか。
僕の首には隣で寝ている男の歯形があった。
寝てる時は可愛い顔してるのに起きたら手のつきようがないほどに鬼畜男、、。
しかも会社の社長。
環境はいいのかもしれない、でも望んでない番。
この男には他のΩの番がいる。
なのに僕とよく寝起きを共にしていた。
愛されているのか愛されていないのか本当に疑問だ。
出会いは最悪だったから。
しとしとと冷たい雨が降る路地裏、本家から追い出され分家に移ったけどその先でもΩとしての扱いを受け逃げ出した。
発情してうつ伏せで倒れているとこの男に契約を持ちかけられた。
「俺の番にさせる代わりにΩとしての役割を与えてやる」って言われた。
あの時は本当に早くこの状態から抜け出したかったから思わず「うん、なんでもします」って言っちゃったけど……正直こうなるなんて思わなかった。
やっぱりこの男も僕のことはΩとしての扱いをしてくる。
ベッドから起き上がりシャワーを浴びに行く。
ガラっと開く音がして後ろを振り向くと翼がいた。
「おはようございます」
髪の毛をくしゃくしゃとして使っていたシャワーを僕から取り上げた。
……。
分かってはいたけど返事返してくれないな。
ならと思い出ようとすると腕を掴まれ壁に挟まれた。
「言わなくても分かるだろ?」
これはセック○するときの合図だ。
「はい」
そのまましゃがみ性器を口に含む。
舌で転がしては喉奥で吸い、男を喜ばせる。
「今日、高崎のボンボンどもが契約更新にくるから、お店予約しておいて」
「はいっ」
「カラー忘れるなよ」
「はいっ……」
番は成立しているのにカラーをする意味はどこにあるのだろうか。
というよりもこの男は番になっても僕をαとの間に置く。
どういう神経してるんだよってツッコミたくなるけどなにされるか分からないから従う。
ビクっと大きくなると口の中にドロっと精液を流し込まれた。
頭を掴み喉奥に性器が入り込むと逃げ出せない、苦しい。
息を吸い込みたいがために体を上下に動かしゆっくりと体の中に落ちていく精液を感じた。
「ゲホゲホっ///」
喉奥から取り出すと顔にも精液がついた。
「後ろ向け」と言われ
イキリ勃ったそれはなんの躊躇もなく挿入された。
「いひっ///」
浴槽に掴まりながら出し入れを繰り返す。
「あんあん//」
口からは思わず先ほど飲み込んだはずの精液が滴り落ちていた。
浴室に響く性器がぶつかりあう音。
僕の心は満たされないけど体は満たされていく。
でもやりたいのはαである翼だけ中で激しく突いて大きくして限界まで来ると射精した。
「はぁはぁ……」
「支度する」といいシャワールームから出て行った。
「はぁはぁ……」
息を整えながら体にシャワーをかけ僕も支度をした。
会社までは迎えがくる。
さすがは社長
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