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叔父さんとの夜
10分もせずに、太一はベッドに戻った。余程待ち遠しかったのか、些か興奮しているように見える。
「ちょ、待って太一。僕もうさっきいっぱいシてもらったから····。今日はほら、もう寝よう?」
「ふふふ、おじさんの元気を甘く見てたな? 大丈夫だよ。お前、若いんだからまだまだイけるって」
訳の分からない持論を持ち出し、容赦なく僕を組み敷いてしまう。このマイペースな所も男らしい力強さも、やはり僕には無いもので、僕はそういうところに惹かれてしまう。
そして、僕もまた押しに弱いと知った。
「もう····、1回だけだよ?」
「わかったよ。ほら、力抜いて? 唇ギュッてするのやめて?」
「だって······まだ緊張するんだよぅ」
思わず全身に力が入ってしまう。だが、太一の優しいキスとは裏腹なやらしい指遣いで、僕のお尻は既にグズグズになっている。
こんな状態になって、恥ずかしい声をあげている事がなんだか気持ち良い。僕ってこんなに厭らしい人間だったのか。
「か··可愛いな、お前ホンットに。煽るのやめてくれよ」
「ふぇ? 何が? 煽ってなんか····ないんだけど、んんっ····」
だんだんと、太一の指が激しさを増す。さっき、あんなに解してくれたのに。『少しでも痛くないように』と太一は眉間に皺を寄せながら言う。
こうして僕はまた、太一という深みに堕ちてゆく。
「もう、わけわかんない····。好きにしていいから、もうさ、早く来て?」
「はぁー····それだよ、煽ってるっつぅのは。本当に好きにしていいんだな? 言ったからな? 加減できねぇぞ」
「んぇ? 加減って····ん゙あ゙ぁっ」
太一が深く挿入 ってきた。全身を撫で回しながら、首筋に吸いつく。
僕も応えたくて、懸命に太一の頬にキスをした。すると、太一は僕を食べるみたいに口付けてくる。
太一が絡めてくる舌に上手く応えられない。どうすれば太一も気持ち良くなるのか、考えているうちに息が出来なくなって、太一を力なく押し返す。
太一が僕の中を掻き回続ける所為で、自然に声が漏れる。
もうすぐ、僕のナカが太一で溢れるんだ。先を想像しただけで、腹の下辺りがズクンと疼く。
「太一····僕、もうイケない····」
「大丈夫。ほら、気持ち良いのに身を任せてみ?」
何だろう、コレ。頭が真っ白になるような、意識が飛んでしまいそうな、ふわっとする感じ。
ズクンとした疼きがギュッと締まるような感覚。もう出ないのに、イく感覚だけが押し寄せる。
「コタ、出すぞ」
「んぁ····んっ、いいよ······早くきて。僕も――」
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