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叔父さんとの毎日
昼前に目が覚めた時、僕は自分のベッドで寝ていて、太一は家に居なかった。
リビングへ行くと、テーブルに置き手紙とポカリが置いてあった。
『昨日はヤりすぎた。すまん。体は大丈夫か? 役所に行くだけだから、すぐに帰る』
言葉通り、太一はすぐに帰ってきた。
太一の絶倫 に付き合わされ、少し不貞腐れていた僕へ、詫びと称したシュークリームを買ってきたらしい。単純な僕は、これだけで充分許せてしまう。
これが、惚れた弱味というやつなのだろうか。
「おう、起きたか。昨夜 は悪かったな。無理させちまっただろ」
「ん、平気。僕の方こそごめん。その、ベッド····」
「あ〜、全然気にすんな! 俺の所為だしな。調子に乗りすぎた。お前が良すぎるもんだからつい、な」
そう言って太一がまたニカッと笑う。あぁ····、こんな毎日が、永遠に続きますように。
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