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もっと、僕を

「はあっ……はぁっ……はぁっ……」  僕は 、イッたあとの気持ちいい疲労感を感じながら、くたっとベッドに横たわった。目を瞑っていたから、写楽の行動には全く気付かなくて……だからそれはいきなり、だった。 「ひっ!?」 「お前さっき、下も触ってって言ったよなぁ」  それは、写楽の指だった。僕の出した精液を使って指を濡らし、僕の後ろの穴に指を一本埋めようとしていた。 「あ、あ、うそっ……!?」 「お前が欲しがったんだろ」  確かに触ってとお願いしたけど、ソコまでは求めていなかったのに……彼の指はどんどん僕のナカに侵入してきて、僕のカラダはその動きに一切抵抗しない。するわけがない。 「つーか、すげぇあっさり指入るんだけど。……お前、もしかしてココでもオナニーしてんのかよ?」  だから、嫌だったのに……ソコを刺激されたら、僕はもう…… 「あ、アッ、あんっ」  彼の指が、僕の穴を何度も抜き差ししている。入口の浅いところを擦られて気持ちいい。 「マジかよ、しかも学校でだろ?マジでお前変態すぎて引くわー。つーかウケるんだけど」  あぁ、もっと言って…… 「しゃらく……っもっとぉ……」  もっと僕を蔑んで…… 「もっと何だよ、具体的に言ってみろって」  写楽の指の動きがもっと速くなって、僕はその動きに合わせて腰をゆらゆらと動かしている。いまは僕の妄想なんかじゃなくて、本当に写楽がその綺麗な指で汚い僕のナカをいじくっているんだ。そう思っただけで興奮して、気持ちよくて、もっと欲しくて、言葉も、刺激も。僕は叫ぶように言った。 「もっと指入れて……!僕のナカ、ぐちゅぐちゅってしてぇっ!」 「このっ……変態!」 「ひああぁッ!」  一気に三本、挿れられた。 「お前ホントに、どこでこんなエロいこと覚えたんだよ?俺の指、マジ美味しそうにくわえやがって!ケツ穴がそんなにキモチイイかよ?おらっ!もっと鳴け!」 ……どこで? 「アッ、あんっ!ひぁっ!?そこっ!」 「あ?ここ?」 「やっ、だめえぇっ!ぜんりつせんだからっ、強くされたらイッちゃうぅ!!」 ……どこで覚えたの? 「あぁ?ココが噂の……男がナカで感じるトコかよ」  写楽が前立腺を弄るのをやめてくれたので、なんとか再び射精するのはとどまった。 「はあっ、はぁっ、はぁっ」  僕のペニスは再びパンパンに膨れて、今にも破裂しそうだ。指でいじくられてそのままイキたかった。イキたかったけど…… 「お前、もう女と何も変わんねぇな」 もっと、別のものが欲しくなった。 「あっ!?」  写楽はいきなり僕をうつ伏せに転がした。昨日素股をしたみたいに、四つん這いで腰だけを高く上げさせる、本物の犬みたいな格好だ。 「いや……」  もう、素股は嫌だ。あんな、遊びみたいなの……。 「あ?」 「写楽のが、欲しっ……アッ」  後ろの孔に、熱くて質量感のあるものが押し付けられた。 「俺のチンポが欲しいか?」  僕は首をできるだけ曲げて、僕の後ろで獣じみた笑顔を浮かべる写楽の顔を見た。笑ってはいるけれど、写楽も余裕なんてないということが息の荒さと口調で伝わってきた。でもきっと僕は、写楽の数倍は余裕なんて、ない。 「欲しいよぉ……」  僕は腰をへこへこ動かして、自ら写楽のペニスの先を自分の穴に擦り付けた。 誰が見ても最低で浅ましすぎる、僕のカラダ。 「もっと、欲しがれよ」 「写楽のが、欲しいよぉ……っ」 「もっと言え」 「……っっ、写楽のちんぽ、入れて!欲しい、欲しいよっ!僕のナカ、ぐちゃぐちゃにして!僕を犯してぇっ!!」 「ハッ!じゃあ、タップリ味わえよ!」 「ひぁっ!!」 熱い塊が、ずぶずぶと僕のナカに押し入ってきた。 「アアアアアーッ!!」  ゆっくりだったのは最初の一瞬だけで、写楽は僕のナカの摩擦の抵抗を物ともせず、その太くて長いペニスを僕のナカに根本まで思いっきり突き入れた。  その瞬間、僕の頭の中で何かがプツンと切れる音がして、僕は反射的に射精すると同時に、そのまま意識を飛ばした。

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