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直接、触って
「でもお前、やっぱりドエムだな。苦しくても全然チンポ萎えてねぇじゃねぇか」
「アッ」
いきなり、足でグッとソコを軽く踏まれた。突然の刺激に、ビクッと身体が跳ねる。
「俺が気付いてないと思ったか?」
「アッ、あぁっ、ん」
今度はぐりぐりと強めに踏まれた。踏まれて痛いはずなのに、痛みよりも快楽の方が強い。
「お前、俺の足だけでイケそうだな」
「やっ」
「嫌?じゃあ昨日みたいに胸だけでイカせてやろうか」
「はぅ……ンッ」
写楽は僕の性器を踏むのを止めて、割烹着と作務依の上から胸の辺りを刺激してきたけど、正直全然物足りない。
「なぁ、どうしてほしいのか言えよ。淫乱」
「っ……」
「言えるだろ?エロいことが大好きな、ドエムの遊君?」
いつもと違う呼び方をされる。それだけで興奮してしまう僕は、きっと変態で間違いない。
「ちょくせつ、触って……」
「じゃ、服全部脱げよ」
前を寛げたままの彼の性器がまた勃起しかけている。再びソレにむしゃぶりつきたい衝動を抑えて、僕は着ているものを脱いでいった。
もどかしい手つきで割烹着と作務依を脱いで、最後にパンツも脱ぎ捨てて、一糸纏わぬ姿になった僕を写楽はベッドへ引き上げて寝転がし、そのまま僕に馬乗りになった。
そして彼もまた、服を脱ぎ出した。電気に煌々と照らされている明るい部屋の中で、徐々に裸になっていく彼の姿を瞬きもせずにじっと下から見つめた。
心臓が止まるどころか、破裂しそう。ていうか僕鼻血出そう。
「見すぎだっつの」
「うっ」
熱い視線に気付かれて、サクッと突っ込まれた。正確には見惚れていたんだけど。
「……それと、勃たせすぎだから」
ピンッと指先で性器を弾かれた。
「ひぁッ!」
「いい反応」
そのまま彼の身体が上からゆっくりと落ちてきて、僕の首のあたりに顔をうずめると、いきなりガリッと首を噛まれた。
「痛ッ!」
思わず大きな声をあげたけど、写楽は顔は上げずに今度は噛んだところをくわえるように口で覆い、思いっきり吸われた。
「い、あぁぁッ!」
「ハハッ!……猟奇的」
彼のその言葉に、どんな痕が付いてしまったのかが軽く想像できた。明日も学校なのに…ていうか、もうすぐ園に帰るのに。
「安心しろよ、デカすぎてキスマークには見えねぇから。……お前は俺専用っていう印だ」
「専、用?」
「俺だけのペットってことだよ」
「……!」
僕はこの時、いったいどんな顔をしていたんだろう。驚いていたのか、それとも笑っていたのか。
「……嬉しそうな顔、しすぎだっつの」
心臓だけじゃなくて 、頭も破裂しそう……。
*
「あ、あ、あんっ!」
「チュパ、チュパ、何でお前、こんなに乳首感じんの?」
「わ、わかんな……、あんっ!」
「ペロッ、レロッ、ほんとに女みてぇ」
先程の僕の望みを叶えるべく、写楽は口と舌と指先で、僕の胸に直接愛撫してくれていた。気持ちよすぎて、また乳首だけでいっちゃいそう。でも、いやだ。もっと、もっと触って欲しい。僕の、色んなトコロ、写楽に……。
「あ、あっ、下も……」
「あ?何」
「しゃらく……下も、触ってぇ」
屋上で自分でシろと言われた時は、恥ずかしくて泣いてしまったというのに、僕は ねだるのだけは一丁前だ。さっき踏まれた時の刺激が忘れられなくて、もっと色々してほしくて、僕は自ら脚を拡げて涙目で写楽に懇願していた。
「っ……」
彼の喉仏がゴクリと上下するのが見えて、思わず僕もソコに噛みつきたい、と思った。
「あっ……!」
彼の右手が、僕の性器を包み込んだ。そのまま上下に激しく動かされて、僕は喘ぐことしかできなくなる。
「ひぁっ、あっ、あんっ!」
「気持ちいいかよ?」
「いいっ!キモチイイッ、写楽っ!」
僕の先からはすでに先走った液が大量に溢れていて、写楽が手を動かすたびにグチュグチュと卑猥な音がする。
それと同時に、左手では乳首をぐにぐにと引っ張られてて、気持ちよすぎてもう、ダメ。
「も、イくっ!イっちゃうぅっ!写楽っ!」
「ハハッ、えっろ。いいぜ、イケよ」
「あっ、アッ、はぁんっ、アアーッ!」
僕は写楽から与えられる刺激に我慢できず、促されるままに 彼の手の中に吐き出した。
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