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第一幕・太宰

 其れは或る日前触れも無く突然に  中也と夜の伽が出来なく為った  体調は悪く無い、精神状態にも問題は無い筈だった  自分を見下ろす中也に、穿たれる熱に、混み上がる不快感を抑え切れず其の場で嘔吐した  心から心配する中也の気持ちは伝わって居たのに、触れられるだけでも全身に鳥肌が立つ程不快感を覚えた  中也を拒絶して仕舞った事に一番驚いて居るのが私自身だった  他の人に抱かれてみる事で、根本的な原因を突き止めようとした  行為の全てが駄目なのか、中也相手だけが駄目なのか  結果は失敗に終わった  中也以外の存在に、私の心が悲鳴を上げていた事に気附いて了ったからだった

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